上田市サントミューゼで、オペラ歌手の梅津碧(うめつみどり)さんのコンサートがあったので、聴いてきました。
チラシ表
(出 演)
ソプラノ:梅津 碧(うめつみどり)
ピアノ:小埜寺美樹
梅津碧さんは、山形県出身、東京音大、ウィーン国立音大大学院修了。『魔笛』夜の女王、パパゲーナ、『ロメオとジュリエット』ジュリエット役、新国立劇場『ホフマン物語』オランピア役カヴァーなど、オペラに出演するとともに、コンサートソリストとしても活躍。小埜寺さんは、国立音大卒業、イタリアに留学。ソロ、室内楽の他、オーケストラ鍵盤奏者として活躍。新国立劇場オペラ制作スタッフ、同劇場研修所講師。詳しくは下記をご覧ください。
(曲 目)
ヨハン・シュトラウスⅡ世 / 春の声
モーツァルト / 歌劇『魔笛』より 夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
ヨハン・シュトラウスⅡ世 / 喜歌劇『こうもり』ハイライト
「序曲」(ピアノ・ソロ)
「手紙の歌」
「夜会が招く」(ピアノ・ソロ)
「公爵様、あなたのようなお方は」
「間奏曲」(ピアノ・ソロ)
「田舎娘を演じるなら」
「シャンパンの歌」
ジョージ・ガ―シュイン / バイ・シュトラウス
ルドルフ・ジーツィンスキー / ウィーン わが夢の街 (アンコール)
(感 想)
演奏予定の曲目に惹かれて聴きに行ったのですが、梅津碧さんは、コロラトゥーラソプラノならではの歌に加え、演技も達者で、役者という感じもありました。ピアノの小埜寺さんは、強弱をつけた折り目正しい感じの演奏で、歌いやすいだろうと思いました。
ジョージ&アイラ・ガ―シュインの「バイ・シュトラウス」を歌ってくれたのには、驚き、ちょっと感激しました。エラ・フィッツジェラルドが歌っていますが、日本では、この歌を取り上げる人は、ほとんどいないので、とても貴重です。
喜歌劇「こうもり」のハイライトでは、進行役とアデーレの役をやりながら、衣装も替えるなど、凝っていました。観衆も参加した「シャンパンの歌」が楽しく、アンコール曲の「ウィーン わが夢の街」は、丁寧に、しみじみと歌っていて印象に残りました。
(出演者のプロフィール)
【梅津碧さん ホームページ】
【上田市サントミューゼホームページ】
ご紹介、ありがとうございました。
いろいろ情報交換できる、ブログでのコメント交流、いいものですね。
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今どきの女性歌手はスタイルも良く、前の世代の女性歌手は
何であのように体格がよいのか、病弱の椿姫ががたいが良くては
話にならないとは、昔の先輩との世間話でした。
コロラトゥーラの面目躍如。技術的にも難しいのかも
しれませんが、2曲目にというのはすごいかもしれませんね。
実演では1度しか聞いたことありませんが、迫力ありました。
声楽は門外漢ですが、人の力はすごいものだとその時思いました。
今回の公演ですが、よくこの公演を企画して実施してくれたと、担当者を褒めてあげたくなりました。声楽だと、なかなか観客を集めづらいと思うのですが、良い演奏会でした。
コメントありがとうございます。
夜の女王のアリアは、かなり難しいものですが、梅津さんは、うまく音をはめ込んでいて、上手でした。梅津さんは、その難しい点についても、話してくれて、こういうコンサートならではでした。
昨年11月に、演奏会形式の「魔笛」を聴いたのですが、そこで夜の女王を歌ったのが、小川栞奈さんで、そちらも素晴らしかったです。
数ヶ月の間に、この歌を2回も聴けるとは思いませんでした。日本人のオペラ歌手もなかなか頑張っていると感じています。
コメントありがとうございます。