安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ハンプトン・ホーズ「AT THE PIANO」、上田市のジャズ喫茶「A列車」に年末の挨拶。

2022-12-29 19:30:00 | ピアノ・トリオ

たまに寄っている上田市のジャズ喫茶「A列車」に年末の挨拶をしてきました。嬉しいことに、年末のサービスで「市田柿」(干し柿)を出してくれ、話も弾みました。ヒット曲を収録して、サービスのよいアルバム。

HAMPTON HAWES (ハンプトン・ホーズ)
HAMPTON HAWES AT THE PIANO (CONTEMPORARY 1976年録音) 

   

ハンプトン・ホーズ(p, 1928~1977年)は、主に1950年代に活躍したピアニストですが、1977年5月22日に脳卒中で早くに亡くなってしまいました。本作は、1976年8月14日に録音されている最終のリーダーアルバムです。先日寄った岡谷市のセラーレコードで買ったレコードで聴きました。

メンバーは、ハンプトン・ホーズ(p)、レイ・ブラウン(b)、シェリー・マン(ds)。昔の仲間が集まったという感じです。ホーズは、1970年代前半には、エレクトリック・ピアノを弾いていましたが、ここでは、アコースティック・ピアノに回帰しています。

曲目は次のとおり。

1  Killing Me Softly With His Song (Charles Fox) 【やさしく歌って】
2  Soul Sign Eight (Hampton Hawes)
3  Sunny (Bobby Hebb)
4  Morning (Hampton Hawes)
5  Blue In Green (Miles Davis, Bill Evans)
6  When I Grow Too Old To Dream (Sigmund Romberg) 【夢みるころを過ぎても】
ロバータ・フラックのヒット曲「Killing Me Softly With His Song」、ボブー・ヘブのヒット曲「Sunny」、ホーズの自作が2曲、マイルス・デイビスのジャズオリジナルとスタンダード曲です。

ハンプトン・ホーズ(p)は、本作に聴けるように亡くなる直前まで好調なプレイを行っています。ホーズのキャリアをみると、刑務所から出てきた1963年以降、新しいことに挑戦しているように思うのですが、ここでもポップスのヒット曲「Killing Me Softly With His Song」と「Sunny」を取り上げジャズ化しています。「Soul Sign Eight」やレイ・ブラウン(b)のソロも入る「When I Grow Too Old To Dream」は、ブルース弾きと言われたホーズの1950年代のプレイを髣髴とさせます。

(参考)本作より、「Killing Me Softly with His Song」が聴けます。

Killing Me Softly With His Song - Hampton Hawes - YouTube

 

【ジャズ喫茶 A列車】

住所:長野県上田市中央3丁目9-1
電話:080-2680-0011
ホームページ:ジャズ喫茶A列車 | 上田市 | TOP (a-train-jazz.com)

入居している建物の入口。

振り返って入り口に向かって撮影。

カウンター。『学割』を行っていて良心的です。常連には、長野大学の学生さんもいるようです。

スピーカー。JBLの4343Bで、ウーハーは、2231Aです。

壁には、てぬぐい(右側)の展示もあります。

ノンアルコールビールとチョコレートを注文。

この市田柿は、サービスで出していただきました。市田柿は、南信州地域など長野県の特産品でもあり、昔から大好きです。スイーツといってもよいもので、美味しい。

マスターとは、お店に新入荷で入れたCDの話を主にしました。ファブリツオ・ボッソ(tp)のアルバム。2曲聴きましたが、ボッソは僕もファンで、このアルバムも結構良かった。

エストニアのピアニスト、トヌー・ナイソー(p)の新作「That Old Feeling」。アトリエサワノからの発売です。トヌー・ナイソーは、マスターのお好きなピアニストです。
 
来年も、月に2回くらいは、寄るつもりです。『よいお年を』という言葉に見送られて、お店を後にしました。


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