そうだっ、端っこへ行こう・・・・思いついたのが厚田村の無煙浜です。
石狩湾の海岸を、銭函からどんどん北上し石狩川河口を過ぎ厚田村に入ると
無煙浜で砂浜が途切れ、石狩浜のドン詰まりの端っことなるのです。
流木の打ち上げられた砂浜を、段丘崖の裾に沿って歩いて行きます。
そして砂浜の途切れる所、ここが石狩浜のドン詰まりの端っこだ。
だからどうなんだ?・・・・と言われても、ただ暇なだけです。
今では訪れる人も無く、夏草が生い茂り廃屋が点在するのみの無煙浜。
荒涼とした無煙浜、明治五年に伊達邦直主従が入植のため上陸したが、
不毛の砂地だったため当別に移り開拓を始めた。
この開拓の苦労を描いたのが本庄陸男の小説「石狩川」、と物の本に書いてあった。
段丘崖の上から覗いてみる、足下が相当にオソロシイ。
ここが人煙果てる無煙浜のドン詰まりの端っこ、よほどの物好きか、暇人か、
バカでなければ行かない所。私の場合は、その全てに該当します。
無煙の地名の由来は、アイヌ名の「フラ・ウエン・トマリ」のウエンが訛ったもの
と言われている。意味は「臭いが悪い舟入澗」、付近で石油が滲みだしているからだろう。
段丘面の上に目を転じれば、一帯は別荘地でざっと見に100軒以上は建っており、
人煙果てる無煙浜とは別世界が広がっている。
「石狩湾への落日が綺麗」で売り出しの別荘地、確かに綺麗だろうね。
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