安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

テリー・ソーントン OPEN HIGHWAY

2009-04-26 21:16:04 | ヴォーカル(S~Z他)

大型連休に入りましたが、今年は高速道路料金が土、日、祝日はどこまでいっても片道1000円(ETC搭載車限定)となっており、長野道松本インターや豊科インターで乗り降りする車が多くなっているようです。交通事故に気をつけて、信州のドライブを楽しんでもらいたいものです。遠くへ行く予定のない私は、気分だけ高速道路を走っているつもりでこのアルバムを聴いてみました。

TERI THORNTON (テリー・ソーントン)
OPEN HIGHWAY (COLUMBIA 1963年録音)

 Openhighwayterithornton

自分で作っているホームページに、テリー・ソーントンについて2008年7月にまとめましたが、これはその時点で未入手のアルバムでした。その後、オリジナルLPを手に入れることができました。広い道に大きな白いオープンカーが映えるジャケットがたいへん魅力的ですが、彼女の歌もスケールが大きいものです。

「Open Highway」は、ネルソン・リドルが作曲したテレビドラマ「Route 66」のテーマに歌詞がつけられたものです。「Route 66」というと、ボビー・トループ作曲の曲がナット・キング・コールらの歌でよく知られていますが、テレビドラマになるくらいですからアメリカの道の中でも重要かつドラマが多く誕生したルートでもあるのでしょう。

編曲はラリー・ウィルコックスが担当していて、ビッグバンドにストリングスも入れ分厚いサウンドになっています。ところどころボビー・スコットのピアノが入ります。「Open Highway」以外の曲は、スタンダードの「This is All I Ask」、「Baby, Won't You Please Come Home」、「Music, Maestro, Please」、「Born to Be Blue」、「You」と「Everytime I Think About You」、「Goodbye is a Lonesome Sound」など12曲です。

ダイナミックかつ豊かな声でスケールの大きな歌唱を繰り広げています。「Open Highway」は、どこまでも青空の下を高速道路が続いていく光景が浮かぶようです。リズム・アンド・ブルース風でもある「Everytime I Think About You」、そしてストリングを効かせた伴奏にのって歌うバラード「Goodbye is A Lonesome Sound」が素晴らしいと思います。

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