人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

雪と豆腐とバラの花

2013年02月05日 | 今日の雑感雑記

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今日から札幌雪祭りらしいが、窓の外はこれでもかっ!って言うぐらい雪が降っている。

ベランダの温度計はマイナス5°を示しているが、ストーブと加湿器を全開にして

部屋にこもっていれば、それはそれで快適な生活を送れる。

当面の食い物は冷蔵庫に入っているし、暇つぶしに料理の真似事など

していれば食うに困らない。

衣食住に関しては、やはり旅先よりも我が家に居るほうが良い。

でも、窓から雪景色ばかり見ているのはつまらんなぁ。

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島に居たときのある日の夕食のメニュー、泡盛のコップ酒・ロールパン・リンゴ

豆腐にニンニクの味噌漬け・・・・以上終わり。

相当に貧しいのであるが、この豆腐は島豆腐である。

あの柳田国男に「野武士の如き剛健なる豆腐」と言わしめた島豆腐なのである。

夕方5時ごろ共同売店へ行くと、たまに出来立てのアツアツの島豆腐が

ビニール袋に入って一丁170円で売っている。

食い物の味は言葉や文章では表現できないので、ただ一言「美味かった」とだけ。

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一月中旬に咲いていた露地もののバラの花。

衣食住に不自由はするが、近所を散歩すれば真冬でも花々が咲いている。

やはり南の島への旅はやめられませんな。


波照間島の夜空とはいえ

2013年02月04日 | 自然観察

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1月16日午前5時40分、波照間島の標高40m程の段丘崖の上から南の海上を見る。

月の入りは23時00頃なので月明かりはない。

日の出は7時30分頃、まだ2時間近くある。

空が明るい、地上の風景も見える、この光はいったい何なのか。

星明りというが、この光は頭上から降ってくる光ではない。

手元も足元も、周りの空間・空気全体がボーっと光を放っている、そんな感じ。

この夜の風景は、高感度のデジタルカメラだからこそではなく、

遠視・近視・乱視のこの年寄の目にもこの様に見えるのである。

南十字星とケンタウルス座の間のうっすらとした光の帯は、天文薄明の始まりだろう。

では地上を照らすこの赤っぽい光は何なのか?

実はこれ、人口500余名の集落の街路灯であるナトリュウム灯の赤い光が

湿度の高い(80%程)空間に拡散して、島の上空全体の夜空を光らせていたのであった。


波照間島で南十字星を見ると

2013年02月02日 | 自然観察

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2013年1月22日 午前4時52分、波照間島の南南東の空です。

集落から数百m農道を南へ、海の見える所まで行けばこの様な星空が広がります。

集落は背後、波照間島灯台は東側、人工の明かりは全くありません。

では南十字星(南十字座)付近を拡大してみましょう。

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PENTAX  K-5 Ⅱ 35mm換算60mm  F 5.0 露出 33秒 ISO3200で撮りました。

北緯24°の波照間島で南十字星の高度が最も高くなる南中時刻は

1月10日 午前6時頃 2月10日 午前4時頃 以下ひと月に2時間ずつ早くなります。

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波照間島で南中時のα星の高度は約3°、γ星は約9°の位置になります。

一等星であるα星が二等星であるγ星より暗いのは、大気減光のせいです。

南半球で見る南十字星は、ギンギンに光り輝く南天の天の川の中に有るのですが、ここからはかろうじてエータ・カリーナ星雲が写っているだけです。

南中時の星の高度は次式で計算できます。

南中時の高度(h)=90°-σ(観測地の緯度)+δ(星の赤緯)

α星の赤緯は約-63°ですから、ギリギリ北緯27°の与論島から

南十字星の四つの星を見ることが出来ます。


高度12,000mから桜島

2013年02月01日 | 写真

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2013年1月28日14時20分頃、那覇空港発新千歳空港行き全日空機が

高度12,000mで鹿児島県上空に差し掛かった時、桜島が噴火した。

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やはり飛行機は速いもので、二枚目を撮ったときには真上にきていた。

この噴煙の下に住んでいる人たちは、どんな生活をしているのだろう。

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大隅半島から志布志湾上空を漂う火山灰、この日は何回か噴火が有ったみたい。

こうして日本列島を上空から眺めれば、火山噴火・地震に津波・台風や豪雪など、

自然災害の見本市みたいな国土だ。

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開聞岳と池田湖、火山噴火の跡だらけ、やっぱし薩摩の国は火の国じゃのぉ。