心 | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
◆内容紹介◆
君に私の息子の最後の言葉を贈りたいのです。
親友を失った青年と、ある秘密を抱えた先生の間で交わされたメールを軸に織り成す、喪失と再生の物語。あの『悩む力』の著者が、苦難の時代を生きる若者たちに真剣に向き合った、注目の長編小説。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
先生と学生の心の交流。『母―オモニ』から三年ぶりの長編小説。
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
姜/尚中
1950年生まれ。東京大学大学院情報学環教授を経て、2013年より聖学院大学全学教授。専攻は政治学・政治思想史
【読んだ理由】
不明、何故か図書館に予約していた。
【印象に残った一行】
君が言ったように、人間は○か×か、黒か白かにきれいに弁別できるほど単純ではありません。もっと混沌としたものです。他の生きものと違って生半可に知恵を持っているだけに、人間はそれを分析し、分類し、自分の支配下に置こうとしたがりますが、そんなことができるはずはありません。混沌というそのものがまさに人間という自然でもあるのですから。
【コメント】
「悩む力」は最後まで読めなかったが、この本は小説という事もあり、サイゴまで読めました。