
音もなく細かい雪が舞い降りる森の中、完璧な静寂の世界・・・・・のはずなんだが。
物心ついてから今日まで激しい耳鳴りに悩まされている、したがって完全な静寂の世界を知りません。
シーンという連続音とジンッ・ジンッという心臓の鼓動音が常に頭の中で鳴り響いている。

ハンノキに張り付いた地衣類、ここまで成長するのにどれ程の年月がかかったのか。

ある程度成長すると胞子を飛ばして枯れてしまうのかな、右下に皿状の子器が見える。

凍てついた小川の流れに雪が舞う、寒いなぁ。

何も考えずに暖かい所へ行きたい、年を取るとそんなことばかり考えている。