![]() | おくりびと (小学館文庫)百瀬 しのぶ小学館このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社 / 著者からの内容紹介◆
人びとの別れを描いた感涙映画のノベライズ
チェロ奏者の大悟はオーケストラの解散で失業し、故郷の山形に帰る。そこで見つけたのは「旅のお手伝い」をするという求人広告。面接に訪れてみると、それは「安らかな旅立ちのお手伝い」をするの間違いで、ご遺体を棺に納める納棺師の仕事だった。予想外の厚遇に働くことを決意する大悟だったが、初めて目にするご遺体の前で、最初は戸惑うばかり。新しい仕事のことを詳しく話していなかった妻にも大反対され、彼女は家を出てしまう。新人の納棺師としてさまざまな人びとの別れに立ち会ううちに、自らの生き方にも目覚めていく大悟だったが、やがて彼の身近でも……。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
「こりゃ誤植だ。旅のお手伝いじゃなくて“安らかな旅立ちのお手伝い”だから、うちは」小林大悟が求人広告を手にNKエージェントを訪れると、社長の佐々木から思いもよらない業務内容を告げられた。NKは「納棺」―遺体を棺に納める仕事を、大悟は妻の美香に打ち明けられなかった。戸惑いながらも働きはじめた大悟は、佐々木の納棺師としての真摯な姿勢を目の当たりにする。さまざまな境遇の死や別れと向き合ううちに、この職業への矜持が大悟の心に芽生えていくのだが…。人の生と死をユーモアと感動で描き、笑って泣いたあとには大きな愛が胸に届く物語。
【読んだ理由】
有名本。
【印象に残った一行】
「死んだ人を触る僕たちは白い目で見られて、死んだ動物や魚を触る料理人たちは世間に歓迎される。この違いっていったいなんですか?」
【コメント】
映画は見ていない。私の周辺では家族で納棺するので、「納棺師」私ははこういう職業の人を見たことがない。

