![]() | トワイライト (文春文庫) |
重松 清 | |
文藝春秋 |
【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、未来が未来として輝いていたあの時代―しかし、大人になった彼らにとって、夢はしょせん夢に終わり、厳しい現実が立ちはだかる。人生の黄昏に生きる彼らの幸せへの問いかけとは。
◆内容(「MARC」データベースより)◆
26年ぶりに再会した同級生達。校庭に埋めたタイムカプセルとともに、それぞれの胸の思いも封印を解かれる―。あの頃の未来に追いついたいま、21世紀とはどんな日々なのか。70年代型少年少女に捧ぐ。『オール読物』掲載。
【読んだ理由】
重松 清 作品
【印象に残った一行】
「未来って・・・楽しくないよ。みんなそうだと思う。これからどんどん年取って、仕事でも子供でも親の老後でも、面倒くさいことや思いどおりにならない事がどんどん増えてきて・・・死ぬよりもましだって、おまえは思うかもしれないけど・・・そういうんじゃなくて、未来があるっていうのも、けっこうキツいんだよな・・・・」
妻を殴って我が家を失った夫と、妻の笑顔以外を見たくないからたいせつなことを話せない夫と、どちらが愚かなのだろう。
<愛しているから家族なのか、家族だから愛しているのか>
【コメント】
私より一回り(12歳)年下の年代の人の物語。40歳にしてすでに人生のトワイライト(=トワイライト(twilight)とは、日の出前や日没後の薄明かりのこと)が題材。
私も来年の正月、還暦記念の小学校の同窓会がある。72名中物故者5名。果たして出席は何名だろうか。そして皆それぞれの人生を背負って・・・。

