人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

ガラスの浮き球

2014年04月12日 | 今日の雑感雑記

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「散歩の収穫」は赤瀬川源平だが、暇人の散歩の収穫はガラスの浮き球である。

今日銭函海岸へ散歩に行って、波打ち際で小さなガラスの浮き球を拾った。

今時ガラスの浮き球は珍しい、しかもほとんどキズが無い、何年も海上を

漂った後此処に打ち上げられたのか。

小さなガラスの浮き球に思いを馳せてみるものの、所詮暇人の収穫は浮き球一つ。

それ以上は画にも文章にも成らないのである。

島崎藤村はヤシの実一つで詩を書いた、それも柳田国男からの聞きかじりで、

暇人にとっては、浮き球は浮き球以外の何物でもないという現実しか頭に浮かばない。

「故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月」

ふむふむ・・・解る・・・この浮き球も同じ様な歳月を送ったのだろう。

でもその後の詩文「孤身(ひとりみ)の浮寝の旅ぞ~いずれの日にか国に帰らん」

までは自意識過剰に思えるのだが、黙って「海の日の沈む」を見ていれば良いものを。

思いを自己の内に留めて置くことが出来ないのが芸術家なんだろうな。

でなければ、作品が後世に残らない。


今日の一枚 リュウキュウトロロアオイの実

2014年04月11日 | 野の花山の花

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アオイ科 リュウキュウトロロアオイ (琉球黄蜀葵)の実

2007年12月に西表島の道端で撮った写真なのだが、当時も今も無知な暇人は

「何でこんな所にカカオ豆の実が?」などと思いながら撮った記憶があります。

少なくとも「このオクラ、色が黒くて太っている」ぐらいは考えても良いものを。

蛇足ですが、トロロアオイの「トロロ」とは、和紙を漉くときに使う「ねり」を

トロロアオイの根を潰して作るからです。

さらに蛇足、オクラもアオイ科で同じ仲間です。


春らしくなってきた

2014年04月09日 | 写真

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昨日は一日中雲一つ無い快晴。

裏山の滝ノ沢林道から、石狩湾越しに暑寒別の山々がクッキリと見えていた。

フキノトウ採ってきて蕗味噌を作ったり、今朝はフキノトウの味噌汁、

ほろ苦い春の味と香りを堪能しました。

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ハンノキの雄花が伸びてきて、雌花もふくらんできた。

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春にバンザイのオオカメノキの花芽です。

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夜になっても雲一つ無い晴天、家の窓から北西の星空を撮ってみた。

都会の夜空はあまりにも明るく、これが限界です。


手稲山スキー場クローズしました

2014年04月08日 | 野歩き山歩き

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手稲山スキー場は一昨日クローズしました。

人影の途絶えたゲレンデをシール付けたスキーで登って来る人が一人二人見えます。

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頂上付近の積雪はまだタップリと、圧雪されていないがツボ足で頂上まで行けた。

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手稲神社奥宮の石室が姿を現し始めた、融雪が進んでいる。

右奥の雪崩斜面に亀裂が入り今にも落ちそう、山の中にも少しずつ

春の気配が感じられる様になってきた。

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手稲山地滑りの崩土塊の上に作られた諸施設、大規模な地滑り地形であるが

五万年も経てば人間の役に立つ。


月面に隕石衝突の瞬間・・・ウソです

2014年04月02日 | 写真

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4月1日19時24分、月齢1.7の鎌の様に細い月が西の山の端に沈む。

地球照の部分に微かな光点が見えるのは、地上の明かりのハレーションです。

今月15日は満月で、東日本では月の出時に部分月食が見られる。

地上の照明は小樽スノークルーズオーンズのゲレンデ、人影が見えないクローズしたのかな。

Nikon  D90  に 300mm望遠レンズで撮りました。


更紗満天星

2014年04月01日 | 今日の雑感雑記

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早くも四月に成ってしまったが、我が家の窓から見える芦別岳はまだ真冬の佇まい。

昨年の日記を見ていたら「五月上旬、今年初めての蕗採り」、「六月中旬、ワラビ採り」

と書いてあった、春はまだまだ先ですな。

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早く暖かい所で満天の星空を眺めてみたい、これは昨年12月座間味島にて。

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「宙の名前・新訂版」林完次著を眺めていたら、「ツツジ科の落葉灌木を

満天星(どうだん)と書きます」と書いてあった。

これは更紗満天星(さらさどうだん)です、日本人だが日本語が読めない。