2012yジュリエッタTCTコンペツオーネ
この固体はお客様の注文で仕入れた走行僅か1,000kmの新車同様車です。
FAJ正規輸入車で期待のTCT(ツインクラッチAT)仕様です。
TCTはすでに体験済みですが、この固体の試走を兼ねて再検証してみました。
ここはRHD化とTCTに焦点を当ててみましょう。
RHDでも違和感なし?
RHDの肝は及第点
ややフロアの出っ張りが気になりますが、ノープロブレムです。
Drの変足でも干渉無しに踏めましたからネ。
傑作マルチエアー170PS
Drをして傑作と言ってよい素晴らしいエンジンです。
低回転域から最高回転域までストレスなしに官能的に回ってくれちゃいます。
パドルシフト付
TCTはDモード(フルAT)とマニュアルモードが切り替えられます。
エンジンはN(ノーマル)とD(ダイナミック)に切り替えられます。
■Dモード+Nモード
最も多用されるパターンですが、パワーは必要充分で少なくとも痛痒感はありません。
シチュエーションによりシフトダウンやエンジンブレーキを効かしたい時はパドルで
マニュアル操作すれば効果的で、後にATモードに自動復帰してくれます。
■Dモード+Dモード(ダブルDダス)
これは別世界的にパワフルに変貌して、簡単にレッドゾーン迄回ってくれます。
イタ車の面目躍如ではありますが、忙しないので市街地では少々憚られるでしょうw。
■MTモード(トランスミッション)
シングルクラッチのセレスピードであればむしろMTモードを推奨したいですが、
TCTでは必要性を感じられませんでした。
それだけTCTの出来栄えが良い証だと言えましょう。
このTCTはATモードでさえシフトダウン時にはブリッピングしてくれるのに少々
驚きました。(自動ブリッピング?)
セレに較べて有効なのはクリープ機能がトルコン並に備わることでした!。
ここで急遽一句浮かんじゃいました 。
セレスピードと掛けて、コーヒーフレッシュと解く
その心は・・・
共にクリープが必要です。
(座布団一枚微妙かも)
これで壊れなければ、ある意味理想のATだと言えます。
参考までにディーラーさんに聞いたら壊れないそうです!。
ATでもスタート&ストップ付
信号待ちしていたら、いきなりエンストして壊れたのかと思いました。
こちらはブレーキペダルから足を離すと瞬時に再始動しました。
利用者様に聞いたら、確実に燃費は向上するそうです。
ジュリエッタTCTはこれと言った欠点の無いモデルです。
全てのバランスが良い上にイタ車本来のFunさも持ち合わせているのが大きな取柄です。
かってのベストセラー147セレスピード
いわゆる一粒で二度美味しい元祖ですが、ジュリエッタは全ての部分で優れるでしょう。
その価格差は内容からすればバーゲン価格と言っても過言じゃありませんネ。