昨日は、長野市のディーラー工場に行って、半年に1回行っている車の点検をしました。オイル交換や車体の虫取り、タイヤの空気圧の調整などを行ってもらいましたが、4月に飯田市に転勤してから高速道路を走る機会が増えたので、いいタイミングでした。昨日(7月14日)は、連休の初日なので、高速道路上は車が多く、その走行速度も上がり気味でした。ここは、落ち着いて、スピード控え目に信濃路を走ってもらいたいものです。どっしりとしたテナー。
GENE AMMONS (ジーン・アモンズ)
BOSS TENOR (Prestige 1960年録音)
ジーン・アモンズ(ts)は、プレスティッジ・レーベルの看板スターの一人ですが、僕が買ったアルバムは、1950年代に録音されたジャム・セッション的なものが多く、もうひとつ彼に親しめなかったのですが、このアルバムで印象を改めました。音が逞しく、ハードに吹くサックス奏者の代表の一人です。
テナーのワン・ホーン・アルバムで、リズム陣には、コンガが入っていますが、バラードの「My Romance」ではお休みしています。メンバーは、ジーン・アモンズ(ts)、トミー・フラナガン(p)、ダグ・ワトキンス(b)、アート・テイラー(ds)、レイ・バレット(conga)。チャーリー・パーカー作「Confirmation」にはコンガは不要だと思って聴いてみたのですが、それほど目立たず違和感はありませんでした。
アモンズの自作が2曲で、「Hittin' The Jug」と「Blue Ammons」、後はスタンダードと有名ジャズオリジナルで、「Close Your Eyes」、「My Romance」、「Canadian Sunset」(カナダの夕陽)、「Confirmation」、「Stompin' At The Savoy」の全7曲。実は、ビル・エヴァンス(p)の愛奏曲「My Romance」の曲名が目に飛び込んできたのが、このアルバムを買ったきっかけでした。
「Hittin' The Jug」は、テンポが遅く、ブルージーさが際立ちます。フラナガン(p)は、導入部を淡々と弾いていて、アモンズのどっしりとした力強いプレイと、いい対比になっています。「My Romance」では、アモンズは、思いきったゆっくりとしたテンポで吹き切っていますが、冒頭における間の取り方など素晴らしい。テナーに寄り添うフラナガンの伴奏も美しい。「Confirmation」といったバップもお手のものですが、意外とスイング時代の曲「Stompin' At The Savoy」が軽快で明るく、コンガも溶け込んでいて楽しい。