東京オリンピックのあと、一斉を風靡したスーダラ節。
『わかっちゃいるけどやめられない』と唄う植木等の声が、
高度経済成長期の日本人の心を捉えました。
青島幸男が、植木の口癖であった「スイスイスーダララッタ~」を
ヒントに作詞。しかし、真面目な植木は歌うことを躊躇したそうです。
この時、浄土真宗の僧侶だった父の植木徹誠は、
「『わかっちゃいるけどやめられない』は人間の矛盾をついた真理で、
親鸞の教えに通じる」「必ずヒットするぞ」と励ましたといいます。
父の言う通り、発売されるや否や「スーダラ節」は大ヒット。
スーダラ節で日本人が浮かれていた頃は、昭和の桃源郷だったのかも。
浮草と言う季語もピッタリで・・・・見事な文明批評になっています。
遅足