日本男道記

ある日本男子の生き様

すぐ死ぬんだから

2019年07月20日 | 読書日記
 
◆内容紹介◆
78歳の忍(おし)ハナは夫岩造と東京の麻布で営んでいた酒店を息子雪男に譲り、近所で隠居生活をしている。
年を取ることは退化であり、人間60代以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保っており、岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の穏やかな男だ。
雪男の妻由美には不満があるが、娘の苺や孫の雅彦やいづみにも囲まれて幸せな余生を過ごしているハナだったが、ある日岩造が倒れたところから、思わぬ人生の変転が待ち受けていた。
人は加齢にどこまで抗えるのか。どうすれば品格のある老後を迎えられるのか。
『終わった人』でサラリーマンの定年後の人生に光を当てた著者が放つ新「終活」小説!
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
終活なんて一切しない。
それより今を楽しまなきゃ。
78歳の忍ハナは、60代まではまったく身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。
「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。
仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、問題は息子の嫁である。
自分に手をかけず、貧乏くさくて人前に出せたものではない。それだけが不満の幸せな老後だ。
ところが夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる―。人生100年時代の新「終活」小説!

【読んだ理由】
書名と著者にに惹かれて。

【最も印象に残った一行】 
「男は年を取るとだんだんお婆さん顔になり、女はだんだんお爺さん顔になる」
「私らの年になると、あっちに行くか認知症になるか、どっちかなんだからさ

【コメント】
前期高齢者のお仲間入りしてあっという間に5年間。
あと5年で後期高齢者、嫌な言葉だ。
主人公の夫が私も患い手術したのが、同じ病気、硬膜下血腫で死亡。この病気で亡くなることはあまりないと聞いていたのだが。

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