カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

シクラメンの香りは、優しさの香り

2004年11月20日 | ★ 日々の呟き

湯の山温泉のお土産を持って、車道を隔てたお向かいさんに行った。

このお家には、車を置かせてもらってしょっちゅうお世話になっている。
広い敷地の奥に家屋があって前の部分は広場になっている。建築の仕事上、車道に面した広い土地を空けておく必要があるのだろう。

この辺りは田舎で不便なため、車は一人一人の足の働きをする必需品である。
我が家も成人した家族の人数分の車が、夜になるとカーポートに納まってしまう。いつも家にいることの多い私の車が奥になってしまう。
平日ならば、皆が出た後ゆっくりと出かけるので、奥にあっても不自由でない。

ところが、休日には困る。それで、みなが帰るまでに、上の広場に移動して置かせて貰っている。
「良いですからいつでも置いてくださいね」と快く言ってくれるので、甘えて置かせてもらいおお助かりである。

お向かいさんの玄関を開けたらとてもいい香りがした。沢山のシクラメンの中から、香りの良くするのを選んで、一鉢くださった。お向かいの若い奥さんの優しさの香りが、私の縁側から香ってくる。
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同窓会・ピックアップ

2004年11月19日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

「亡くなったWさんには触れないようにしよう。告別式の日、彼女に誓ってきたから」旅行の前日幹事のI君から連絡が入った。

ご馳走は○○三昧でなかったが、海の幸山の幸が彩りよく、目も、口も。しっかり楽しむことが出来た。
いつもあるカラオケがなく、その分、話に花が咲いた。


二次会・これは割り当てられた部屋の一所に、全員集合。これからが・18歳の昔に戻って話題がつきない。
古希に迫った今、現役は、3名だけだ。会社を経営している男女それぞれの人。まだまだ頑張って行けそうで元気だった。
もう一人は、スナック経営のユニークな人柄のH君。

今日のお土産のお酒を、氷や、水、梅干など、勝手がっ手に注文するのに応えて、お店宜しくサービス満点。飛び出すジョークに笑い声がどっと湧く。
毎回一人が、初恋談義のご披露と決まっている。これは、高校の同窓会ならではのストーリーがあるので面白い。
聞き手から付いた尾ひれで、皆で盛り上がっていく。私は第1回でやらされたので、今は聞き手で楽しんでいる。

最後は、誰かが「ここまで生きてきて、恋をしなかった人生ほど味気ないものはないね」とくる。
まだ当たってない人は、次回あたることを考えて思い出のアルバムをせっせと手繰り寄せてくるのだ。

亡くなったWさんの番は未だだった。あちらに逝った時には、聞かせてくれるだろう。

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リフトは冬の山へ

2004年11月18日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

湯の山温泉は、紅葉の中にあった。

赤、オレンジ、黄、緑とさまざまな色が、冬に向かう前の、最後の華やぎをして迎えてくれているようだ。

温泉街を流れる三滝川は、川石が白くまろやかである。
花崗岩の小石が白い川の流れのようで、周りの紅葉が際立って見える。


温泉街の紅葉を後にして最高支柱高が、東洋一だという御在所ロープウエイで御在所岳に向かう。

あいにくの曇り空で下の視界は、はっきりしないのが残念だったが、前方に突っ立ったような岸壁に迫っていく様は、谷あいの深さを見つつ、スリルがあり絶景である。

ロープウエイ山頂駅に近づくに連れ、山の景観が、次第に冬に移り変わっていく。



さらにリフトに乗り換えて山頂に行く。右手にスキーリフトやスキー場が見える頃には、手袋をはめた手も凍えそうに冷たくなる。雪の積もった風景を思うとわくわくするが、今は芝生の薄緑である。

リフトを降り、山頂の、三角点までの寒いこと。風も強い。晴れていれば、広がるであろう視界が、海の果てまでぼんやりとしているのが、いかにも悔しい思いがする。しかし、予想していた雨は、下山するまで降らなかったことが、幸いであった。
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私は「ながら族」

2004年11月17日 | ★ 日々の呟き
これはあるお寺の廊下である。長く続く廊下のように、PCの中で、ある時期から続いていることがある。
受験生が深夜勉強をする時、ラジオで深夜放送のディスクジョッキーなど聴きながらしているということをよく耳にした。勉強することが、それでよく頭に入るものだと感心していた。
所謂「ながら族」の一種であろう。

今、私も「ながら族」である。PCを開けると、まずここに行く。http://kuonjitetuya.hp.infoseek.co.jp/

その日の気分で聴きたい曲を選ぶ。PCで作業をしている間中、美しいピアノ曲が、バックグランドミュージックとして流れている。

今朝は即興曲を聴きながらしている。タイピングの遅い私の空白の時間を癒し埋めてくれる。
ボリュームを耳に優しい感じに、少し落としている。
以前は、専ら次のところに行っていた。

http://homepage3.nifty.com/TETU-KUONJI/
ここには100曲以上の曲があって、日替わりメニューのようにして、、聴きながら仕事をしていたが、今は、連続演奏のほうが、長い時間PCを開けているには都合が良いので、110曲の中で、聴きたいのを選ぶ時に限って、っと言うようにあちこちしている。

作業に疲れた時には、ボリュームを上げて、音楽だけ、ごろんとしながら聴くこともある。
それが、心地よい子守歌になって、ついうとうと。目覚めるとピアノの調べが流れていることもあって、これもまたいい。
私はまさしく「ながら族」に違いない。MIDI製作者に感謝しながら、これからも続けたい。
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その人は、もういない

2004年11月16日 | △ 旅 あれこれ ドライブ
17日から1泊で、湯の山温泉に旅行する。


高校の同窓会旅行である。有志によるもので、還暦の年から始まった。
今年は春にも一度あったので、同じ幹事による2回目の旅行である。

案内状が来たとき、「次回からも、案内状を受け取りたい人は○をつけてくださいと言う項目があった。
こんなのは初めてなので、余り参加しない人には案内する手間と切手の無駄を省くと解釈した。

返信には「希望する」方に○をつけた。

先日、その中の友人から電話があり、毎回参加していたWさんの訃報を知らされた。
高校時代はバレー部で活躍し、結婚せず会社での仕事に打ち込んだ彼女は、このグループ旅行をいつも楽しみにしていた。

彼女の遺品の中に、今回の湯の山温泉に参加と、「次回からの案内も希望する」に、○をつけた返信はがきがあったという。

人は明日のことも知れない中で生きているのは事実だけれど、一人の友が逝った寂しさと、何かやりきれないものを抱えての旅行だが、Mさんの分も楽しむことにしよう。
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