阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年08月26日(日)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年09月26日 | 東日本大震災ブログ
2012年08月26日(日)
 
「山本美香さんの凄さ」  上杉隆の追悼の思い
 
一部引用・・

当時、よく席を同じくし、厳しい人物批評で知られる藤本順一さんですら「吸い込まれるような目をしていた。真実の目というか
 
、本物のジャーナリストの目をしていたよね、彼女は別格だね」と盛んに褒めていたことが印象的だ。

 忘れられないのは彼女が私の見舞いに来てくれた時のことだ。

 2003年から2004年にかけて、イラク入りに失敗して重傷を負った私は、パリの病院、東京の病院、山梨の病院と長い入院・リハビリ生活を余儀なくされていた。

 その時の山本さんの言葉が印象深かった。

「少し休めって、きっとそういう天の声なのよ。そうした予感ってあると思う。戦地ではいつも慎重に慎重を期して行動しているけど、絶対の保障はないから。
覚悟はするけどやはり誰だって死にたくないから、私もいつもおまじないして暗示をかけているの」

 戦場に出た時の研ぎ澄まされた緊張感は、経験した者しか知りえない。冷静で静かに戦地に向かう山本さんだが、やはり彼女も恐怖と戦っていたのだ。

 だが、そうしたシビアな状況の中、つねに気持ちは他人と寄り添うことを忘れない優しさを持っていた。

「私なんかより、日本で取材する上杉君の方がずっと大変。だって日常生活も取材になるから休む間もないでしょ。その点、私の方が楽。
 
だって戦地に行けばそうしたことから解放されるし、それに戦地取材って言ったって、四六時中、緊張していることなんてないから」

 もちろん、これは山本さんなりの励ましだろう。

 確かに、マスコミ報道の印象と違って、戦地取材は24時間、弾が飛び交っているわけではない。そこには普通に生活している人々がいるし
当たり前のような光景が広がっている。その日常の中での戦闘を、とくに社会的な弱者の戦地での息遣いを、美香さんはいつも追っていたように思う。

全文はこちら
 
 
 
各地でそれぞれの脱原発運動が広がる
 

前向き表現で脱原発 金曜行動 ソフトに粘り強く
2012年8月26日 東京新聞

 毎週金曜日に脱原発を訴える動きが、全国に広がっている。首相官邸前の抗議行動に呼応した形で、短文投稿サイト「ツイッター」などで

不特定の個人に呼び掛ける手法も同じ。抗議行動に距離を置く人にも配慮し、より穏やかにアピールしているのが特徴だ。福島や関東などからの自主避難者の参加も目立つ。

 「それほど人は来ないだろう」。盛岡市の主婦高屋敷真琴さん(34)が、仲間と「盛岡でもデモし隊☆」と銘打ち、最初にツイッターでデモを呼び掛けたのは七月中旬。

集合場所で待っていると、初対面の家族連れや若者、一部政党に所属する人など約六十人が集まった。「やっぱり、自分と同じように怒っている人がいたんだ…。うれしくて鳥肌が立った」

 こうした各地の「金曜行動」の大半は、官邸前と同様、主張を脱原発に限定、東京の動きが大きく報じられた六月末以降に始まった。

 福島や関東から自主避難する若い母親が「避難できない人のためにも、声を上げたい」(甲府市の参加者)と、街頭に立つケースも目立つ。「

東京に行けない人の受け皿にも」という狙いもあり、群馬県高崎市や金沢市の会場では官邸前の模様を生中継する。

 とはいえ地域によっては「デモなんかしたら、すぐ知り合いに分かる」ため、一歩踏み出すのに心理的なハードルは低くない。

 こうした空気も反映してか、抗議に加わらない人の理解も得ようとする“ソフト路線”が際立っている。再稼働した関西電力大飯原発を抱える福井県では

「反対」など否定的な言葉だけでなく、「この素晴らしい自然を守ろう」などと、前向きなメッセージも前面に出す。

 他県では静かにプラカードを掲げ、電力会社の前に立つケースも。群馬や京都、岡山では抗議だけでなく署名活動や行政・電力会社への働き掛けを模索する動きもある。

 金曜行動が全国で同時多発的になる中、二十二日には官邸前行動の呼び掛け人らが、野田佳彦首相と面会する異例の展開に。

高知市の抗議の呼び掛け人の一人で自営業鈴木野歩(のぶ)さん(34)は「面会は一歩前進。

地方の小さな声も聞いてほしいし、行動し続けることで対抗できる力を育てたい」。

 福井県庁前に立つ映像ディレクターの若泉政人さん(45)は「抗議で何が変わるのかは分からない。

ただ原発に賛成でも反対でも、住民として自分の考えを表現することの意味を、地方でも問い掛けてゆきたい」と話している。

 
 
山形大生は山形市の消防本部と電話して後、救急車が来ないまま死去した。
 

■[事故]山大生死亡:損賠訴訟 山形市長「適正な業務の範囲内」 救急車不出動で

 /山形 01:02
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120711ddlk06040115000c.html

http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120711ddlk06040115000c2.html

毎日新聞7月11日の記事⇒「訴状などによると、大久保さんは昨年11月9日、1人暮らしをしていた市内自宅で遺体で発見された。

10日前の10月31日早朝、自らの携帯電話で救急車を依頼しようと市消防本部に119番通報したが、

同本部職員は「救急車じゃなくて、タクシーとかで行きますか」などと応対。

弱々しい声ながらも「タクシーの番号がわかれば自分で行けると思います」と大久保さんが答えたことなどから、救急車を出さなかった。」

弁護士落合洋司さんのブログから以下引用。

昨夕、たまたま事務所で仕事をしながら、ちらちらとフジテレビのニュースを見ていると、このニュースを報じていて、

当時の録音内容も聞きましたが、通報者は、明らかに体調が悪そうで、名前を聞かれても年齢を答えてしまうなど、意識状態に問題があることもわかるにもかかわらず、

通報を受けた横柄な感じの男性係員が、根掘り葉掘り事情を聞き(相手が苦しそうなのに、ねちねちとした感じでだらだらと聞いているのが印象的でした)、

途中から、タクシーでは行けないのか、と話を流れを勝手に作り始め、通報者に、上記のように言わせ、最後に、「お大事に」などと白々しく言い放って電話を切ってしまったのが印象的でした。

これでは、何のための救急車かわからりません。心底、怒りを覚えました。こういう救急体制では、山形市民も不安で仕方がないのではないかと危惧されます。

こういう対応を、放置された人が力尽きて死んでいるのに、「適正な業務の範囲内」と言い放つ山形市長の感覚も、相当問題だと思います。人としてどうか、ということも問われるでしょう。

 
領土問題についての内田樹の一文
 
領土問題は終わらない

一部引用・・

そうではなくて、明治の政治家は中国人が「そういう考え方」をするということを知っており、それを「勘定に入れる」ことができたが、
 
現代日本では、政治家もメディアも、「自分とは違う考え方をする人間」の思考を理解しようとしないことを指摘しているだけである。

「強く出ないと相手になめられるから、弱腰になるな」というような中学生的交渉術を声高に言い立てる人間は「相手は自分と同じだ」と思っているからそう言うのである。

自分だったら「弱腰の相手」にはどれほど無法な要求でもするつもりでいるからそう言うのである。

だが、「自分が相手の立場だったらこうするだろう」という鏡像的想像だけで外交はできない。

国家のセルフイメージも、国家戦略も、それぞれの国ごとに違うからである。

実際にはその「違い」のうちに外交的な「妥協」の余地が存在する。

当事国の一方にとって「大きな損失」と思われるものが、他方においては「それほどでもない」ということがあり、
 
一方にとって「大きな利得」と思われるものが、他方においては「それほどでもない」ということがある。

全文は こちら
 
 
 
国境なき記者団』が日本のフリー記者に対する【恫喝訴訟】を支援
 
不公平な闘争

原発関連産業企業家 フリーランスに過大な賠償を請求

一部引用・・

『国境なき記者団』は原発関連事業の元企業家である白川司郎氏が法廷という場をフリーランス・ジャーナリスト、
 
田中稔氏 を追い込める場として 利用している事実に遺憾を覚える。

白川氏が訴えているのは田中氏が執筆した白川氏を巡る、政界、東京電力関連企業、福島第一原発事故と直結 する東京電力との人脈構図に関する調査報道の記事だ。

株式会社ニューテックの会長である白川氏は田中氏が昨年(2011年)12月、『週刊金曜日』に掲載した記事の中で
、白川氏を”(東電原発 の)フィクサー”などと呼んだことへの名誉毀損行為などから約6700万円(670,000ユーロ)を請求。

同請求額には名誉毀損などの損害賠償、弁護士費用、そして各全国紙への謝罪文掲載広告費代などが含まれている。

5月の第1回口頭弁論に続き、 昨日(7月9日)、東京地裁で第2回法廷が開かれた。次回の裁判は9月3日を予定している。

「田中氏が白川氏の名誉を毀損したかどうかを判断するのは我々の範囲の仕事ではないが、同フリーランスの法的な苦境の現 状を知り愕然としてい る」、
『国境なき記者団』はそう述べる。

「異常なほど重い賠償が同ジャーナリストに課せられる現状、そして原告と被告側の間の大きな不平等な 経済格差が法廷闘争内にあるという事実を考慮し、
 
東京地方裁判所は正当な対応と処置で臨むべきだ」

全文はこちら
 
 
 
南極・北極の氷は地球全体気候の物差し 変化の大きな兆し
 

北極海の氷、過去最小に さらに解ける見通し
2012年8月25日 22時54分 東京新聞(共同通信)

 観測史上最小だった2007年9月の北極海を覆う海氷(左)とそれを下回った24日の海氷。白い部分が氷に該当する(宇宙航空研究開発機構提供)

宇宙航空研究開発機構は25日、北極海を覆う海氷の面積が24日現在で421万平方キロになり、観測史上最小だった2007年の425万平方キロを下回ったと発表した。

 宇宙機構によると、北極海の氷は例年9月中旬から下旬にかけて面積が最小となるため、氷は今後も解け続ける見通し。

近年の北極域の温度上昇などに伴い、氷が薄くなっていると推定されるという。

 当初、最小記録を更新するのは9月と想定していたが、それより早く到達した。宇宙機構の水循環変動観測衛星「しずく」で観測したデータを分析した。

 北極海の氷は昨年9月、史上2位の小ささに減少。

 
 
中国で完成後9か月の高速高架が崩壊
 

完成9カ月 高架橋崩落 中国
2012年8月25日 東京新聞

24日、崩壊し、大型トラックが落下した中国黒竜江省ハルビン市の高架橋=新華社・共同

 【北京=新貝憲弘】中国黒竜江省ハルビン市で二十四日朝、鉄筋コンクリート製の高架橋が突然横倒しになり、

走行していた四台のトラックが転落して三人が死亡、五人が負傷した。

高架橋は開通からわずか九カ月あまり。国家安全生産監督管理総局の黄毅報道官は「(橋に)問題があったのは間違いない」と述べ、

強度や工程などについて詳しく調査する方針を示した。

 中国メディアによると、この高架橋はハルビン市内を流れる松花江をまたぐもので、昨年十一月開通。開通前には道路橋は一本しかなく、

渋滞解消のため工事を急がせたとも言われ、工期はわずか一年半と「国内でもあまり例を見ない早さ」(地元紙)だった。

事故を受けネット上では「手抜き工事ではないか」「官僚の腐敗が招いた事故だ」など批判が相次いだ。

 
 
福井から飛ばした風船の80%が岐阜県に  ヨウ素剤を県が備蓄
 

岐阜県:ヨウ素剤備蓄へ…福井の原発事故に備え
毎日新聞 2012年08月25日 23時51分

 岐阜県は、隣接する福井県にある原発の事故に備え、放射性ヨウ素の甲状腺蓄積を防ぐ安定ヨウ素剤を独自に9万4000人分備蓄する方針を決めた。

9月議会に補正予算約180万円を提案する。

 岐阜県は、緊急時に県内の製薬業界団体から10万8000人分のヨウ素剤を優先的に提供してもらう協定を既に締結している。

東京電力福島第1原発事故後、地元の製薬会社から寄付された約3万5000人分を県内の病院に配布したが、迅速な対応には独自に備蓄量を増やすことが必要と判断した。

 日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)など四つの原子力施設が、県境から30キロ圏内にある。

原発事故が起きれば、放射性物質が県西部の西濃地域などに拡散する可能性がある。県は敦賀原発での事故を想定した放射性物質の拡散シミュレーションを実施中。

9月をめどに公表予定の結果をもとにヨウ素剤の配備計画を策定する。

 補正予算案には、持ち運びできる空間放射線量測定器10台、被ばく量測定器10台、防護服や防護マスク100人分の購入経費も計上する。【三上剛輝】

 
 
制度の不備は誰でも悪用する、上も馴れ合いの世界。この記事は無責任すぎる。
 

市町村職員、公費二重取り 共済組合のホテル利用時 常態化の可能性
(08/26 06:58)北海道新聞

 道内の大半の市町村職員らが加入する「北海道市町村職員共済組合」(札幌)が運営する札幌市内のホテルを、市町村職員らが公務の出張で利用する際、

出張旅費で定額の宿泊料が支給されるにもかかわらず、福利厚生を名目とした同組合の1泊5千円の助成制度を利用するケースが

相次いでいることが25日、北海道新聞の調べで分かった。

助成金の半額は市町村などが公費負担しており、職員は市町村の正規の出張旅費と合わせて公費を一部、二重取りしている形だ。

 複数の道内市町村職員によると札幌への出張時に同ホテルを利用することも多く、二重取りが常態化している可能性がある。

手厚い福利厚生制度を利用して宿泊料を浮かせ、残った公費を受け取る実態に批判も出そうだ。

☆末尾の結語が「批判も出そうだ。」とは何事だ。

取材記者の名前を出して『仕組みの是正を求める』とでも書くのが読者の利益追及を代行するジャナーリズムの仕事だろう。

日本語はいちいち主語を表記しない言葉だ。それで十分に通用するような構造になっている。つまり暗に主語は誰か、または何かがわかるのだ。

しかし「手厚い福利厚生制度を利用して宿泊料を浮かせ、残った公費を受け取る実態に批判も出そうだ。」という文章の主語はなんだろう。

言葉のプロが仕事を投げやりにして卑怯な真似をしてはいけない。



 
空の上のジョークは青天井
 
サービス業に従事していれば、時に理不尽なクレームを受けることもあるものです。

しかしながら旅客機の場合、空の上という特殊な空間であるだけに、乗客の要望に応えるにも限りあります。

イギリスのヴァージン・アトランティック航空が、社員3千人から調査した、乗客から受けた無茶なリクエスト、ワースト8をご紹介します。

1.「窓を開けてもらってもいいですか?」
(みんな外にすっ飛んで行くことでしょう)

2.「シャワーはどこにあるでしょうか?」
(ファーストクラスに乗ってください)

3.「すみません、紅茶を1杯とマッサージの予約をお願いします。私のバービー人形に。」
(おままごとは内輪で楽しみましょう)

4.「うちの子供をプレイルームに連れて行ってもらえますか?」
(そんなところがあるなら大人だって寝ころびたい)

5.「義眼を落っことしたんだけど、一緒に探してもらえませんか?」
(床に目玉が……)

6.「騒音がひどいから、エンジンを弱めてはもらえないですか?」
(落ちる、落ちるよっ)

7.「機内にマクドナルドはありますか?」
(あってもいいとは思います)

8.「機長に乱気流を止めてもらうよう伝えてください」
(ダイハード的な機長が必要です)

さすが選りすぐりだけあって無茶なものばかり。他の航空会社のクレームも知りたいような怖いような……。

いずれにせよ、空の上では自重しましょう。

引用元
 
 
 
 

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