門 (新潮文庫)夏目 漱石新潮社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
横町の奥の崖下にある暗い家で世間に背をむけてひっそりと生きる宗助と御米。「彼らは自業自得で,彼らの未来を塗抹した」が,一度犯した罪はどこまでも追って来る。彼らをおそう「運命の力」が全篇を通じて徹底した〈映像=言語〉で描かれる.『三四郎』『それから』につづく三部作の終篇。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
「誠の愛」ゆえに社会の片隅に押しやられた宗助とお米は、罪の重荷にひしがれながら背をかがめるようにひっそりと生きている。
宗助は「心の実質」が太くなるものを欲して参禅するが悟れない。
これは求道者としての漱石じしんの反映である。
三部作の終篇であると同時に晩年における一連の作の序曲をなしている。
【読んだ理由】
図書館の新着図書のコーナーにあったから。
【コメント】
久しぶりに漱石作品を読んだが、骨格の太さが感じられた。