刑事も人間、犯人も人間山本 謹也フリープレスこのアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
現場一筋の元刑事が書いたノンフィクション。被害者の怨念が幽霊となって犯人を自供に追い込んだ実例や運動靴を履いて事務所荒らしを繰り返す犯人通称「アキレス」を捕まえようと昼夜張り込んだ――など、数々の体験を紹介。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
「容疑者を怒鳴りつけ、締め上げるだけでは決して真相に迫れない」と説く、名物刑事の事件メモ。
◆著者略歴 ◆
昭和13年9月倉敷市に生まれる。昭和32年4月岡山県警察官を拝命、各警察署、機動隊、捜査一課強行犯係、少年課少年事件係に勤務。平成11年3月定年退職、捜査歴30年、任警部。
【読んだ理由】
著者出演の地元のラジオ局、山陽放送を聞いて。
【印象に残った一行】
被疑者の多くは、捕まる前は自分の都合の良いように良心を偽って罪を犯してきのだが、留置場に入れられ、自分の犯してきた行動を静かに振り返るとき、犯した罪を反省するようになる。
取り調べ官は、このような被疑者の心情をよく理解して誠実に公平無私な態度で接し、被疑者と良好な人間関係をつくる。被疑者と取り調べ官が融和することにより初めて被疑者は本心を語り、罪を反省して、二度と起こすまいと決意するものだ。
【コメント】
私の知らない世界のことだが、生身の人間が蠢くことに変わりはない。