テレビのロングインタビューを拒み続けてきた作家・元外交官の佐藤優さんがクロ現に登場!自身の秘話を交え、新時代への思いを語った。外交官時代、旧ソ連・ロシアの中枢深くに入り込み、鋭い分析力から現代の“知の巨人”とも評される佐藤さん。ウクライナ戦争やガザ紛争など不安定さを増す現代、最も必要だと語ったのは“他者の論理を理解すること”だ。2024年を日本、そして私たちはどう歩むべきか。その言葉に耳を傾ける。
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一部引用・・・
佐藤優さんの話の中にこんなコンテンツが・・
1)現在でも英仏独中露が束になってもアメリカ一国の戦争遂行能力には勝てない。それくらいの差がこの70年間についた。
2)大東亜戦争では米英と日本は大義の面では50:50。ロシアは日本に国際協定違反をしたので日本に対する加害国。
大義なく他国である中国に侵攻した事実により日本は中国に対する加害国。
3)ホルムス海峡はオマーンが一部領海にしている海域があり、この他国の領海の機雷を除去するとすなわち戦闘行為に入ったとみなされる。
つまり憲法に言う武器による国際紛争に即入り込む。そのことを政府与党は伏せて、新聞も報道しない。集団的自衛権の拡大を進めるに障害だからだ。
話の合間に池上彰さんの名を出し、彼はイスラム教の宗派についてもよく調べていて信頼できると言った。
現在のパンピー(日本の一般ピープル)が持つ池上信仰をうまく活用して、自分の話の信頼性に敷衍するあたりなかなかの手練れだ。
佐藤さんと亡くなった米原万里さんは深い友情に結ばれていたと聞く。検察による拘留期間512日。その間万巻の書を読み耽った
話が始まるとこの人は語りのプロだとすぐわかりました。「つかみ」からしてよく考えられていました。
彼が学んだ同志社大学神学部でコープこうべの創立者の一人である賀川豊彦の教え(キリスト者は社会で活動し、貢献しよう)を学んだこと、
お母さんが昭和27年に沖縄から出てきて半年ほど神戸に住んだこと、尼崎に住んでいた母方の伯父が兵庫県沖縄県人会の会長をしていて兵庫県会議員だったことを語り、
会場の満員の神戸人の耳を傾けさせました。ちなみに彼の父親は福島県の出身です。
会場のコープこうべ生活文化センターは住吉川のほとりにあります。
