孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

中国  北京国際空港エアポートバスでの小さなトラブル

2014-01-05 21:27:16 | 中国

(“flickr”より By Siyao (Anthony) Luan http://www.flickr.com/photos/23696010@N08/4410061017/in/photolist-7HGHuM-d5Rgp1-d5Rjmu-d5RM4s-cArsRJ-cArxfE-bxQmQd-bLK4Vg-bxQn1Q-bLK4kt-bxQns7-bxQn7q-bLK4Mg-bLK4H8-bLK4Rp-bLK4Ue-bLK4iK-bxQnpL-bxQmJJ-bxQmZJ-bLK4PR-bLK4p8-bxQngJ-bxQnnq-bLK4xa-bxQmYb-bxQn3C-bxQmT1-bxQmWE-bLK4KB-bxQn4C-a2B3N4-9GbBvV-7HDdR4-bH78w4-d5umNh-c8Tf8b-8iETq5-7HDdb6-7HDdBR-cnJYjQ-cArLwA-9Z7kpL-dS6FPt-hycbrW-hHLWnS-hK8w2X-hF2AHN-hK8eXo-hD1uB2-hGo1q1/

数時間前、ミャンマーから帰国しました。
帰りはエア・チャイナ(台湾のチャイナ・エアラインのことかと思っていましたが、中国国際航空のことでした)で、ヤンゴンを昨日昼過ぎに発ち、経由地の昆明で入国手続き、北京で1泊。今日早朝のフライトで北京を発ち、経由地の青島で出国審査、昼過ぎに福岡到着、新幹線で夕方自宅へ・・・ということで、まる1日以上の移動でいささか疲れました。

昨夜の北京着は夜の11時頃だったのですが、翌日が早朝のフライトということで、比較的空港に近い三元橋にホテルを予約していました。

地下鉄は11時頃でおしまいですが、エアポートバスは12時過ぎまで運行しています。
ミャンマーの旅も順調で、ホッとした気分でバスに乗り込みました。車内はほぼ満席。
本当は荷物は車内に持ち込みたかったのですが、場所をとって迷惑になっては・・・と思い、バスの収納スペースへ。

案内も何もないので、三元橋に停車するのか、降りることを伝えないといけないのか・・・不安な気持ちで、到着しそうな時間を時計で確認しながら走ります。

無事三元橋で停車するようで、「思ったより早めにホテルに入れそうだ・・・」とバスを降りようとして、「バッグを出して」と言うと、「ダメだ」とのこと。

荷物を残して下車できませんので、バスのステップのところで、「荷物があそこに入っている」「出してくれ」と頼むのですが、「ダメだ」「中へ戻れ」ということで取りつく島がありません。

こちらは中国語はわかりませんし、運転手は英語を理解できません。険悪な雰囲気ではなく、向こうも困惑した感じもあります。
運転手が何を言いたいのかわからず混乱しながらも、どうにもならないので、車内にもどりバスは動き出します。

想像するに、最終目的地でないと荷物の取り出しはできないということなのでしょう。
でも、そんなこと預けるときは何も聞かされていません。

それから二十数分走って、ようやく最終目的地に到着。
私の荷物も出してもらえました。

深夜の11時過ぎ、全く知らない、予定もしていない場所に連れてこられてても困ります。
結局、到着地付近に待ち構えていた白タクと交渉して、そこから三元橋のホテルへ戻ることになりました。
料金は120元(2300円ほど)。

手持ちの中国元に余裕がありましたので混乱のなかでも「お金でなんとかできる」と比較的冷静でいられましたが、到着したばっかりで手持ち金が少なかったりしたら更に困ったことにもなります。

結局、お金と貴重な時間(翌日は5時起きです)をロスして12時過ぎにホテルに到着。

今回のトラブルは、ルールを知らずに荷物を預けた私が悪い・・・ということでいいでしょう。
ただ、国際化するなかで、現地ルールの説明など外国人への対応が非常に不十分な感はあります。
北京空港は国際空港です。外国人の利用者も多い訳ですから、それなりの対応があってしかるべきでしょう。

一番気になったのは、今回のようなトラブルがどのように処理されるかです。
こんな困ったことがあったということで、社内で適切に処理されれば、今日よりは明日、明日よりは明後日と、次第に改善されることも期待できます。

しかし、「訳のわからない外国人でとんだ迷惑をした」で済まされると、今後の改善も期待できません。
どちらかというと、後者の方になりそうな感じがあります。

自分たちのルールでを周囲に押し付けて済まそうとする・・・国際関係でもうかがえる中国的感覚にも思えます。

最近、日本での「お・も・て・な・し」の流行にはいささか辟易した感じもありますが、中国の「お・も・て・な・し」感覚の欠如には困ったものです。

なお、中国の人がすべて外国人に親切でないとか言うつもりは毛頭ありません。
3月10日ブログ「ネパール  ただ今旅行中 旅はいつもトラブル」でも紹介したように、3月の昆明では大変に親切な中国の方に窮地を助けてもらいました。
コメント
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