阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

2011年神戸ルミナリエ

2011年12月08日 | 神戸あちこち
最初の数年は猛烈な数の人波に押され、もし誰かが倒れたら将棋倒しになって圧死するという恐怖心を感じましたが、
ここ5,6年はスポンサーが減って、規模もそうですが質量ともに小ぶりになりました。今年は特にデザインの数が少なく、
シンプルになっています。
 当初はフェリシモや神戸の多くの大手企業が協賛していましたが、最近はJR西日本や私鉄など交通企業の催しに変質したので
止むを得ないと思います。歩きやすくほどよい人出でしたが、警備員のメガホンとスピーカーの「止まるな、歩け」の煩いこと限りなし。
 こういう集団に入ると、日本は警察がくにたみを子ども扱いする幼児国家であることがあらためて身に沁みました。
 警察官は要所要所を固め、実際にひっきりなしにがなるのはガードマン会社にこの日のために雇われた人間たちですが。
昨年と違うのは南公園の噴水サイドにも円形にストラクチャーが建てられていて、池に写ってきれいでした。
 今年の関心は例年出る多くの屋台を今年の暴力団排除条例で、兵庫県警がどう対処するかでした。
お祭りや縁日で屋台を出すのはテキ屋(てきや)や香具師(やし)と呼ばれる職業集団で、暴力団と呼ばれる組織とは
成り立ちも生業も違います。もしテキヤやヤシが暴力団扱いされると“葛飾柴又の寅さん”たちはメシが喰えなくなります。
 彼らを暴力団と同列に見て、彼らの生業を警察が阻害することは生存権の阻害につながります。
結果は見事な方式を生み出して屋台は従来並みに出ていました。その解は、新しく南公園にストラクチャーを作り人をそちらに誘導し、
屋台群をそちら方面に移動させることでした。これまでは屋台群がルミナリエの流れの出口になる市役所のあたりに固まっていて、
[鎮魂の光の祭り]を冒涜すると批判も受けていたのですが、県警の担当幹部とテキヤの主だったところは話し合いにより、
見事な落としどころを見つけたようです。
 屋台の中の人間はみな同じようなシエフのような白い上っ張りを身につけ、清潔感を出して客を呼び込んでいました。
また店の垂れ幕や看板をある統一性を持たせていました。単純に見ると、お店がたまたま出店をしていますというようにも見えます。
どちらが貸を作り借りを作ったかは知りませんが、兵庫県警は長年のテキ屋やヤシとの付き合いを生かしつつ、警察庁本庁からの指令も
折り込み、両者共存共栄のカタチを見つけたようです。
 テキ屋や香具師集団は日本全国のネットワークを持っているのでこの形は標準モデルになるのでしょう。
2011年神戸ルミナリエ

                       右下の拡大アイコンをクリックして大画面でどうぞ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄の菓子やラーメンを買った

2011年12月08日 | 神戸あちこち
ルミナリエを観たあと、久しぶりにセンター街の地下の「わした」に寄って
塩せんべいなどを買いました。値段は同じだけで枚数が減っている!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする