出席が7人と、ちょっとサミシイ感じでしたが、
相変わらず笑いのあふれた句会でした。
立雄さんの選句を頂きました。最終結果です。
題詠「六月」
①父の日や水無月の菜食卓に(立雄)能登
②水無月や飛行機雲の崩れ行き(結宇)朱露・鳥野・遅足
③六月や園児の腕に雨重し(晴代)鳥野・童子・狗子・静荷
④六月の湧き水眩し和紙の里(亜子)愚山・愚足・晴代・静荷・郁子
⑤六月の死は重く空に漂う(能登)狗子
⑥六月の穴があくびを噛み殺す(遅足)愚山・愚足
⑦六月やアザラシのただ周遊す(愚足)鳥野・童子・麗子
⑧水無月やアクアマリンの恋をして(麗子)狗子・亜子
⑨六月や空気の読めぬ人とゐて(静荷)愚足・朱露・能登・童子・亜子・郁子・立雄
⑩六月予行演習する幽霊(狗子)能登・晴代・静荷・郁子・麗子
⑪六月やよくぞここまで生きてをり(愚山)遅足・亜子・麗子・立雄
⑫水無月の波紋ひろがる恋心(郁子)愚山・朱露・遅足・晴代・立雄
自由題
①切れそうで切れぬ現世の蜘蛛の糸(亜子)愚山・遅足・狗子・立雄
②川べりに咲くくちなしの白さかな(愚山)鳥野
③帰り途しばしを月のあじさいと(遅足)亜子・郁子・麗子
④胸元にターコイズの青夏来る(麗子)能登・童子・遅足・晴代・郁子
⑤部活動声かすれあり夕葵(晴代)朱露・狗子・静荷
⑥蛙の子天から降って水無月来(静荷)愚山・愚足・朱露・鳥野・遅足・亜子・麗子
⑦五月雨に風鈴を聴く夜明けかな(愚足)愚山・能登
⑧今日傘いる?聞くのが日課かたつむり(郁子)晴代・静荷・麗子・立雄
⑨つくばひや天蓋余る雲の峰(結宇)愚足
⑩梅花藻の咲きたる村に天女住む(能登)童子・狗子・郁子・立雄
⑪出口なき記事の溢れる梅雨の入り(立雄)愚足・朱露・鳥野・童子・晴代・静荷・亜子
⑫昭和の灯夜店のお化屋敷かな(狗子)能登
番外 六月や金魚の墓を立てにけり(麗子)
次回は7月15日(水)午後6時 安田屋
題詠は「雷」です。