【 内容】
落語に描かれる老人たちは皆忙しそうだ。糊屋や茶店のばぁさん、番太郎や羅宇屋のじいさん……。のん気そうに見えるご隠居さんでさえ、長屋の八公、熊公の相談にしょっちゅう乗ってやっている。いまは長い老後をいかに生きるかが問われる時代。その分、健康のことや、お金のことなど心配も尽きない。人生百年時代を生き生きと過ごすにはどうすべきか。落語に描かれる江戸の暮らしから、そのヒントを探ろう。
《目次》
はじめに
第一章 〈ご隠居〉になるには
第二章 働く老人たち
第三章 女たちの老後
第四章 人生の終焉
第五章 最期まで健康に生きるには
第六章 第二の人生における職業
第七章 大江戸長寿録
あとがき
落語に描かれる老人たちは皆忙しそうだ。糊屋や茶店のばぁさん、番太郎や羅宇屋のじいさん……。のん気そうに見えるご隠居さんでさえ、長屋の八公、熊公の相談にしょっちゅう乗ってやっている。いまは長い老後をいかに生きるかが問われる時代。その分、健康のことや、お金のことなど心配も尽きない。人生百年時代を生き生きと過ごすにはどうすべきか。落語に描かれる江戸の暮らしから、そのヒントを探ろう。
《目次》
はじめに
第一章 〈ご隠居〉になるには
第二章 働く老人たち
第三章 女たちの老後
第四章 人生の終焉
第五章 最期まで健康に生きるには
第六章 第二の人生における職業
第七章 大江戸長寿録
あとがき
【 著者】
稲田/和浩
1960年東京都生まれ。大衆芸能脚本家(日本脚本家連盟演芸部副部長)、作家、ライター、文京学院大学外国語学部非常勤講師(日本文化論、芸術学)。おもに落語、講談、浪曲などの脚本、喜劇の脚本、演出を手掛ける。著書に『食べる落語』(教育評論社)、『浪曲論』(彩流社)、『にっぽん芸能史』(映人社)、『そんな夢をあともう少し』(祥伝社文庫)、『落語に学ぶ大人の極意』『水滸伝に学ぶ組織のオキテ』『江戸落語で知る四季のご馳走』『江戸のいろごと』(以上、平凡社新書)などがある。
【読んだ理由】
落語好きかつ前期高齢者
【最も印象に残った一行】
【読んだ理由】
落語好きかつ前期高齢者
【最も印象に残った一行】
では天命とは何歳をいうのか。それは個人差がある。最大百歳が上限で、八十歳が上限で、八十歳以上まで生きる上寿、七十歳代が中寿、六十歳代が下寿になる。
大田南畝(蜀山人)の辞世は「今までは人のことだと思うたに おれが死ぬとはこいつはたまらん」
【コメント】
今年で吾輩は七十三歳であるが、この書によれば七十三歳で死んだ有名人は清水次郎長、良寛、伊能忠孝、天乃屋利平、沢庵和尚だそうであるが、なんとコメントしていいやら。因みに関連がないようなあるような話であるが、サザエさんの父親磯野波平氏の設定年齢は五十四歳だそうだ。