家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

静岡美術品めぐり

2010-04-25 09:23:06 | Weblog
静岡に行ってきた。

美術品めぐりとでもいうような行動だった。

早朝護国神社の蚤の市に行った。

岩水寺フリーマーケットに出品している顔馴染みも何人かいた。

境内の砂利道や大きく茂る樹木など気持ちの良い環境だ。

だが目新しい「良い物」には巡り会えなかった。

次に芹沢介美術館に行く。

染めの美しさや文字の面白さをのんびり堪能した。

そして最後に県立美術館。

「伊藤若冲アナザーワールド」と銘打つ展覧会が催されていて混み合っていた。

チケット売り場で「77歳ですが」と言ってみた。

70歳以上は500円なのだ。

受付嬢は「見えませんが」と笑顔で言った。

「バレたなら仕方がない」と言って1100円支払った。

妻は、そんなことに慣れっこで普通にお金を財布から出していた。

作品は「よくもこんなに集められたものだ」と思うほど多く展示されている。

何の事前勉強もなく見てみて自分がどう思うだろうかと考える。

作品ではなく自分を見ているのだろうか。

図録を2000円で売っていた。

これを購入すれば毎日でも見られる。

だが本物の与えてくれる感激はない。

今日の1100円の価値は高かったように思う。