買物のついでに、安曇野市豊科南穂高にある(株)あづみアップルスイス村ワイナリーに寄ってみました。長野県内では、林農園(五一ワイン)をはじめとして塩尻市のワイナリーが有名ですが、安曇野市にも2軒あり、その1軒です。ワインの仕込から充填までする工場は平日しか見れないので、ショップでジュースの試飲をし、小さめのワインを買ってきました。それをいま飲みながら、この記事を書いています。お酒がらみで「カクテルズ・フォー・トゥー」の収録されたアルバムを聴いています。
KEELY SMITH (キーリー・スミス)
POLITELY! (Capitol 1958年録音)
「カクテルズ・フォー・トゥー」は、アーサー・ジョンストン作詞、サム・コズロウ作曲の1934年にできた歌で、44年にスパイク・ジョーンズ楽団が大ヒットさせています。歌詞の大意は、「おしゃれなお店の人目につかない席で、誰かとおしゃべりしながら、二人でカクテルを呑むんだ」という恋とカクテル(お酒)賛歌。1933年に禁酒法が廃止されたのを受けておおっぴらに酒が飲める喜びも込められた曲です。
キーリー・スミスは、ルイ・プリマとの漫才風コンビで売れたので、際物的だと思い込んで、彼女の歌を聴こうとしなかったのですが、大きな勘違いでした。スパイク・ジョーダンの「カクテルズ・フォー・トゥー」は、いろんな音が混じった冗談音楽ですが、キーリーのものは、真面目ながらゆとりのあるものです。
スタンダード曲集で、他には「スイート&ラブリー」、「ザ・ソング・イズ・ユー」、「アイル・ゲット・バイ」、「木の葉の子守唄」、「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」、「アイ・キャント・ゲット・スターテッド」、「アイル・ネヴァー・スマイル・アゲイン」、「スポージン」、「イースト・オブ・ザ・サン」、「オール・ザ・ウェイ」、「アイ・ネヴァー・ニュー」。
編曲はビリー・メイで、弦を用いたものとブラスをきかせたものがあります。彼女の声には厚みがあり、スイングもよくしています。「カクテルズ・フォー・トゥー」の他、特に「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」が素晴らしい。「スポージン」は少し重くてもっと軽い方が好みです。「アイル・ネヴァー・スマイル・アゲイン」、「オール・ザ・ウェイ」はフランク・シナトラの歌を思い浮かべながら聴くのも一興。
【スイス村ワイナリー】 (株)あずみアップル
ここでは長野県産ぶどう100%のワインを造っています。ナイアガラ種から作られた「白馬の出逢い」という白ワインを購入し、いまそれを飲んでいます。甘口で、フルーティーです。おつまみは信州わさびチーズ(わさびは信州産)にしてみました。このあたりでは、葡萄と言えばかつてはナイアガラで、小さな葡萄だなが自宅にもあったので、おやつによく食べさせられました。
(ワイナリー正面)
(ショップ)
(スイス村ワイナリーパンフレット)