津軽百年食堂 | |
クリエーター情報なし | |
小学館 |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
百年の刻を受け継がれた「こころ」の物語
ふるさと「弘前」を離れ、孤独な都会の底に沈むように暮らしていた陽一と七海。
ふたりは運命に導かれるように出逢い、惹かれ合うが、やがて故郷の空へとそれぞれの切なる憶いをつのらせていく。
一方、明治時代の津軽でひっそりと育まれた、賢治とトヨの清らかな恋は、いつしか遠い未来に向けた無垢なる「憶い」へと昇華されていき……。
桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻を超え、永々と受け継がれていく《心》が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語。
美しい映画のようなこの小説を読み終えたとき、あなたはきっと、恋人、家族、友達、夢、故郷……、すべてを抱きしめたくなっているでしょう。
【読んだ理由】
「虹の岬の喫茶店」「青森ドロップキッカーズ」「ラストサムライ」に続く森沢明夫作品。
【印象に残った一行】
風に散る儚き桜花のそのもとに
ゆるぎなき悠久の根が隠れんぼ
【コメント】
続けて4作目の作品となるが、飽きの来ない作品である。
映画も見てみたい。