575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

炎暑お見舞い申し上げます。   麗

2018年08月02日 | Weblog
昨夜は寝苦しい夜でした。一晩中27度のクーラーをつけていたのに汗をかいていました。
でも朝からセミたちは元気です。
セミの抜け殻をみると思い出すのは、母が何度も話してくれた子育て中のひやっとしたお話。

私がまだ1歳ぐらいの時、せみの抜け殻を兄が家の中に持って来て、机の上に放置しておいたそうです。それを私が一人でむしゃむしゃと食べてしまったそうです。母が気づいた時には満足げな私の口元からセミの足が出ていたそうな?(ちょっと話を盛ってる気がします)

食いしん坊だったのでしょうか?またある時は、兄が水疱瘡にかかって母が薬を皮膚に塗っている間にも、枕元にあった甘い飲み薬を私がごくごくと一気飲みしてしまったそうです。
さすがにその時、母は青ざめ、足は震え、お医者さんに駆け込んだそうです。抱っこして走ってもちっとも足が進まず。。。でも私は、母が走ってくれるのが嬉しいのか、ニコニコ笑っているというお話です。

この繰り返し聞かされた私の子供の頃の思い出話を、今、母が覚えているかな?と思い先日、施設にいる母とケータイでおしゃべりした時に聞いて見ました。

私「お母さん、私が子供の時、セミの抜け殻食べたの覚えてる?」
母「覚えてるよ。おいしそうに食べてたわ~」(笑)
私「お兄ちゃんの薬、一気に飲んだことは?」
母「あんな怖かったことなかった!!死ぬかと思ったわ。でも先生があの薬は大丈夫って言ってくれて。。。」
としっかり記憶されていました。
新しいことは覚えられなくなっているけど思い出話はできるのでまたおしゃべりに帰ってあげたいと思っています。

            蝉しぐれ同じ話を何度でも  麗
コメント (4)
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