安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

スタン・ゲッツ「At Montreux」、上田市海野町「犀の角」でモーニング。

2024-09-01 19:30:00 | テナー・サックス

上田市海野町の「犀の角」でモーニング。店内にはステージが設けられ、演劇公演などの催し物が行われます。オムレツなど美味しいモーニングでした。ライブ公演を収録したアルバム。

STAN GETZ (スタン・ゲッツ)
AT MONTREUX (Polydor 1972年録音)

   

スタン・ゲッツ(ts, 1927~1991年)は、プレスティッジやヴァーヴ、コンコードといったレーベルに多数の録音を残していて、今なお、人気があるように思います。そのゲッツが、1972年3月に「Captain Marvel」(Verve)を録音し、そのあと、モントルー・ジャズ・フェスに登場しましたが、本作はそのライブ盤。

メンバーは、スタン・ゲッツ(ts)、チック・コリア(フェンダー・ローズ)、スタンリー・クラーク(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。チック・コリアは、自分自身のバンドを結成したものの、あまり仕事がないので、ゲッツのバックバンドの仕事を得たようです。

(英文表記)Stan Getz(ts)、Chick Corea(Fender Rose)、Stanley Clarke(b)、Tony Williams(ds)。

曲目は次のとおり。

1  Time's Lie (Chick Corea,  Neville Potter)
2  Lush Life (Billy Strayhorn)
3  I Remembr Clifford (Benny Golson)
4  La Fiesta (Chick Corea)
チック・コリア作の名曲「La Fiesta」をはじめ、「Lush Life」、「I Remember Clifford」など、よく知られている曲が演奏されています。

1970年代は、いわゆるフュージョンの時代で、ジャズ喫茶でも、チック・コリアの「Return to Forever」が流れていたのを覚えています。この時期、スタン・ゲッツ(ts)は、彼なりにフュージョンにアプローチしていると思われますが、メロディアスなアドリブを繰り広げて、違和感がありません。注目は、「Time's Lie」と「La Fiesta」ですが、チック・コリアのフェンダー・ローズの響き、トニー・ウィリアムスの重量級ドラムス、スタンリー・クラークの縦横なベースライン、主旋律をつなぐ装飾フレーズをさりげなく吹くゲッツと、意外によい。

(参考)本作から「La Fiesta」が聴けます。映像入りです。
 
 
   
 
レコードのレーベル。本盤は、西ドイツ盤です。なお、現在では、コンプリート版のCDが出ています。
 
(安曇野市宅で聴いているところ)
 
 
飾ってあるレコードは、右から、ビル・エヴァンス「At Montreux」(Verve オリジナル日本仕様)、本作スタン・ゲッツ「At Montreux」(西ドイツ盤)、チック・コリア「Return to Forever」(ECM  オリジナル盤)。
 
【犀の角】
住所:長野県上田市中央2丁目11−20
電話: 0268-71-5221
ホームページ:トップページ - 犀の角 SAI NO TSUNO
 

外観
 
 
お店の前には、海野町のバス停があります。
 
 
店内。ステージがあって、演劇の公演などが行われています。
 
 
モーニングセット。
 
 
このオムレツがとても美味しい。
 
 
あんずのジャズムが添えられています。これをつけてパンをいただきました。
 

珈琲。飲みやすいタイプでした。


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