第 348回の「女性の社会進出について」や第 5343回の「母そして躾」、第 442回「女性登用の陰謀
」などで日本は女性の社会進出が遅れているとか地位が低いとか欧米に遅れていると煽り、女性を労働力として利用しようと しています。
さも、家庭で家事や子育てをする女性が外で働く女性より劣っているかのように肩身の狭い思いをさせようとしているよ うに思えたなりません。
この部屋でも何度も書いているように、日本は世界で女性の地位が低いとの評価がありますが、実態は、日本ほど昔から 女性が重んじられている国はないの じゃないでしょうか。ねずさんも書かれていましたが、平安時代の枕草子や源氏物語の作者は女性です。世界にそんな昔から 活躍した女性の本が残っている国な んかあるでしょうか。
日本は昔から、女性が家庭を仕切り、男は外で安心して稼いでくるという役割分担ができていました。それぞれが、得意 の分野で活躍していたのです。それを、安い労働力として外に引っ張り出したのは戦後の経済第一の時代になってからです。
私が女性だったら、外で嫌な仕事をするより、家庭を守って影の実力者として君臨する方を選びます。女性だってそう 思っている人がまだまだいるのじゃないでしょうか。
家庭内で実験を奮っているのは日本だけかと思ってたら、あの中国でもそうだったようです。やはり、外から見たのでは 分からないものですね。宮崎さんのコラムに何時も書かれている樋泉さんが書いてくれています。
宮 崎正弘の国際ニュース・早読み(貴州省の山奥で暴動) 10/14
樋泉克夫のコラム {知道中国 1139回}
――「実に多くの点において物を糊塗することの巧みなる・・・」(宇野24)
『支那文明記』(宇野哲人 大正七年 大同館書店)
宇野は言う。「支那家族制度に就いてはまだいふべきことが澤山あるが、今はこれだ けに止めて置く」と。その言やよし、である。
やはり家族制度については宇野の見解とは離れ、別の機会にじっくりと考えることに して、次の「結婚の話」に移りたい。
基本的には家族制度を第一として結婚話が進められ、親が定めた相手と結婚すること になる。
「愈結婚が出來たといふので新夫婦揃つて父母のお目にかゝり、又先祖の廟に告げ る。これで愈結婚が成立するの である」が・・・宇野は続ける。「幸に琴瑟和合すれば幸福であるが、若し不幸にしてお互に不足があつても、親の命な ればといつて、大抵辛抱するのである。 然し當事者間はお互いに知らずして、夫婦となるのだから、隨分不平もあらう、忍び難いこともあらう、それが大抵まで は爆発せずして濟むのは、お互いに名譽 を顧慮するが爲めである。然し女子の節を破り男の妾を娶るが如きは、この結婚制度の無理なのに本づいて居る點もある と思はれる」と。
男妾とは・・・なかなかどうして頼もしいかぎりだ。一般にかつての中国では女性の 立場は弱い者というのが定説 のようだが、それは誤解というもの。宇野によれば「矢張り婦人の位置は低いのである。然し家庭では實際婦人の權力は なかなか強いといふことである」という ことになる。
1930年 代半ば以降の共産党の軍事闘争を指導し、人民解放軍の産みの親といわれる朱徳は、「祖母が家全体の経済を切り盛り し、指図した」。「祖母が、それぞれの男 と女とに、仕事を割り当てた。野良の力仕事は男、軽い野良仕事と家の内の仕事とは女と子供だった。祖母の四人の嫁 は、順番で一年ずつ、家全体のための炊事 番になり、小さい子たちがそれを助けた」。「祖母は仕事の振り当てをしただけでなく、めいめいの歳と必要な仕事振り とをにらんで、食物の割り当てをし た」。
「祖母は並はずれて腕ききで、差配ぶりもりっぱで、また、棺桶に入ってしまうまで は、一家のものといっしょに なって、力相応に働きつづけた。地主への小作料を完納できるようにする、というのが祖母の苦心だった」。「祖母は家 庭の組織者で、生産の事柄は、すべて彼 女が取締りや割り当てをやった」と、朱一族の内部における祖母=婦人の力を語っている。(『偉大なる道 朱徳の生涯 とその時代』A・スメドレー 岩波文庫 1977年)
祖母の力はそれだけに止まらない。息子の結婚相手、つまり彼女の配下となる嫁を選 ぶのも母親――孫が生まれれば祖母になる――だった。その嫁もまた、多くの息子が成長すれば、それぞれの嫁を選ぶこ とになるはずだ。
現在でも、台湾、香港、マカオ、東南アジアの漢族・華人系の大企業にみられること だが、たとえば創業者である 父親が死んだ際、たとえ息子世代間に企業継承と遺産相続をめぐって多少のイザコザガあっても、それが大きく外部に伝 わり、企業経営そのものに大きな綻びは 発生しない。
それというのも、母親(祖母)が息子や嫁、さらには孫の世代の不平不満を押さえて いるからだ。
だが彼女が亡くなった場合、家庭内紛争は一気に拡大し、創業者夫婦、つまり彼女と 彼女の夫が血と汗で築き上げた企業帝国は大きく傾くことになる。やはり家庭内の要は、嫁⇒母⇒祖母と定められた道を 歩く婦人なのである。
そういえば宋代、北方から侵略する異民族に対しての楊一族の奮戦敢闘ぶりを謳いげ た『楊家将演義』の真の主人 公は、祖父・息子・孫と続く楊家の男どもではなく、宋朝のために戦場に散った夫・息子の敵討ちを誓い、揃いもそろっ て凛々しく勇ましい嫁どもの先頭に立 ち、大軍を率いて前線に馳せ参じた100歳 の大君であったことを、改めて思い出す。
京劇舞台の?大君出陣の場・・・それ はそれは豪華絢爛・威風堂々たる女武者ぶり。
このあたりは日本の女性と同じですね。表だっては尊重されているようで実際は地位 の低い西欧の女性だって家庭では実権を持っている人が多いのじゃないでしょうか。
もう一つ、日本の女性の素晴らしさをなでしこりんさんが書いてくれています。
なでしこりんよ り 2014-10-12
日 本人の母から生まれた子どもが優秀というのは本当ですか?
ウリたちは日本人がノーベル賞を受賞するのが我慢できないニダ!
なでしこりんです。 ノーベル賞に関しても「なでしこりん」では話題にさせてもら いましたが、もともと「ノーベル賞」の創始者であるアルフレッド・ノー ベルが莫大な資産を形成したきっかけは「ダイナマイトの発明」によることは皆様もご存知だと思います。 アルフレッ ドは、彼の兄が死んだ際、「アルフレッ ド・ノーベルの死」と勘違いした新聞社が「死の商人死す」とやったことを知り、自分の死後の不名誉をまぬがれるため に、ノーベル賞の創設を思い立ったそう です。ノーベルが残した資産は現在の価値で200億 円相当ですが、毎 年賞を出していたらいつかは賞金がなくなりますよね。 「私がもらう時の賞金は大丈夫?」 それは心配はありませ ん。ちゃんと資金運用がされていて、現在も財団には400億円もあるそうで す。 私がもらえる可能性はありませんが・・・。
チャールズ・ペダーセン博士
さて今日は、韓国の中央日報が「ノーベル賞」のことを記事にしてます。 韓国で は、「韓国人は日本人より優秀な民族」と学校で教えているわけですが、韓国人でノーベル賞を受賞したのは「金大中」 だけ。それに対して日本人は22人(アメリカに帰化した2名を含む)。金大 中・元韓国大統領は2000年 にノーベル平和賞を受賞していますが、その理由が「南北朝鮮の和解に貢献」なんだそうですが・・・和解もくそも南北 関係なんかなんにも変わっていません。 これも韓国お得意の「買収工作では?」といううわさもあります。ところが韓国人の間では、「金大中は韓国人ではな い。あれは豊田大中という日本人ニダ」と いう意見もあります。 では韓国の中央日報の記事のご紹介です。
金大中元大統領のほかにもう1人…「韓国生まれの受賞者」2人記録
今年のノーベル賞受賞者が相次いで発表される中、なぜ韓国人受賞者はいないのかと の自省の声が出ている。 2000年に金大中(キム・デジュン)元大統領がノーベル平和賞を受賞したが、科学賞を受賞した韓国人はまだいな い。だが、ノーベル委員会で「韓国生ま れ」に分類される化学賞受賞者がいる。1987年に受賞したノルウェー系のチャールズ・ペダーセンだ。
ペダーセンは旧韓末の1904年にノルウェー人の父と日本人の母の間に釜山(プサ ン)で生まれた。海洋エンジニアだった彼の父ブレーデ・ペーデシェンは 蒸気船に乗って極東にやってきて当時英国が掌握していた大韓帝国税関に就職した。その後平安道(ピョンアンド)の雲 山(ウンサン)鉱山が開発されるとそこ に向かいゴールドラッシュの隊列に合流した。ペダーセンの母の安井タキノは大豆と蚕糸貿易に従事した家族とともに朝 鮮に移住しペダーセンの父と会って結婚 した。(中 央日報 以下ソースで)http://japanese.joins.com/article/208/191208.html?servcode=400§code=400
この記事、一瞬「冗談」かと思ったのですが、正式な中央日報の日本語サイトにも同 じ記事があるので二度ビッ クリ! さすがに「韓国人」とは書かずに「韓国生まれ」と書いていますが・・・結局、ノーベル化学賞を受賞した チャールズ・ペダーセン博士は、「ノル ウェー人父と日本人の母を持つ」ということなんですよね。ww 韓国 の中央日報は「韓国生まれ=韓国人」とでも言いたいのでしょうか? そもそも1904年 といえば「李氏朝鮮」の末期。韓国などという国家は存在さえしていませんが・・・。そこまで血眼になってノーベル賞 に固執する理由は何なんでしょうね。 「ウリたち韓国人は、日本人チョッパリより優秀のはずニダ~!」と学校で習ったのに、現実のあまりの違いに火病でも 起こしたのでしょうか?
チャールズ・ペダーセン博士のお写真を拝見すると、博士に「日本人の血」が流れて いることは一目瞭然です ね。私は改めて「日本人の母はすごいなあ!」と感じています。 最近では、アメリカ海軍の太平洋軍最高司令官に、日 本人の母を持つハリー・ハリス太平洋艦 隊司令官(海軍大将)が昇格予定というニュースもありました。アメリカ海軍の太平洋軍って、太平洋地域全域43ヶ 国(世界人口の約60%)を担当する部隊で、日本はもとより韓国や 中国さえ含む広大な地域を担当している最強部隊ですよ。このハリス大将のお顔にも「日本人の血」がしっかり読み取れ ます。
ハリー・ハリス海軍大将 リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー伯爵
そういえば、「欧州連合(EU)創設の父」と呼ばれているリヒャルト・クーデン ホーフ=カレルギー・国際汎ヨーロッパ連合会長も「日本人の母」を持つ政治家でした。リヒャルト・クーデンホーフ= カレルギー(日本名:青山 栄次郎)も「ノーベル平和賞候補の常連」でしたが、結局、個人として受賞することはありませんでした。やはりそこには「自己宣伝を潔しとしない」日本人の 血が影響したのかもしれません。その後、欧州連合(EU)は、2012年に ノーベル平和賞を受賞しました。今日は「日本人の母」の潜在的能力の高さを強く感じるお話でした。今のあなたがある のはお母さんのお陰です。あなたのお母さんを大切にしてくださいね! By なでしこりん
こうやって、女性は子育てに素晴らしい能力を発揮してくれているのです。外で、こき使われて搾取されるより女性の本 来の得意分野である子育てや家事で力を発揮してもらう方が日本にとっても余程有意義なのじゃないでしょうか。
もちろん、外で働くことが好きで、能力が発揮できる方までそうしろとは言いません。現在の政治家を見ていると、自分 の利益しか考えていない男性より余 程優秀な女性が目立ちます。要は、得意分野で活躍してもらえれば良いのであって、経済界の都合で女性を外に引っ張り出そ うとすることがおかしいのです。