安曇野インター近くのジャズが流れる喫茶店「パウゼ安曇野」に寄りました。マスターと四方山話をしながら、ストレート珈琲の「ブラジル」と「モカ」をいただきました。珈琲をいただきながら聴きたいアルバム。
ROY HAYNES (ロイ・ヘインズ)
WE THREE (Prestige 1958年録音)
ロイ・ヘインズ(ds, 1925年生)は、1940年代から2000年代まで第一線で活躍し続けたドラマーで、チャーリー・パーカーからチック・コリアまで多くのジャズ・ジャイアントと共演しています。本作は、彼のリーダー作ですが、フィニアス・ニューボーン(p)がピアノを弾いているピアノトリオ作品です。
メンバーは、ロイ・ヘインズ(ds)。フィニアス・ニューボーン(p)、ポール・チェンバース(b)。フィニアス・ニューボーンとともに、ポール・チェンバースのプレイが注目されます。録音時、ニューボーンが27歳、チェンバースが23歳。
曲目は次のとおり。
1 After Hours (Avery Parrish)
2 Sneakin' Around (Ray Bryant)
3 Our Delight (Tadd Dameron)
4 Reflecition (Ray Bryant)
5 Sugar Ray (Phineas Newborn)
6 Solitaire (King Guion)
有名ジャズオリジナルの「After Hours」や「Our Delight」に、レイ・ブライアントの2曲、フィニアス・ニューボーンの自作、トニー・ベネットの歌で知られる「Solitaire」と、親しみやすい選曲。
最近、フィニアス・ニューボーン(p)が再び好きになり、いろいろと聴いています。その一環として、このアルバムを取り上げました。スローテンポの「After Hours」におけるニューボーン(p)のブルージーなソロ、チェンバース(b)の張りのあるビッグ・トーンによるソロと、これは傑作。ダメロン作の名曲「Our Delight」も、アップテンポで3人が協調した快演を繰り広げ、ヘインズ(ds)の多彩な小技も冴えています。レイ・ブライアント作の2曲も、ニューボーンに合った曲で、3人が生き生きと演奏。
(安曇野市宅で聴いているところ)
飾ってあるレコードは、真ん中の「We Three」以外は、参加メンバーのフィニアス・ニューボーン(p)のアルバムで、右側が「Plays Again」(Red Bird再発 1959年録音)、左側が「The Newborn Touch」(Contemborary 1964年録音 日本盤)。
【パウゼ安曇野】
住所:長野県安曇野市豊科南穂高353−9
電話:0263-31-6996
営業:水~金 10:00~19:00 土日祝 9:00~18:00 定休日:月・火
ホームページ:パウゼ安曇野(Yahoo!ロコのページ、口コミが掲載されています)
外観
店内
窓際もきれいです。
ストーヴ。薪が燃えて熾きになっていましたが、充分温かい。
オーディオ装置
エソリテックのCDプレーヤー
五加音響研究所の真空管アンプ。オリジナルです。
ブラジルをまずいただきました。
続いてモカをいただきました。
かかっていたCD。フィル・ウッズ「Live From The Showboat」。なかなか良いライブ盤。
玉石混交のプレスティッジにあって、
これは「玉」。
3人とも磨かれて光った「玉」ですね。
名盤で、いまさらながらのアップなのですが、やはり書いていただいたように、素晴らしいアルバムですね。
フィニアス・ニューボーンの関連で取り出したのですが、ポール・チェンバースが轟音ですごいラインを弾いているし、ロイ・ヘインズのクリスピードラムも気持ちよく、よいアルバムだと、聴き入りました。
コメントありがとうございます。