阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

「BE THE VOICE」25周年記念ライブを楽しんだ。   渋谷・セルリアンタワー東急ホテル二階のライブ&ダイニングクラブ「JZ Brat」で。

2023年09月26日 | 音楽・絵画・映画・文芸

某日渋谷のセルリアンタワー東急ホテル2階にあるタワーサイドテラスの「JZ Brat SOUND OF TOKYO」で「BE THE VOICE」の25周年記念ライブを楽しんだ。

ライブの詳細は⇒こちら

BE THE VOICE」は和田純子さんと鈴木俊治さんのポップス・ユニットで、❝高橋幸宏❞さんがユニット名の命名者だそうだ。

  ユニットは現在の活動拠点を福岡に置いているとか。

 

 ライブは神戸時代は西宮の兵庫県立芸術文化センターで時々楽しんだが、 東京でのライブは杉並公会堂の鈴木直樹さんの演奏会以来だった。

BE THE VOICEのライブはこちらの身にあるすべてのセンサーのスイッチをいれた。だから身もハートも動きに動いた。

 二人が発する豊潤な声と、同じく歌うようなギターの音色に載せたメッセージは、いずれもエネルギーに満ちていて圧倒された。

25年間 ポップス・ユニットの演奏活動を持続させる・・・。凄いことだ。

  それはご本人たちが世に受け入れられ しかも連動する仲間がずっと共に在るということだ。

 

 ご一緒させていただいた栗田さんのお誘いで 滅多に身を置くことのない素敵なライブ時空を体験することが出来た。

終演後 ご親戚になる栗田さんと和田純子さんはなごやかに言葉を交わされていた。

BE THE VOICE new album 'And now' Interview

BE THE VOICE /// 猿の時代 - Monkey era

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09月25日に目に留まったSNS・メディアの記事

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東日本大震災が起こった後の [ 2011年08月26日(金)のブログ ] から    「阿智胡地亭の非日乗」が掲載したエントリー

2023年09月26日 | 東日本大震災ブログ
011年08月26日(金)
学校の新たな目安は1マイクロシーベルト未満
 

学校年間放射線量 新たな目安
8月26日 13時4分 NHKニュース

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて示された学校で子どもが受ける放射線量の目安について、文部科学省は、1時間当たり1マイクロシーベルト未満とする新たな目安を定め、

この数値であれば、学校で受ける放射線量は年間0.5ミリシーベルト余りになるという試算を明らかにしました。

福島県の学校や幼稚園の屋外での活動を制限する放射線量の目安については、文部科学省がことし4月、年間20ミリシーベルト未満、

1時間当たり3.8マイクロシーベルト未満という数値を示していましたが、校庭の土を取り除く作業が進み、すべての学校で数値を下回ったことから、

文部科学省は、この目安を廃止することにしました。そのうえで、夏休み明けは学校で子どもが受ける放射線量を年間1ミリシーベルト以下とし、

この目標を達成するための新たな目安を1時間当たり1マイクロシーベルト未満と定めました。

 文部科学省によりますと、この数値であれば、学校で6時間半過ごした場合、給食などによる内部被ばくも考慮しても学校で1年間に受ける放射線量は

0.5ミリシーベルト余りで1ミリシーベルトを下回るとしています。また、新たな目安の1マイクロシーベルトを超えても屋外活動を制限する必要はないとしていますが、

速やかな除染対策が望ましいとしています。文部科学省は、この試算を全国の都道府県に知らせ、学校活動を行う際の参考にしてほしいとしています。

海外各国からの、チエルノブイリ原発事故のケースに比べてもあまりに恣意的な行政判断の数値で、国が国民の命をないがしろにしているという声がなかったら、

どうなっていたことかと思う。しかし石綿による肺の疾病発生に対する、初期段階の国の対応とあまりにも似すぎている。

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20110821 THE世界遺産 ビキニ環礁核実験場
 

TBSの番組「THE世界遺産」より

ビキニ環礁はいま美しい南の島だが、この島に1946年、アメリカは原爆の威力をはかるため、日本の戦艦長門を含め70隻をこえる軍艦を集めた。

1954年3月1日、ヒロシマ原爆の1000倍もの破壊力をもつ水爆実験が行われ、島を跡形もなく吹き飛ばした。

爆発によって粉々に砕け散ったサンゴの粉は放射性物質をまとい、粉雪のように風に流され、そして日本のマグロ漁船の上に降り注いだ。

12年にわたる大気圏核実験に終止符が打たれたのは1958年のこと。それから半世紀あまりたった島と海はいまどうなっているのか。

20110821 THE世界遺産 ビキニ環礁核実験場 投稿者 PMG5
 

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東日本大震災・原発 / 今日の気になるネット情報 |
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2003年7月「北朝鮮の工作船」の残骸をお台場の「船の科学館」で見た。             茶話 10

2023年09月25日 | エッセイ

   2003年の7月はじめのある日お台場の「船の科学館」へ行った。

そして海中から引き上げられ、調査が完了した後はここで展示されている北朝鮮の工作船の残骸を見てきた。


  この日は新橋のユリカモメの駅で学生時代、弓道部で一年先輩だった五十棲さんと待ち合わせた。

五十棲さんからは少し前に、学校の同窓会誌に掲載された「私の阪神淡路大震災体験記clickを読みました」と同窓会編集部気付でお手紙を頂き、そこから交信が復活した。

この日私が神戸から上京した機会に、卒業以来38年ぶりにお会いすることになった。

まことに「知己あり、遠方より便りあり」は生きている間に体験する哀歓苦楽の中の歓という大きな一つだ。

この日の小旅行は、五十棲さんが事前に男二人のデートコースを練りに練って下さり、

外からは何度も見ているが、内部は初めてのフジテレビ見学も、これもまた面白かった。

1)工作船は、添付の写真にあるように錆びた鉄のドンガラだった。上陸用の小型高速艇をも積み込んだスペースから見ると、

生活区域はどこなんだというくらい小さな船だが、スクリューだけは4本も並列に並んでおり、船体の大きさに不釣り合いな推進力があったことがわかる。

巡視船からの銃弾で何ヶ所も沢山の貫通孔も見えた。また最後は自爆したらしいが、自爆用の装置も積んでいた訳で、
真っ黒に焼けた広い個所があった。本体と合わせて引き上げられた銃火器や生活品、衣服などは第2会場に陳列されていた。

ハングルも当然あったが日本のメーカーの製品も多かった。中国政府の横やり(北朝鮮からの依頼もあってのことかもしれない)で、
引揚までに時間が長くかかり、海中に長期間漬っていたとは思えない保存状態だった。

保安庁の船が追跡を始めた時から工作船が自爆して沈没するまで、記録班?がビデオ撮影しており、
それを公開用に編集したビデオも連続放映されている。

これを見ると、砲撃開始までには停戦命令を日本語、英語、中国語、韓国・朝鮮語と4つの言語でくり返し繰り返し行い、
砲撃開始も「停戦命令に従わなければ国際法に則り砲撃する」と大音声のスピーカーで何度も警告している。

先方からの反撃の砲撃は当然ながら突然であり、ビデオの担当官も驚いている様子がカメラの揺れでわかる。
船の実物とビデオを見ると、
これに乗っていた連中は明らかに戦闘を常に予測している兵士だ。本国からの自爆指示か責任者が叩き込まれている
マニュアルによる自爆かはわからないが(また、自爆かどうかも本当のところはわからないが)、少なくとも十数名の
20代、30代の人間が死ぬ時に将軍様マンセーと言ったか、オモニー(お母さん)と言ったかは知らないが、停船せず、
また逮捕されることなく死んだ。

2)これらを見ていると、かの国は昭和20年から58年間、今も戦時体制にある国なんだと実感する。
見た船体も装備品もよくここまで使っているなあという古い品物が多かった。

この間、戦費や宮廷費用を調達するために、これらの船で大麻から麻薬からなんでも金になるものを日本に持ち込んだり、
潜入者の教育係のため、色々な階層の日本人を拉致してきた。

ある一族とその取り巻きの安寧と永遠の持続のためにだけ、その国の大多数の人間は存在するというのは歴史上どこにもあることだ。

(つい140年ほど前まで日本も、徳川さまご一家ご一統の安泰のため情報封鎖の鎖国をした。
そして厳しい禁令を沢山つくり、他国世間様とのお付き合いをさせないように取り締まった。

この間、向こうの島国人のイギリスがアメリカ、カナダ、豪州など好き放題に切り取り強盗をやる間、
本来彼ら以上にパワー溢れるこちらの島国人は300年間、大きな外航船は作れないし、
お家取り潰しにあわぬようなどお上の顔色を見てビクビク過すしかなかった。なんともったいない300年。

あのころお上が手をださない読み書きソロバンなど普通日本人が寺小屋などで受けた教育は、当時の世界レベルで質量共に
他国を圧していたことを思うと、お上が手を出したら碌な事にはならない例の一つだ)

にしても、北朝鮮にとって気の毒なのは、地球上の時代がこの50年で、もう偉大なる将軍様でも統領様でもないように、
不十分ながらも封建主義から民主主義にシステムが変わってしまったことだ。中国も、ロシア(ソ連)も
北朝鮮を緩衝材に使うだけ使って、今や使い捨てというのも気の毒だ。

3)かの国に自分が今生まれていたらと想像すると、気の毒に思うことは多々あるが、「暴力とカネ」だけがルールで、
ある一族だけのために50数年運営されてきた国の人とはもはや同じ常識は通用しない。
かの国が国として、金一族と共に自滅するしかないとすると、人間とはつらいもんだと思いながら会場を後にした。

(とは言え、昭和20年、アメリカが準備していた原爆をあと5発ほど落していたら、こちらも歴史家におんなじ事を書かれていた可能性もあるが)

五十棲さん、自分では行こうと思い付かないところへ連れて行って頂きありがとうございました。

2003.9.04 作成

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中華学校に通った日本育ちのアメリカ人の人生が濃すぎた!

2023年09月25日 | SNS・既存メディアからの引用記事

中華学校に通った日本育ちのアメリカ人の人生が濃すぎた!

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09月24日に目に留まったSNS・メディアの記事

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東日本大震災が起こった後の [ 2011年08月25日(木)のブログ ] から    「阿智胡地亭の非日乗」が掲載したエントリー

2023年09月25日 | 東日本大震災ブログ
2011年08月25日(木)
 
小沢一郎はどうあがいても官産複合体には勝てない
 
小沢批判を18年続ける日本メディアをオランダの大学教授批判

一部引用・・

私は30年以上にわたって日本政治、そして日本と国際社会との関係を取材・研究してきた。その立場から自信を持っていえることは、
 
現在の日本は、民主主義国家としての命運を左右する重要な転換期を迎えているということである。

その最大のキーマンが小沢一郎氏だ。私は現在の日本政治において、本当の意味での改革を成し遂げられるのは彼以外にないと考えている。

しかし、民主党の代表選がいよいよ始まろうとする中で、小沢氏に対して再び官僚や新聞・テレビメディアによる攻撃が強まっている。
 
私は『誰が小沢一郎を殺すのか?』(角川書店刊)の中で、繰り返される「反小沢キャンペーン」が、いかにアンフェアで悪意に満ちた「人物破壊」を目的としたものであるかを論じた。

もちろん他の国でも、政敵に対するネガティブキャンペーンはある。だが、小沢氏に対する攻撃は、1993年の自民党離党・新政党結成以来18年の長きにわたって続いてきた。
 
これほど長期にわたって個人を標的にした「人物破壊」は世界に類を見ない。

全文はこちら

☆小沢一郎がこれまで日本の旦那衆(エスタブリッシュメント)から排除されてきた理由は二つある。

○小沢は終始一貫「官僚国家日本」という官僚支配の仕組みを政治主導の仕組みに変えようとしてきた。

○小沢は終始一貫「米国従属」から、「主権独立国日本」を目指してきた。

 現在のアメリカの核の傘の下で、宗主国の顔色を窺って、その意に添いさえすれば体制維持が出来る「財務・外務・防衛官僚」と、
 
大マーケットのアメリカを怒らせたくない「財界」複合体からすれば、この二つはあっては困るものだ。

岡目八目・・、外から日本を見続ければ中では見えないことも見えてくることがある??☆
 
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昨日見たネット動画 8月24日版 
 
○宮崎哲弥のトーキング・ヘッズ8/19(金)「国家と情報 Part2」2/4    こちら

○首都圏にも広がる放射能汚染 私たちにできる対策は?1/3   こちら
 
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メディアの傲慢 その一例 「緊急患者の受け入れ拒否??」
 

救急患者の「受け入れ拒否」ではない、「受け入れ不能」なのだ

一部引用・・

●救急システム不備の責任を「たらい回し」しているだけ

私がここで言いたいのは、メディアの報道に使用されている「たらい回し」や「受け入れ拒否」という表現は現状に即したものではないということです。

本当は「(専門的な処置が不可能なことによる)受け入れ不能」と表現すべき状況だということを、みなさんに知っていただきたいのです。

「不要不急の救急利用を止める」「広域救急体制(埼玉県内で対応不能な場合には都内へ搬送するなど)を整備し、現場の受け入れを改善するために予算を増やし、

人員を増やす」といった対応はある程度は有効でしょう。けれども、その方策だけで問題が解消されるわけではありません。

 一番大事なのは、行政、医療機関、利用者が一体となって日本の救急医療の仕組みと現状を理解し、各自ができることを一つひとつ行っていくことだと思います。

「救急内部の連絡が不十分だった」として救急隊を責めたり、専門外でも診察するよう二次救急医療機関に責任を負わせる結論では、議論が先に進んでいきません。

結局は、24時間対応できる救急体制そのものが不足していることの責任を「たらい回し」しているだけに過ぎないのです。

全文はこちら

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人間の能力についての二つの小論by内田樹
 

「大阪京都両府警の捜査官が広域事件について打ち合わせしたとき、京都府警の刑事が「こういう事件もあるんです」と、ある空き巣事件の容疑者の写真を大阪の刑事に示した。

打ち合わせが終わって外へ出て10分後に大阪府警の刑事は近くの競艇場外発売所近くでその容疑者を発見した。

この捜査員は雑踏の中から指名手配犯などをみつける『見当たり捜査』の専門家だそうである。

そういうものだろうと思う。こういう人たちは『犯罪にかかわる人間』が発する微細なオーラを感知する能力を備えている。そういう能力を持っている人が警察官になるべきであり、

これまではなってきたのだと思う。警察という制度はそのような能力を勘定に入れて制度設計されている。

だが、挙動不審な人間を感知する能力や嘘をついている人間とほんとうのことを言っている人間を見分ける能力などは、その有無や良否をエビデンスによって示すことができない。

そして、私たちの社会では『エビデンスによって示すことができないものは存在しないものとみなす』というルールを採用しているのである。

そのせいで、わが国のあらゆるシステムは劣化したと私は思っている。

冤罪事件が多発するのは、司法システムが『嘘をついている人間と真実を述べている人間を直感的に識別できる能力』を備えた司法官が

一定数存在することを前提に制度設計されているからである。物証がなくとも、自供がなくとも、証言の真偽を直感する力を備えていると想定された司法官に賦与されている諸権限を、

そのような能力を持たない司法官に許したからこそ、『今起きているようなこと』が多発するのである。

人々は司法制度の改善(平たく言えば『司法官がどれほど無能でも真犯人が逮捕され、正しい判決が下せる制度』の実現)を願っている。

それも一つの道だろう。だがそれでは制度の劣化は止まらない。遠くから容疑者に引き寄せられる捜査官や、偽証を直感できる司法官はどのようにすれば選抜され、

育成されるのかという問題は純粋に技術的なものだ。それを誰も論じないという事実が制度劣化の病態そのものなのである。」(AERA8月一週号)

次はニセ医者について書いたもの。今週号のAERAに掲載されている。


「石巻市の災害ボランティアセンターで、医師免許を持たない人物が医療行為を行っていた。

朝日新聞は『ひと』欄でこの男性をカナダの大学病院所属の『小児救命救急医』と紹介し、社外から詐称ではないかという指摘を受けて、二日後に記事を削除した。

この事件には日本のメディアの本質的な弱さが露出していると私は思う。

それはジャーナリストに『人を見る目』がなくなったということである。取材のたびに、記者たちの前にはさまざまな人物が登場して、

さまざまな言明をなす。多くは主観性のバイアスがかかっている(中にはあからさまな誇張や虚偽も含まれる)。

だから、報道を職務とするものに一番必要なのは、彼らに向かって語っている人間の言明のうちの真実含有量をクールに計測する能力である。

しかし、このような能力は入学試験や就職試験では査定の対象にならない。受験科目にないし、大学でも教えない(

そもそも教員たちも上司たちも若者がそのような能力を持つことをほんとうは望んでいない)。

その結果、私たちの社会では『人を見る目』を持つ人が絶滅に瀕しつつある。


『人を見る目』というのは、コンテンツの理非については判断できないが、『この人の言うことなら信じてもよい』と判断できる力のことである。

あるいは、話のつじつまは合っているが、『この人を信じてはいけない』と直感できる力のことである。

この先駆的なスクリーニングによって、さまざまな犯罪や業務上のミスは未然に防がれ、社会的コストは抑制されている。


けれども、この能力には顕示的なエビデンスが存在しない。『人を見る目がある人間』の身の上にはさしあたり何も起こらないからである。

不可解なことだが、私たちの社会はこの『予防的に厭な思いを回避した力』をゼロ査定する。危機的状況に際してはこの能力の有無がしばしば生死を分かつことになるにもかかわらず。

このニセ医者には朝日新聞の他に複数のマスコミが騙された。『他社が取り上げた』ことを以て取材対象の身元保証に代えることができると信じたのだとしたら、

マスメディアはまさに危機的状況にある。」(AERA8月三週号)

私が言いたいことはどちらも同じである。


人を見るときに私たちがなすべきは、表面的なロジックの整合性や資料的根拠を吟味することではなくて、

「あなたはそれを言うことによって何を言いたいのか?」という分析的問いを差し向けることである。

人間の抑圧された欲望はその表層にあからさまに露出しているので、見ればわかるのである。

 ほんとに。

引用元はこちら

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今日読もうと思うネット記事 8月25日版 その1
○菅政権に入ってわかったことと、できなかったこと  こちら

○2011/08/23 東電・保安院 会見  こちら

○週刊東洋経済8月27日号の「トップの肖像」に福島原発行動隊の山田代表が取り上げられました  こちら

○教育基本法について(内田樹の研究室)  こちら
 
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神田の雀荘で7月以来の健康マージャンを楽しんだ

2023年09月24日 | 東京あちこち

某日神田へ出かけた。もう4回目か5回目になる行きつけになった雀荘は改札口から3分のところにあり 11時現地集合だ。

戦いの前の腹ごなしに立ち食いそば屋に入った。この店はもう10年以上前に知った店だ。立ち食いそばいつも春菊そばを頼むことになっている(笑)。

蕎麦屋の隣に串カツの店があった。

この日店はまあまあの入りだった。年配者が殆どで若い人はもう神田の雀荘には来ないようだ。

それにしても80歳前後の人間が4人健康マージャンを今回も楽しめて我々は期高齢者だなと有難く思った。

和了れなかったが 久しぶりに役満の役「四暗刻」を聴牌(てんぱい)した。

 

 

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1980年代の日本人は〇〇をしていた?アメリカ人視点で見る昭和の日本|ネイティブ同士の英会話

2023年09月24日 | SNS・既存メディアからの引用記事

1980年代の日本人は〇〇をしていた?アメリカ人視点で見る昭和の日本|ネイティブ同士の英会話

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東日本大震災が起こった後の [ 2011年08月24日(水)のブログ ] から    「阿智胡地亭の非日乗」が掲載したエントリー

2023年09月24日 | 東日本大震災ブログ
2011年08月24日(水)
 
北海道岩内の斉藤 武一さん。ふる里の海を守りたい。
 

日本の悲劇。東北巨大地震と福島原発

~本当のことを何も知らされない日本人~

          北海道岩内 斉藤 武一

はじめに

 太平洋沿岸に並んでいる10基の福島原発が次々と深刻な状態になっています。なぜ、そんなことが起きているのか日本人は、何も知らされていません。

さらに、これから起きる悲劇のことも何も知らされていませんし、今もなお、電力会社と政府と原子力工学の専門家とマスコミは、本当のことを国民に隠し、国民をだまし続けています。

1.福島原発の弱点

 原発には、加圧型(PWR)と沸騰水型(BWR)があるが、福島原発は沸騰水型で、沸騰水型には弱点が二つある。

一つは、ブレーキに当たる制御棒が圧力容器の下から挿入されるという点にある。制御棒は、竹やりのような形で圧力容器の下にぶら下がり、水圧で押し上げる仕組みになっている。

そのため地震で揺れた時は、制御棒が入りづらいという弱点がある。今回の東北巨大地震では、「幸運なことに」制御棒が入り、原子炉が停止したということを日本人には知らされていない。

そして、二つ目の弱点は、圧力容器内の水を循環させる循環ポンプにある。沸騰水型では、循環ポンプが圧力容器の外にぶら下がっている形になっている。

そのため地震の振動に対して非常に弱い。循環ポンプは、燃料棒を冷却する重要な役目があり、今回、原子炉が停止した後、崩壊熱を出し続ける燃料棒を冷却出来なくなった理由は、

循環ポンプの弱点にあることを日本人には知らされていない。

2.非常用発電機が津波で流されていた

 原発では、通常は内部電力といい原発自身が作った電気を使って運転されている。地震で原子炉が停止すると、最初に内部電力がなくなる。

すると、外部電力といい送電線から電力が供給されることになっている。しかし、地震で外部電力もこなかった。

その時は、非常用ディーゼル発電機が作動することになっているが、大津波が発電機のある施設をすべて押し流していた。

しかし、電力会社は、津波で発電機が不能になったという程度で、施設そのものが流されていたという重大な事実を隠していた。

やがてバッテリーも切れ、福島原発は、電気がなくなり完全に不能となり、電源喪失に陥る。

そして、電源喪失という重大事故は、福島原発の第一原発の2号機で、巨大地震の9カ月前の2010年6月17日にも起きていた。

この時もかなり危なかった。しかし、その時の教訓は生かされることはなかった。

3.なぜ放射性物質が大量に放出されたのか

 原発で、どのような燃料を使っているのか何も知らされていない。最初にウラン燃料であるが、現在は濃度が4.8%という高燃焼度燃料を使っている。

以前に比べて濃度が高いということは、核分裂によって生まれる死の灰の放射性が高まる。さらに燃えた後の使用済燃料は、濃度の低い燃料より崩壊熱を多く出し続ける。

そして、福島原発第一原発3号機では、濃度の高いウラン燃料に加え、プルトニウム燃料も使っている。

プルトニウムは、ウランよりも激しく燃えるため、核分裂で生じた死の灰の放射線レベルはかなり高く、燃やした後の使用済核燃料の崩壊熱も高い。

このことを踏まえて、格納容器が爆発するまでを追うと、最初に電源喪失で水の流れが止まり、崩壊熱によって冷却水が蒸発し、燃料棒が水面から顔を出してしまう。

そのため、燃料棒のさやである被覆管のジルカロイドが高温となり、化学反応を起こし水素が発生し、格納容器に溜まり始める。そこで水素爆発が起こった。

爆発の際、なぜ大量の放射性物質が放出されたのか。それは、燃料内部に大量の死の灰が入っていたからである。

3号機の周辺で放射線の値が400ミリシーベルトという高いレベルになったのは、濃度の高いウラン燃料とプルトニウムによるものである。このことも、日本人には何も知らされていない。

さらに、プルトニウムから生まれる死の灰の恐ろしさが隠されている。

4.使用済み核燃料が爆発した

 福島原発第一原発4号機内のプールに保管してある使用済み核燃料から水素が発生し爆発した。なぜ爆発したのか、これも本当のことが隠されている。

日本では、原発から出るごみである使用済み核燃料が大量に出てしまい、その保管に困り果てている。そのため、プールには昔に比べてぎっしりと原発のゴミが詰め込まれている。

となると使用済み核燃料全体から出る崩壊熱は、以前に比べて多くなる。電源喪失により、プールの水の循環が止まり、冷却不能となり、プールの水が少しずつ蒸発し、

使用済み核燃料が水面から露出し、崩壊熱により水素が発生し爆発した。つまり、原発のゴミの所処理に困り果て、プールに大量に詰め込んだことが被害を大きくしたことになる。

このことも知らされてはいない。

5.外部被ばくと内部被ばくの違い

何度も水素爆発が起き、死の灰が福島地方に降りそそぎ、さらに首都東京にも少しずつ届き汚染は拡大している。

しかし、原子力の専門家も政府も「ただちに健康に心配はありません」と繰り返している。その際、レントゲン撮影に比べたら低い値だと強調し、国民をだまして続けている。

外から放射線を受けるのを外部被ばくというが、レントゲン撮影は外部被ばくのことである。健康に心配なのは、外部被ばくよりも、放射性物質を吸いこみ

体の中から被ばくする内部被ばくの方である。政府も専門家もわざと外部被ばくと内部被ばくを同等に扱い、健康に心配はないと国民をだまし続けている。

6.内部被ばくの恐ろしさ

 外部被ばくは、瞬間の被ばくである。放射線の量が多ければ、それに比例してガンになるリスクが高まる。

しかし、内部被ばくの場合は、体の中にある放射性物質がじわじわと長時間にわたって放射線を出す。そのため放射線によって周りの細胞は破壊される。

具体的には、免疫細胞が破壊され、遺伝子が傷つくことになる。そのため、放射線の量がごくごく微量でも危険である。

つまり内部被ばくの場合は、10年後、20年後にガンにかかるということになる。内部被ばくの恐ろしさは、目に見えないごいごく小さなほこりを吸いこみ、

被ばくしているとは知らないうちにガンにかかるリスクが高まるという点にある。政府や専門家やマスコミは、内部被ばくの恐ろしさを、まったく国民に知らせていない。

 日本の悲劇から世界の悲劇へ

 本当のことは何も知らされないまま、多くの日本人が放射性物質にさらされています。

このままだと、日本の子どもたちが危険なことになります。内部被ばくした子どもたちの遺伝子は傷つき、傷ついた遺伝子は10年後、20年後、子どもたちの体に襲いかかってくるのです。

 悲劇は始まったばかりなのです。悲劇が始まっているのに、その悲劇を日本人は知らされていません。日本を日本人自身で救えなくなっています。

日本人の多くが、政府に悲劇を訴えかけておりますが、なかなか日本政府は本当のことを言いません。福島原発による日本の悲劇は、全世界の悲劇へと発展しています。

全世界の人たちに心より訴えます。全世界で原発を一刻も早く停止するように希求します。

本原稿は、パソコンで日本国内に配信され、さらに英訳され全世界に発信されています。そのため、全世界に向けての文章となっています。

と同時に、京都にある市民系出版社・ロシナンテ社の月刊「むすぶ」の3月28日号に掲載されます。

 2011年3月16日、初稿より詳しくしました。

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斉藤武一さんは北海道の小出裕彰だ。福島原発が教えてくれたこと。
 
 
 
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33年間泊原発の排水海水温を測っている男
 
斉藤武一さんは北海道泊村の村民。33年間にわたって、泊原発の排水口付近の温排水の温度の計測をやっている。
 

  
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人はなぜ小説を書き、人は小説を読んでなぜ面白いと思うか?
 
武蔵野大学で三田誠広教授の模擬授業を聴く

一部引用・・

21)それは、悩んでいるのは自分だけじゃない、と分かるから。秋葉原の犯人も、小説を読んでくれていれば……と思います。でも、リアリズムはあんまり面白くありません。そこで19世紀なかば、ロマン主義が起こります。

22)リアリズムで書くんだけど、ロマンスの要素がある。『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ、1844年)などですね。魔法使いや火を噴くドラゴンは出てきませんが、不自然である。これをエミール・ゾラが「小説は自然でなければならない」と批判しました。

23)この場合の「自然」とは、人間をありのままに描くということです。ゾラは『居酒屋』という、酔っ払いとホステスの話を書きました。また、続編の『ナナ』という作品を書きました。庶民の、美しくないけれど、人間くさい話です。

24)「リアリズム」「自然主義」「人間主義(ヒューマニズム)」。これがゾラの考えた、純文学の3点セットです。日本だと永井荷風、田山花袋『蒲団』などですね。『蒲団』は「これが文学なのか?」と思うかも知れませんが、人間とはそういうもの、清廉潔白ではない、

25)欲望もある、そういう裸の人間の姿をちゃんと書いているのです。これが日本の純文学なのです。そして私(わたくし)小説というジャンルができました。大半は三人称で書かれています。私(わたくし)の対義語は「公」です。

26)自分のプライベートに素材を取って、自分の心のあやしい部分をえぐり出す。これが日本の文学の伝統になっています。じゃあ、皆さんも小説を書いてみましょう。まず、自分(主体)を見つめてみる。みんな一個の独立した主体です。

27)いかに生きるべきかを考えたときに、主体にとって不本意な生き方をしてしまう。主体には願望があります。主体を確立した人間は、自分の人生を考えます。ただ親に命令されて従うのは主体性がありません。普通は中学生で主体ができてきます。親の言うことを聞かなくなる。

全文はこちら
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選挙公報ネット掲載OK
 
総務省が選挙公報ネット掲載容認
2011年08月21日13時48分

三浦博史さんのブログから

延期されていた、被災地の地方選挙がスタートしていますが、予想通りとはいえ、軒並み、投票率が下がっています。

そこで総務省は、選挙公報のネット掲載を容認すると発表しました。これは結構、画期的なことです。

たとえば一番選挙期間(=告示期間)の長い知事選挙では17日間もあります。その中の一日の新聞折込等で選挙公報が挿入されていても気づかずに捨てたり、関心が低いときに見過ごすことはよくあることです。

従って投票前に、各候補の主張を確認したい場合に(現在は候補者のサイトは選挙運動は禁止かつ告示日以降は更新は禁止されていますので)、選挙公報ネット版は有力な比較の資料となります。

早く、選挙全体のネット解禁を実現してほしいものです。
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映画「道頓堀川」を観ました
 

九条の映画館「シネ・ヌーヴォ」で映画「道頓堀川」を観ました。この映画は深作欣二監督の会心の作ではないでしょうか。

 まさに娯楽巨編といえる2時間の長編でした。客の受けを計算しつくした「あざとさ」はここまでのレベルに達すると逆にプロの根性を感じて快感です。

ほぼ30年前の懐かしい大阪ミナミの現地ロケが何とも言えず、松坂慶子と加賀まりこの“オンナ”の美しさを際立たせて、彼女たち二人はこの映画に出演したことで女優冥利につきると思ったのでは。

勿論若い真田広之、佐藤浩市、脂の乗り切った山崎努、いい味を出す渡瀬恒彦、名古屋章などの演技も堪えらえません。そして今や貫禄の柄本明が既にこの時点で認められていることも知りました。

また松坂慶子と真田宏之のカラミのシーンは、噂にたがわぬというか、表現できない濃厚な時間が流れました。


 松坂慶子のスターダムへのとっかかりになった1982年松竹作品。

 
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映画・テレビ・舞台・ホール |
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腹部大動脈瘤 が徐々に大きくなって人工血管を入れる手術を受けた話          茶話 9

2023年09月23日 | エッセイ

売れない落語家の 阿智胡地亭辛好が今日も今日とて、楽屋横の隠居部屋に上がりこみ、席亭のご隠居と毒にも薬にもならない話で盛り上がっております。

隠居:おう、ようやく顔を出したか。はらあ切ったっておめえのカミサンから聞いたが、いってえどのくらい切ったんだい?

辛好:ミゾオチからせがれのすぐ上まで真っ直ぐに20センチくらいのもんでさあ。

隠居:で、詳しく聞いてなかったが、なんで腹なんぞ切る羽目に?何か不義理でもしたのかい。
お前さんみたいな売れねえ噺家にもご贔屓筋が何人かついてるみたいでな、看板が下りてるがどこか出稼ぎにでも出かけたのかとか、
いつから高座に戻るのかとか聞いてくれるお客様もいたんだよ。

辛好:そいつはナンと嬉しい話じゃあござんせんか。ありがてぇこった。
実は少し昔、安芸の国の席亭で3年ほど高座に上がっていたんでやんすが、5年ほど前、席亭指定の施療院で春の健康診断を受けたんでさあ。
指定目入の診断をこなしたあと、くすしの院長が「ちょうど息子が他院の修業を終えて戻ってきたんだが、超音波腹部検診のカラクリを入れて
くれってねだられて“回向(エコー)”のカラクリを買ったばかしなんじゃが、特別割引銭で見るがどうじゃ」って言うじゃあありませんか。
それまで「回向」なんぞやったことがないもんで、おもしれぇと思って「ようがす」って言ったら、若が喜んじゃって詳しく見てくれるってやりだしたが、
途中からえらく真剣な顔になったんでさあ。

隠居:どうしてまた?

辛好:「腹部大動脈瘤がありますね、破裂するかも知れんけん、すぐにでもそっち方面に明るい「くすし」に見てもろおてください、紹介状も書きます」
って言うじゃあござんせんか。あんまり真剣に言うので翌週 広島市民病院の心臓血管外科で見てもらったら、この秋にでも手術をしたほうがいいが、
するかどうかを決めるのはアンタだと言うン。

隠居:くすしに自分で決めろと言われても患者はちょっと迷うわな。

辛好:手術をするにもカミサンが近くにいねえと万事不都合だと思って、カミサンにこんな事になったが家の近くに心臓血管外科に強い病院がねえか
調べてくれって連絡したら早速、パソコンの印多蜘蛛網であれこれ調べてくれて、家の近くの労災病院に心臓血管外科の「神の手」(click )がおられるらしいと。


それで夏休みの1日にこの病院に行き、腹のCTを撮ってもらったら「本来約20ミリ径の大動脈が35ミリまで膨らんでいるなあ。
形状がなだらかなので、まだ手術はしなくてもいいと思う。そやけど半年に一回はチエックに来てもらわんと」となってそれからずっと見てもらっていたんでさあ。

隠居:それで?

辛好:安芸の国から地元に戻って何回目かの検査で50ミリ程になって先生も次はそろそろ手術やなあと言われていたんだが、
なんせこの大動脈瘤ってやつは自覚症状がまるでないン。
原因は動脈硬化らしいんだが自覚症状が全くないもんで、生活習慣を変えもせずこないだまで飲む吸う打つを懲りずにやってきたン。

隠居:そういやあ、お前の好きな司馬遼太郎さんも確か腹部大動脈が破裂して惜しい人を無くしたが司馬さんの奥さんの話でも
動脈瘤をお持ちなのは本人も周囲も気づいてなかったそうだなあ。
確かに、司馬さんの写真で煙草をくゆらしてない写真は一枚もないなあ。

辛好:ホントに司馬さんは同時代にあんな人を持てたのは有難いことで、それだけにあんなに早く亡くなったのは心底勿体無いことでさあ。
司馬さんと同列に並べてもらう気は毛頭ねえが、病気としては同じに違いがねえ、ってことでいずれはと思う気持ちと、
身体にメスが入る、しかも全身麻酔の手術ってえのは生身のカダラには一生どえれえストレスが残るって聞いているもんで
正直出来たらやりたくないって気持ちでいたン。


ところが半年前くらいから夜、布団に入って天井を向くと、腹の一部が時々ぴくんぴくんと動くのを感じるようになって
そろそろ年貢の納め時かなとは予想していたんでさあ・・。
それで7月中ごろに見てもらったらCTのフィルムを見たとたん、先生いわく「こら切りごろや、よう育てはったなあ」
「どれくらいになってます」「60ミリくらいやねえ」 「風船膨らますとおんなじでな、瘤いうのんはある時から急に大きなるねん」
それまでに調べていたんで、径が55ミリを超えると破裂率が年間33%になり、いったん破裂すると死亡率50%を越えるって
知ってたこともあり、その場でもう手術を観念して先生と相談して入院日も決めたン。

隠居:そうか、そんなもんを後生大事に育てて、この5年ほど好き勝手やってきたんじゃな。

辛好:そういう事なんでさあ。まあそれでも8月16日に入院して20日に手術、9月1日に退院てえことで順調な経過の方らしいのは有難いことで。
ただ心臓から下りてきて両下肢へ伸びる「人」型の大動脈部分を人工血管と取り替えるのに、腹割いて腸を掻き分けて背骨のすぐ 前に
位置する大動脈を一望に見えるように出して、3箇所でいったんクリップして血流を止めてってなことをしてるんで、長時間空気に
さらされた大腸なんぞのハラワタが元の場所にうまく戻り、ストレスで反乱を起こして壊死しないようこっちの方の対処も
大変ってことらしく、4日間点滴だけだったン。


それなのにじっと安静にしていたら腹の傷口と腸が変に癒着したらいかんからと、15時間の集中治療室から病室へ戻ったらその時点から
点滴液のハンガーを自分で押してトイレへ行けと 言われて・・・・。(思い出したのか殆ど涙声)

隠居:噺家が泣いてどうする。それにまだ下腹に力が入らないのか声がまともに出てねえなあ。
今日はもういいから茶をいっぺえ飲んで帰りな。入院のあれこれはまたこんだ聞かせてもらうから。

辛好:
そんじゃあ、今日のところはお腹のお開きという噺まででお開きに
しっかり傷がくっつくまで、しばらく大人しくしてまさあ。
ただ退屈だからこの歩いて来れる隠居部屋にはまたすぐ遊びにきますんで。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


売れない落語家の 阿智胡地亭辛好 が今日も今日とて、楽屋横の隠居部屋に上がりこみ、席亭のご隠居と毒にも薬にもならない話で盛り上がっております。

隠居:おう又、来たな。おめえさん、こないだは、手術中自分で自分の腹切りの一部始見ていたようなことを話していたが、確か全身麻酔だったんだよな。

辛好:それはそうなんでやんすが、あの話は手術前の手術説明会と術後に病室で先生に聞いた話なんでさあ。

隠居:手術説明会ってえのは何のことだい?

辛好:アタシもなんせ初めての経験だったんだが、近頃の(因報務度懇宣度)「同意説明」っていう奴らしく、
手術前の血液テスト、アレルギーテスト、自己採血2回、カテーテルでの血管造影撮影で手術対象箇所のレントゲンなんぞ
が済んだ後、医者方が手術設計をして、それを患者本人と親族・関係者に説明するって言うン。
外科部長は何人来てもらって、聞いてもらっていいですよなんてね。

隠居:じゃあ、自分がどんな手術をされるのかその場で事前に何でも聞けるンじゃね。

辛好:これまで5年付き合ってきた心臓血管外科の脇田部長と今回、辛好の主治医になったN先生の二人が出てきて脇田部長が黒板に図を書いて、
手術内容とか時間とか説明してくれたン。


 この病院で同じ手術を年間20例から30例やっており、成功率はほぼ99%だから安心して欲しいが、
100%安全だとは言えませんなんてね。怖気がついて患者に止めますなんぞとと言われないようにソフトに丁寧に説明してくれたン。
ただ、こっちがどれくらい切るんですかって聞くまでは、切り口なんぞのことを具体的に向こうから言わなかったのは笑っちゃった。
聞いて「ヤダもう手術は止めた。オレ帰る」なんて言い出す奴が時々いるに違ぇねえって思ったね。
面白かったのは、最後の方に若手のN先生が「この手術だけは手術しても患者に感謝されない手術なんだよね」って言うんだよね。
「なんでです?」って聞いたら、破裂の原因が取り除かれるから、破裂そのものはもう起こらねえんで、手術の後の痛みだけが残って、
恨まれこそすれ感謝は後々までされないんだと。

隠居:なるほどそう言われてみれば、そういうこった。こいつはおもしれえ。

辛好:まあ、手術説明会のもう一つの目的は「手術同意書」、「輸血同意書」にスムーズに署名してもらうことにもあるんだなと思ったね。
それと裏を返せば、あれの本音は医療訴訟に備えているんだ。
それからこれとは別に麻酔科の担当医との面談もあったなあ。アレルギーやこれまでの煙草と酒の付き合いなんぞ聞かれましたよ。
そしてインタビューの後、「麻酔同意書」にも署名だよ。
それから当日の手術室の担当看護師、今は看護婦って言わないんだね、も病室に来てアタシの顔を見ていった。横浜市立大学病院だったかで
手術患者の取り違えがあってから、トリプルチエックくらいで顔を確認する仕組みになったんだと思ったね。

隠居:そりゃ当たり前といえば当たり前だが、安心だね。それで手術は何時間くらいのもんだったんだ?

辛好:1時25分に看護師が呼びに来て、一時間ほど前からつけていた麻酔液の入った点滴ハンガーを自分で押しながら手術室へ歩いて行った。
入り口で身内と別れて、なんか台に乗ってくれと言われて、乗ったらでは始めますと言われてからはもう覚えがなかった。
それから次に気がついたら身内がベッドの上から覗きこんでいたな。後で聞いたら5時20分に終わりました、
目が覚めたからどうぞってN先生が呼びに来てくれて、集中治療室に入ったって。
予定が3時間で麻酔処置など前後一時間って言ってたから殆どピタリの時間だったみたいでさあ。

隠居:麻酔がうまく醒めねえで、管を取ったり暴れる奴もいるらしいがお前はどうだったい。

辛好:先生には名前を呼ばれて普通に返事をして醒めたらしいが、その後が大笑いでさあ。    
カミサンと娘の顔が見えたとたん「ヨッ、どういう訳かここに美人が二人いるよ」って言ったらしいン。
カミサンはこんなときに身内にヨイショしてどうするって思ったって。
ワタシはこれを後で聞かされた時、芸人の悲しいサガを思ったン。    
それからもう一つ、「出血も少なくて自己採血の半分の400cc使うだけで良かったんだって」と手術後の身内に対する手術結果の
説明で聞いた事をカミサンが言ったら、ワタシが「日頃の冷血人間は、血液の量まで少ないんだ」って訳のわからないことを口走ったってさ。

隠居:お前いつも身内から冷たい人間って言われてるから、そういう時に気にしてることが出るんだよ。

辛好:そんなことがあって、翌日の午前中に病室に戻ったら、すぐさまリハビリですって言われて、トイレもベッドから起きて行けって、
まだ縫ったばかりの腹を抱えてどんどん歩いて動けって。
点滴も丸4日間で後はオカユになった。
手術の後の医者の関心は、どうも人工血管が中でちゃんとくっつくのは当たり前、腸がだんだん動くかどうかが問題らしくて、
ひっきりなしに看護師が来て腹に聴診器を当てて、あっ腸が中で動き出しましたなんて嬉しそうに言 うン。
1日一回傷口の消毒に来たとき初めて見たが、縦線の切り口はあまりカッコのいいもんではなかったすよ。
24時間腹帯を締めて、切り口が離れてヘルニアにならないように、ゼッタイに腹に力を入れるなと無理難題を
言われてるのがいまだに一番弱ることでさあ。


日頃あまり意識してなかったが人間、声を出すにも下腹に力入れてるン。
この手術後の最大の難関は雲古みたいなン。初めて雲古が少量出たと報告した時は先生も看護師も喜んだね。
便秘予防の漢方薬が出て飲むんだが、なかなかうまくいかないのでふと思い立って、下腹を刺激するために
「声に出して読む日本語」をやろうと思って、「般若心経」を称えるようにしたら臍下丹田が整ってきたらしく、
腸が動き出したン。「般若心経」でも「サラダ記念日」でも「風の又三郎」でも李白の「靜夜思」でも何でもいいンだが、
声に出してみて「息を長く吐く」ことの大事が又わかったン。

隠居:まあ、お前はそんな御託を並べて冷房の効いた病室で五輪を見ていりゃいいんだが、どうだい手術で入院したという経験は。

辛好:いやあ、職人芸の凄腕の先生方も有難いが、月並みながら、24時間中、検温、血圧、腹の聴診器、点滴とやってくれる看護師チーム、
ルームメークのおばさんなど、誰一人欠けても自分のイノチは、うまくまわらねえとつくづく思ったねえ。ホントに他人様に吾が命を預けっぱなしだよ。

隠居:それとなんだかんだ言っても暑い中、病院に通った身内が一番心配で大変だったはずだから、おめえが無事に医療事故もなく家に帰れて良かったよ。

辛好:病院から家に帰って最初の夕飯のときに次女いわく、広島で偶然コブを見つけてもらって、神戸で腕のいい先生にめぐり会うなんてオトッツアンやっぱ悪運が強いよね。
そしてカミサン曰く、それもそうだけど、この病気は結局、自業自得なんだよね。


 ワタシはこれを聞いて心づくしの退院祝いのお赤飯を噛みしめながら、人生、誰のせいでもない、自分のクジは自分で引くンだと改めて実感したんでさあ。

隠居:まあ、ちょっとキツクは聞こえたかも知れないが、きっと身内の嬉しさの裏返しだと思わないといけないよ、それは。
それにしても、おまえさんが入院中自分でやったことと言えば、冷房の効いた部屋でアテネをミテネてただけのことだな。

    お後がよろしいようで。

2004.09.04 記

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
手術後3か月して一回経過を見て頂いて以来、2004年以降無罪放免ですが、やはり動脈硬化は腹部大動脈血管だけでなく心臓の冠動脈にも生じており、
2010年に同じ神戸労災病院で冠動脈狭窄の3本の血管へのステント挿入カテーテル手術を受け、手術後ずっと循環器内科で2か月に一回の検診を受けています。

      

  脇田先生に執刀していただいた。

2017年10月 神戸新聞

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09月22日に目に留まったSNS・メディアの記事

2023年09月23日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文全文に飛びます。

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東日本大震災が起こった後の [ 2011年08月23日(火)のブログ ] から    「阿智胡地亭の非日乗」が掲載したエントリー

2023年09月23日 | 東日本大震災ブログ
2011年08月23日(火)
大橋弘忠東大教授は原子力村のエースだった?
 
 
大橋弘忠教授(東京大学)と小出裕章助教(京都大学)の証言  


プルサーマル公開討論会の全録画は佐賀県のHPの掲載されています。
佐賀県もいまさら削除はしないと思います。 こちら

HPに掲載されている内容の一部

プルサーマル公開討論会・議事録議事録議事録ダウンロード(PDF:320KB)
科学ジャーナリスト:中村浩美資料(PDF:355KB)
九州大学大学院教授:出光一哉資料(PDF:1637KB)
東京大学大学院教授:大橋弘忠資料(PDF:917KB)
京都大学原子炉実験所助手:小出裕章資料(PDF:989KB)
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会代表:小山英之資料(PDF:2176KB)
神戸大学海事科学部助教授:山内知也資料(PDF:840KB)
 

2011年8月23日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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タイマーズ 原発音頭
原発音頭 タイマーズ
 

歌の最後の捨て台詞に清志郎の一撃が!
 
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これから無名の一般人は何を頼りに生きていけばいい?

世界は三層構造でできている

「国家」「企業」より重視したい所属先は?

一部引用・・

日本脱出を考えるより先に「個人間紐帯」での存在感を高めよう

 今後、僕たちは三つの層で必要とされるリテラシーを、それぞれバランスよく取り込まなければならないと思う。

 その意味では、「日本から脱出する」などという話は無意味である。なぜならそれは、単に『国家』という層でのみの議論にすぎないからだ。
 
国家の枠組みでのみ考え日本という国を捨てたところで、他国でアイデンティティの喪失にあうのがオチだろう。

 今すべきことは、日本を出て行くことではない。日本という「国家」だけでなく、『企業』や『個人間の紐帯(ネットワーク)』の層における存在感の比重を高めてゆくことが必要だ。
 
そしてそのためのリテラシーを養うことこそが大切である。

全文はこちら
 
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福島県立大学の副学長になった山下教授とドイツのメディア
 
放射線研究で世界に冠たろうとする山下俊一教授、独シュピーゲル誌とインタビュー

ドイツのシュピーゲル誌のインタビューに応じた長崎大・福島医大の山下俊一教授、いろいろと過去の発言について鋭く突っ込まれています。

「放射線の影響はにこにこ笑ってる人には来ない、くよくよしてる人に来る」という発言の意図は?

山下:リラックスも大事だと

リラックスしやすいようにと、年間100ミリシーベルト被曝しても大丈夫だともおっしゃっているが?

山下:日本政府が混乱させたのが悪い。

教授を非難する人々がいるが?

山下:そういう人たちは科学者じゃない。医者でも専門家でもない。

原発周辺の住民には放射線によるどのような健康リスクがあるか?

山下:そんなものはない。放射線のレベルが低すぎる。

大熊町の一年間の積算放射線被曝量は508ミリシーベルトです。山下教授にとってはそれでも低すぎるんでしょうか。

全文はこちら


シュピーゲル誌のオリジナルの記事 こちら
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被災地で23億円が持ち主に戻った日本
 
23億円が戻ってきた!?日本の道徳心はありえないと海外で話題に

一部引用・・

・日本は素晴らしかったよ。住んでたときは楽しかった。財布、傘、パスポートなど、何をなくしても戻ってくるチャンスは100%だった。しかも財布に現金が入ったままで戻ってきたんだ。

・ついこの間、高齢の人々が福島の第一原発での仕事のボランティアを名乗りあげているというニュースがあったばかりで、今度はこれだ。
 
もう日本人は世界でもっとも良い人柄なんだと思えてきた。

・おれはJALの社長がパイロットより給料を安くしたって話が好きだった。バスで仕事に行って、カフェテリアで食事をしていたぞ。

(参照:JAL社長の給料がパイロットより低い…「アメリカとは大違いだ!」アメリカ人たち大絶賛)

・日本の社会は世界の他の場所に比べると、極端に安全だ。しかし社会システムや慣習により作り出される環境には大きな犠牲もある。
 
日本でほとんどが戻ってくる理由は、規則、階層、社会的な決まりごとが強いためである。

 日本では権力にたてつくことや、規則を破ることが良しとされず、個人的な表現でさえも、少しでも流れに逆らうことなら、しかめっ面される。
 
規則は規則であって日本では破られない。僕は日本でマヨネーズがついていないサンドイッチを注文することさえ不可能だった。
 
なぜか、それは日本のサンドイッチにはマヨネーズがついてくるものだからだ。
 
比べてアメリカでは、個人の意見は尊重され、規則というのは破られるものと言われているのが一般的だ。そういう社会構造はよく議論され、
 
個人の自由がうたわれる一方で、わがままな態度も増える。

日本の凝り固まった方法は、社会としてはよく機能している。その反面、息苦しくも感じる。女性は男性より地位が低いと受け止めているようで、
 
そのため女性の政治の参入や女性の給料は先進国としては、ショックなほど低い。

 さらに自殺は他国に比べてそれほど悪いことだと受け止められていない。個人にのしかかる連続したストレスなどが原因で自殺率が高いのもうなずける。

 言いたいことは日本も完璧ではないということだ。社会システムは大半の国よりよく機能しているが、いったい社会システムのどこに価値を見出してるかを考えなくてはいけない。
 
秩序がいいのか?自由がいいのか。個人の幸せがいいのか、コミュニティとしての機能を求めるのか。両方を選べないのか?

・4年間教師をしていた自分もよく似た意見だ。創造性がないことや、同一性を促していることほどイライラすることはない。
 
生徒のほとんどは見られることや失敗を死ぬほど恐れているし、英語の授業では単調な文法の暗記がほとんどだよ。

・実体験を話そう:

日本で一番犯罪が多いところ(大阪のミナミ)に1年半ほど住んだ。そうしたら犯罪は全然多くなかった。
 
僕はロサンジェルス出身で、犯罪が多いってことがどういうものかを良くわかっている。

 日本はクレジットカードが使えないところが多くあるので、現金を持ち歩く(500ドルとかを一度にだ)。
 
ある日、ぼくは3万円をATMで引き出し、その場に忘れてきたことがあった。すると20分後に銀行から電話があって、
 
誰かがATMでそれを見つけてすぐに銀行に返し、銀行はすぐに僕を割り出して口座に戻しておいたと言う。

 僕は地下鉄でカメラを2回も忘れ、両方戻ってきた。一度なんて酔っ払って倒れていたとき、目が覚めたらマクドナルドのセットが目の前に置かれていた。
 
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全国高校野球大会の中身は企業経営に変わった
 

朝日新聞が主催する夏の全国高校野球選手権大会は、戦前の1915年に第1回大会がスタートしたときは 「全国中等学校優勝野球大会」と言った。

この頃は参加する学校の生徒は全て、その土地で生まれ育った生徒が
チームの選手であることは当然の認識だった。

しかし現在は誰もそんなことは思ってもいない。

例えば、今年準優勝した青森の光星学院高等学校は、たまたま学校の所在地が青森だというだけで、チームの1番から9番の背番号をつけた選手は全員が大阪と和歌山、沖縄の出身者で構成されている。

こちら

代表校と言われる大会出場校は何を代表しているのだろう。

 新聞とテレビが被災地の高校が頑張っています、元気を与えていますと、繰り返し繰り返し盛り上げると、いや選手は大阪弁で喋ってますがええんですか?とつい突っ込みたくなる。

 大阪と東京の野球少年たちが全国の予選参加校が少ない地域の高校に進学して、土地の野球少年の出番を封じるのはそれだけレベルが違うということの証明なのだろうか?

大会の地域対抗という趣旨とは内容がずれてきても、朝日新聞と高校野球連盟はそれでよしとしているようだ。

ところで、高校3年間の学費、生活費を考えると、中学3年生が親の意向を無視して大阪から青森の私立高校へ進学することを決めるとは考えにくい。

親と高校側の間で費用の交渉が持たれ、高校側は学校経営の観点から採算に合うとして県外の野球少年の高校進学を積極的に誘致する。

自分が在学したことのある四日市高校や芦屋高校が、夏の高校野球大会で全国優勝した頃と今の高校野球は大会の名前は同じでも中身は別物になっている。

しかし主催者側とメデイアはそのことにはそしらぬ顔をして、運営し報道し続ける。

 プロ野球の次の選手養成の場として性格を変えた高校野球界は、プロ野球の興業が人を呼べる間は、その要請に応えて人材供給の役割を果たしていくのだろう。

 ある意味、朝日新聞社は日本の一大産業を支えるスポンサーになったということだ。

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近所の居酒屋「きんめ家」で軽く一杯と夕食を楽しんだ。

2023年09月22日 | 食べる飲む

某夜、少し涼しくなったので7時過ぎに10分ほど歩いて「きんめ家」に出かけた。

 店は同じような粘菌族の夫婦や家族連れ、グループ客でほぼ満席だったが、幸いカウンター席にすぐ座れた。

相方は蒸し穴子、私はホッケの焼きなどを頼んだ。

稚鮎の天ぷらもよかった。

山ごぼう巻きで二人ともちょうどいい腹加減になった。

いつもは飲まないビールを一杯飲んで、二杯目は芋焼酎のお湯割りでいい気分になり帰宅した。

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