波照間島の西の方、冨嘉(ふか)集落に「あやふふぁみ」という名の食堂があり、
料理は美味しいし、いつも猫が居るので時々昼食を食べに行っています。
でも店名の「あやふふぁみ」って何だろう?
メニューの片隅見たら店名の由来が書いてありました。
昼でもない、夜でもない、そんな夕暮れ時の不思議な心癒される光の時間帯、
それを島言葉で「あやふふぁみ」と言うそうです。
たしか沖縄本島にも同じような意味で「あこーくろー」という言葉がありました。
大和の言葉で言うならば「おうまがとき」に相当するのでしょうか?
でも沖縄本島から八重山諸島にかけては、この時間帯を一日の締めくくり、
心安らぐ時間帯ととらえているようです。
日が西の水平線に沈み、暑かった一日の労働が終わり、夕餉のかおりと
三線のつまびきが聞こえて来るようなひと時、それが「あやふふぁみ」
なんだろうなと勝手に解釈しています。
今年の波照間島は、曇り・雨・強風に低温で「あやふふぁみ」が全くありません。