先日、かつて松本市内の同じ職場に勤務していた仲間6人で同市内で飲会をやりました。女性のFさんは本格的な登山グループに入り、キャンプまでこなす山ガールになり、男性のYさんは、豊富な登山経験を持ち、現在もボランティアで美ヶ原の自然案内人を務めるなど、松本在住の人らしい過ごし方をしていました。次回は、美ヶ原高原トレッキングだと話がまとまりましたが、皆かなり酔っていましたから実現性はどうでしょうか(笑)。爽やかさも感じられるアルバムです。
CHRIS WOODS (クリス・ウッズ)
CHRIS MEETS PARIS MEETS CHRIS WOODS (Futura 1973年録音)
クリス・ウッズは、チャーリー・パーカー系のアルト・サックス奏者ですが、アルバムが入手しにくかったので、知名度がさほど高くありません。しかし、アルト・サックスにおける骨太な音、スリリングでブルージーなソロに加え、持ち替えで吹くフルートには抒情性も感じられるプレイヤーです。
控えめな性格なのか、サイドメンとして演奏を続け、ビッグバンド歴も長く、70年代はクラーク・テリー楽団、80年代前半にはカウント・ベイシー楽団に属していました。これはパリ録音で、クリス・ウッズ(as)、ジョルジュ・アルバニタ(p)、ジャッキー・サムソン(b)、シャルル・ソードレ(ds)というメンバー。アルバニタ以下のリズム隊も注目されます。
曲は、ジョン・カーンダ作曲のミュージカル「Cabaret」(キャバレー)主題歌、パーカーの「Au Privave」、クリス・ウッズ作が3曲で「Love Theme for a Special Friends」、「My Lady」、「Monsieur Lesbois in Paris」、アルバニタ作「Dreaming at the Woodside」そして、ウォーレンの「Lulu's Back in Town」の7曲。ウッズがフルートを吹くのは3曲で、「Love Theme for a Special Friends」と「My Lady」、「Dreaming at The Woodside」です。
「Cabaret」で楽しく始まりますが、ハイライトは「Au Privave」中におけるウッズの無伴奏ソロで、流れるようにメロディが出てきて迫力も十分。「Lulu's Back in Town」では急速調でテクニシャンぶりを発揮し、フルートを吹いたものでは「My Lady」が優しげで印象深い。アルバニタ(p)も、「Au Privave」などで乗り乗りのプレイをしており、ここでは革新的な演奏は行っていません。僕のものは、Futuraの再発LPですが、クリス・ウッズの作品はそう多くないこともあり大事にしています。