たまちゃんのおつかい便 | |
クリエーター情報なし | |
実業之日本社 |
◆内容紹介◆
移動販売で「買い物弱者」に元気を届けたい!!
心にエネルギーが満ちる、癒しの感動長編
過疎化と高齢化が深刻な田舎町で「買い物弱者」を救うため、
大学を中退したたまちゃんは、移動販売の「おつかい便」をはじめる。
しかし、悩みやトラブルは尽きない。外国人の義母・シャーリーンとのいさかい、
救いきれない独居老人、大切な人との別れ……。
それでも、誰かを応援し、誰かに支えられ、にっこり笑顔で進んでいく。
心があったまって、泣ける、お仕事成長小説。
<目次>
第一章 血のつながり
第二章 ふろふき大根
第三章 涙雨に濡れちゃう
第四章 秘密の写真を見つけた
第五章 まだ、生きたい
第六章 かたつむり
あとがき
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
森沢/明夫
1969年生まれ、千葉県出身。早稲田大学卒。2007年、『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。「ふしぎな岬の物語」(原作『虹の岬の喫茶店』)は第38回モントリオール世界映画祭でダブル受賞
【読んだ理由】
2017若い人に贈る 読書のすすめ推薦本
【印象に残った一行】
命ってね、時間のことなんだよ。
一分、一秒、いまこの瞬間も、私は貴重なあ命をすり減らしながら生きていて、着実に「死」へと近づいている。そう思うと、自分らしく心のままに生きていない時間がもったいなくて仕方なく感じてしまうのだ。
おじさんと若者とでは目に映る景色がちがうということだ。若者には若者の世界があるし、人生経験が乏しいというのも、それはそれで貴重な時期だ。
人は無視されることが一番こたえるのだ。
【コメント】
読後のホッコり感がいいですね。