NHK大阪の番組「ぼやき川柳」から。
「七十で 使い走りの 老人会」 茨城県 根矢甲司
「口止めを したからきっと しゃべるだろ」 和歌山県 桜井えみちゃん
「社のトップ 目指し謝罪の 稽古する」 埼玉県 ただの蚤助
「いきてゆく 強く正しく 仕方無く」 滋賀県 浅井ながはま
「お互いに 聞く耳持たぬ 孫自慢」 東京都 まこっちゃん
「家中を 向こうに廻す 破目となり」 静岡県 横地純平
「かぁちゃんの 掃除で消えた 埋蔵金」 宮城県 浜谷一生
「マネキンの 倍に広がる タイツ柄」 愛知県 タクト
「夫婦」を詠った秀作。
「ラメを着た 妻の二歩ほど あとを行き」 東京都 桂馬
「夫には 軍鶏に劣らぬ 闘志沸く」 山口県 大鳥ヒップバーン
「膏薬を 貼り合うだけの 夫婦愛」 福井県 松本 いさお
「女房の 許容範囲で 生きており」 東京都 土方昭光
「本当に 空気のような 人だった」 福岡県 尾上 政代
「君無しで 十分生きて いける今」 埼玉県 夫婦の真実