人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

逢魔が刻

2016年09月07日 | 今日の雑感雑記


夕方の薄暗い時、禍の起こる時刻、黄昏時の意であるが、街明かりがギラギラの現代では存在しない時間帯。
では街明かりの無い山中での夕暮れ時を逢魔が刻と言うか、言わない、あくまでも人の住む所での話である。
この感覚は、平安時代の京の街や江戸時代のほとんど街明かりの無い市街地で生まれたものだろう。
あの辻を曲がった先の暗闇にひそむ魔のもの(追剥やなんか)が実際に存在した時代、または心の中に存在した時代。
今では夕暮れ時に限らずいつでも禍は起こる、夜でも昼でも24時間が逢魔が刻だ、ある意味情緒が無いなぁ。