兵庫県と神戸市、兵庫陸上競技協会などが主催。第1回から引き継がれる大会テーマ「感謝と友情」に加え、今年は「20年目のありがとう」の気持ちを込めた。
2014/11/23 19:29 神戸新聞ニュースウェブ
山中教授「神戸の街本当にきれい」 マラソン走り感想
フレンドシップランナーとして神戸マラソンに初出場したノーベル医学生理学賞受賞者の山中伸弥・京都大教授(52)はゴール後「神戸の街は本当にきれいだった。
コースの途中でたくさん応援してもらい、心強かった」と笑顔で語った。
神戸大出身で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(現・多細胞システム形成研究センター)と共同研究するなど、神戸とはゆかりが深い。
「昔、バイクや自転車で越えた神戸大橋をきょうは走って越え、感慨深かった」と振り返った。街並みに震災からの復興も感じたといい「神戸の人はすごいなとあらためて感動を覚えた」。
一方、自身のレース内容には反省しきりで「途中速いペースで走ってしまい、最後にばててしまった」と苦笑い。「良いペースで走り抜くことが大切。研究も常に慎重にしなければならないと再認識した」と気を引き締めていた。
レース後は井戸敏三兵庫県知事、久元喜造神戸市長と会談。神戸・ポートアイランドの医療産業都市を中心とする「国家戦略特区」への支援を要望された。(藤森恵一郎)