家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

マジェスティーを売った

2010-04-28 07:01:20 | Weblog
マジェスティーという250CCの大型スクーターを売った。

平成9年に購入してから13年目になる。

長男が東京でしばらくの間乗っていたこともあった。

私の思い出として強く残っているのは日吉に行ったときのことだ。

箱根の登りではトラックに接近されて、下りではエンジンブレーキがかからずに恐い思いをした。

西湘バイパスですれ違った白バイが、あっという間に私の後に接近してきていたことも驚いた。

私はアクセルグリップに大型洗濯バサミを留めてアクセルグリップが自然に戻らないようにしていた。

「クルーズコントロールだ。80キロでもラクチンラクチン」なんて言っていたら肝を冷やした。

その後横須賀や横浜を経由して息子のアパートに辿り着いた。

翌日の息子の大学卒業式には新幹線でかけつけた妻と一緒に出席した。

その後は近所のスクーター屋さんのツーリングなどに参加していた。

その店が閉店してからは、ほとんど乗らなくなってしまった。

玄関脇にほこりをかぶって置いてあるものだから

「ご家庭にあるご不要になりましたスクーターはありませんか?」

というアナウンスをしながら走る軽トラックが何度となくやってきた。

当日きれいにすることなくオートバイ屋さんに持っていった。

何となく寂しい感覚があって、あえてあまり触らないようにした。

写真も撮らなかった。

置いておくことも考えたが乗らなければ痛んでしまう。

次には今の生活に見合った物を注文してある。

生活の変化に付随して道具も変化する。

オープンカーやオートバイなどに乗ることが好きな私だがオートバイに乗る機会が少なかった去年は格段と咳き込みが少なかったという皮肉な結果があった。

趣味と現実をうまく両立させて楽しい思い出を残していく。

今は一抹の寂しさがある。