上野国立博物館にハニワ展を観に行った241204
何体ものハニワと対面するうちに 粘土をひねって ハニワを作っている当時の陶工の貌や表情や掌がハニワの向こうに浮かんできた。
彼らの貌や手の動きや考え込むシルエットは 今の現代人と寸分もたがわなかった。
考えてみればこの間の1500年とか1600年くらいのわずかな年月差で、日本列島に住むホモサピエンス・現生人類の精神性が変わるわけがない。
(3万8000年前に日本列島に上陸
現生人類が、アフリカからユーラシア大陸に進出したのは、約5万年前、後期旧石器時代のことです。その後、インドからオーストラリアへと向かう南のルートと、
ヨーロッパやシベリアなどの北のルートを通って拡散し、日本列島に到達しました。日本列島への拡散ルートは、琉球列島経由、朝鮮半島経由、サハリン経由がありますが、
これらのルートが列島内で合流したのかもしれませんし、現在の中国あたりでまず合流し、日本列島にやってきたのかもしれません。実は、その点はよくわかっていません。
いずれにしても、日本列島にある最も古い遺跡は、3万8000年前に出現しています。また、3万8000年前に位置づけられる遺跡が、東北から琉球半島までの広い範囲に分布していますから、
この時期に現生人類の日本列島への植民が果たされたのは確実といえます。
日本列島に最初に渡来した現生人類とは? | 夢ナビ講義 | 夢ナビ 大学教授がキミを学問の世界へナビゲート)
ハニワや大刀などの説明は⇒東京国立博物館 - 1089ブログ