1月14日(土)に松本市キッセイ文化ホールで藤田真央 プレイズ・モーツァルト with オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏会があったので、聴いてきました。
チラシ表
(出 演)
ピアノ:藤田真央 (Mao Fujita)
指揮:アレッサンドロ・ボナート (Alessandro Bonato)
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
藤田真央さんは、2017年クララ・ハスキル国際コンクール優勝、2019年チャイコフスキー国際コンクールで2位になり、国内、国外問わず活躍中。指揮者のワレリー・ゲルギエフ、クリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイー、大野和士らと共演。2023年1月にはカーネギー・ホールにデビュー予定。指揮のアレッサンドロ・ボナートさんは、イタリア出身、2018年ニコライ・マルコ・コンクールで3位、2021年よりマルキジャーナ・フィルの首席指揮者。詳細は下記をご覧下さい。
(曲 目)
モーツァルト / ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
モーツァルト / 交響曲第40番 ト短調 K.550
〈休憩〉
モーツァルト / ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
チャイコフスキー / 6つの小品 ナタ・ワルツ Op.51-4 イ長調 (アンコール曲)
(感 想)
モーツァルトのピアノ協奏曲第21番と第27番については、若き日のフリードリヒ・グルダの録音が愛聴盤ですが、まさか実演で一挙に聴け、しかも、演奏が藤田真央さんなので、楽しみにしていた演奏会です。
藤田さんのピアノですが、音色は柔らかく透明感があり、ピアノ協奏曲第27番第2楽章ラルゲットなどテンポの遅い部分が、特に美しく、とても良いものでした。アンコールのチャイコフスキーの曲は初めて聴きましたが、丁寧な演奏で、抒情が漂い、余韻が残りました。
指揮のドナートさんとオーケストラ・アンサンブル金沢ですが、ピアノ協奏曲では、まずまずだったのですが、交響曲第40番は、出だしなどヴァイオリンの音色がきつく響き、テンポも全体に早く、もう一つという感じでした。フルート奏者の演奏が素晴らしく、記憶に残りました。
(出演者のプロフィール)
【藤田真央オフィシャルサイト】
ピアニスト:藤田真央 オフィシャルサイト (maofujita.com)
【オーケストラ・アンサンブル金沢ホームページ】
【あらかじめ聴いたCD】
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番・第27番。フリードリヒ・グルダ(p)、ハンス・スワロフスキー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団。(1963年録音)