
1648年、波照間島の住人約40名が「パイパティローマ」を目指して島を脱走したと
琉球王府の公式記録に記されています。
「パイパティローマ」とは、パイは南、パティローは波照間島、マは愛称、
遥か南の海に有るとされる伝説の島「南波照間島」のことです。
神々の住む楽園「ニライ・カナイ」の伝説か、台湾東部の離島「火焼島・蘭嶼島」か、
マラッカまで行ったという説も有りますが、いずれも伝説ということで。

大雪の山中にある神々の遊ぶ庭「カムイミンタラ」、神様の住む所は荒々しくも美しいのです。
それにしてもその昔、アイヌの人達はこんな標高2,000m近い所まで何しに行ったのでしょう。
神様に会いに行ったのか、狩りに行ったのか、それともただの物見遊山か。

その昔、暇人が山歩きに疲れ果てこの雲海の彼方に、温泉に入って冷たいビールを飲む
幻覚を見た所です。
もう一度見てみたいな幻覚を・・・・・じゃなくてこんな雲海の風景を。
冬になり暇になると、青い海と緑の楽園、温泉に冷たいビール、こんなことばかり頭をよぎります。