安曇野市から飯田市に来る途中、中央道伊那インターで降りて、伊那市にある三澤珈琲店に立ち寄り、珈琲豆(正確には挽いてもらった粉)を買いました。とりあえず特選ブレンドを購入しましたが、美味しかったので、たまに買いに行くことにします。このあたり(長野県飯田下伊那地方)には、珈琲豆の専門店がないので、探していたところ、高速道を使って約30分くらいの比較的近くに良い店が見つかりました。「Black Coffee」が収録されたアルバム。
JANET SEIDEL (ジャネット・サイデル)
DON'T SMOKE IN BED (LA BRAVA MUSIC 2002年録音)
「Black Coffee」は、ポール・フランシス・ウェブスター作詞、ソニー・パーク作曲により、1948年に作られた歌で、サラ・ヴォーンが1949年に録音しヒットしました。最も有名なヴァージョンは、ペギー・リーのものですが、多くの歌手が歌っています。歌詞の大意は、「待っている男が来ないので、孤独にさいなまれ一睡もできずに、自分の部屋を歩き回り、ブラック・コーヒーを飲んで気持ちを紛らわせている」といったところでしょうか。かなり無理があるので、元の歌詞全部を読んでみてください。
ジャネット・サイデルは、オーストラリアの人気歌手ですが、うるおいのある声で暖かみのある、包み込むような歌唱をするので、恨みも入った「Black Coffee」をどう歌うか興味があったところですが、噛んで含めるようながら、比較的さらりと歌っています。バックのギター演奏がムードを出しています。彼女の書いたライナーによると、「不在の恋人を眠ることができないほど、恋しく思っている。それは男も女も同じ。」という内容に、とらえ直しているようです。
曲は、ペギー・リーが歌ったものばかりで、「Blues in the Night」、「You Do Something To Me」、「He's a Tramp」、「Things are Swingin'」、「Fever」、「Johnny Guitar」、「It Takes a Long Train with a Red Caboose」、「Black Coffee」、「Why dont' ya do right?」、「I Don't Enough About You」、「Bella Notte/La La lu」、「Mr.Wonderful」、「Bye Bye Blues」、「The Folks Who Live on the Hill」、「Street of Dreams」、「Don't Smoke in Bed」の16曲です。
フルートやギターが入ったジャジーなコンボの伴奏で、丁寧に歌われていきます。決して、叫んだり、唸ったりしない、寛いで穏やかなサイデルの歌は、聴いていると優しい気持ちにしてくれるかのようです。どれもよいですが、おなじみの「Fever」や「Johnny Guitar」そして「I Don't Enough About You」、「Street of Dreams」、「Don't Smoke in Bed」と、4ビートのヴォーカルを堪能することができました。
【三澤珈琲(伊那店)】
所在地: 長野県伊那市 日影451-1
<nobr>電話: 0265-76-5117
HP: 三澤珈琲ホームページ</nobr>