今年の初めに初飛行が予定されていた心神が、未だに飛ばないことに、第5889回の「飛んだMRJ」でも、素直に喜べないと書きましたが、心配した通り、残念な記事がありました。
何と、年内は無理どころか、来年の3月まで遅れる恐れがあるようです。それでも、計画が取り止めなんてニュースじゃなかったことに、すこしホッとしています。
ニュースイッチ Newswitch by 日刊工業新聞社より 2015年11月21日
先進技術実証機「年内初飛行は厳しい」 防衛装備庁幹部
研究開発を進める先進技術実証機(防衛整備庁提供)
防衛省は将来の戦闘機開発に生かすために研究開発を進めている「先進技術実証機」について、2016年1―3月をめどに初飛行させる方針 だ。当初計画から約1年遅れとなる。初飛行の後は16年度末までの1年強で技術の有効性などを検証。18年度ごろをめどに政府が次世代戦闘機を開発するか どうか判断する。新型戦闘機の開発が決まれば、設計や製造に関わる国内防衛産業に追い風となる。
防衛装備庁幹部は同実証機の初飛行について「年内は厳しい」ことを明らかにした。エンジンなどに改善点が残っているとみられる。同実証機に関する防衛省と三菱重工業の契約は今月末までだが、数カ月間延長する方向だ。
防衛省は将来の戦闘機開発に向け、3次元CADを用いた「デジタルモックアップ」や先進技術実証機、エンジンシステムなどの研究を並行して 進める。実証機は敵のレーダーに捕捉されにくいステルス性や高い運動性などを実証する機体で、三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)で地上試験などを実施 中。初飛行は当初15年3月末までの予定だったが、エンジン改修などのため延期していた。
日米で共同開発し、11年に生産を終了した戦闘機「F2」は、主契約者の三菱重工をはじめ約1100社が携わったとされる。一方で政府が 11年に導入を決めた次期戦闘機「F35」では、国内企業は最終組み立て工程やエンジン、電子機器の製造など一部しか手がけられず、防衛産業への恩恵は少 ないとの見方がある。
これを一目見たいがために、何とか生き長らえたいと思いながら、今まで待ちましたが、来年まで果たして持つでしょうか。
実際、MRJの初飛行には余り、期待もしていませんでした。何と言っても、エンジンから全て国産の戦闘機の開発こそが日本が生き残るためには絶対に必要だと思うからです。
これだけは、何があっても、成功させてもらいたいものです。何としても、一目見たいものです。三菱さん頑張ってください。
25日に第 144 回の「神様と住まう日本の家」や第 524回の「捕鯨肯定する『ビハインド・ザ・コーヴ』、東京の映画館で上映へ」で、日本の素晴らしい伝統が GHQの陰謀などにより消滅しようとしていることをとりあげました。
その前には、10月23日に、第 5864回の「麻 を復活させよう」でも、伝統の麻を禁止させられたことを取り上げました。
こうしてみると、本当に、日本は素晴らしい技術を効率や経済などに上手く誤魔化されて沢山捨ててきたことが良く分か ります。
それも、自虐史観で何でも西洋文化が上と植え込まれた所為もありますが、日本人自体が伝統の素晴らしさを見直すこと をしなかったこともあるでしょう。
偶然でしょうか、2011年11月 7日 (月)に第 4432回の「和 蝋燭」で取り上げた「松 山櫨(はぜ)復活奮闘日記」の記事を読んでいたら、ここでも、素晴らしい日本の伝統を捨ててしまっていたこ とに気が付きました。
何と、和蝋燭は煤が少なく、その上、蝋が垂れないのだそうです。これは、全く知りませんでした。単に、洋蝋燭に比べ て、古臭いだけで淘汰されるのも仕方ないと思っていましたが、ここにも、先人がきづき上げてきた素晴らしい伝統や技が隠 れているようです。
原料としても、麻と同じように日本にとっては貴重な資源でもあったようです。何だか知らない間に、こうして、日本の 伝統や貴重な資源を惜しげもなく捨ててきたことに今さらながら、驚かされます。
やはり、日本は、もう一度、先人が築き上げてきた伝統を見直す必要がありそうです。そうして、日本の貴重な資源をも う一度復活させることも考えるべきなのじゃないでしょうか。
効率や、経済的何て、西洋文明を無批判に良いものとして、受け入れてきたことを反省する時が来ているのかもしれませ ん。
greenz.jpより 2015.11.20
故 郷の伝統文化を未来へとつなげたい。「ちくご松山櫨復活委員会」矢野眞由美さんがめざす、幻の櫨(はぜ)の復活
みなさんは”和ろうそく”というと、どんなイメージがありますか? 怪談の朗読会、薄暗いお寺など… もしかしたら、「なんか怖いイメージがあるなあ」という方もいらっしゃるかもしれません。
古来日本人の美意識に沿ってつくられていた和ろうそくは、洋ろうそくに比べ、ススが少ない美しい灯りが見直され、評 価が高まってきています。
和ろうそくは、東北などでは漆、気候の暖かい場所では櫨(はぜ)からつくられてきました。江戸時代には、おもに九州 で奨励栽培されていた櫨の生産量も、明 治には全国で6万~9万トンあったものが、平成25年には108トンにまで減少しています。(出典「ハゼと木蝋」 1992年 福岡県・福岡県特用林産振興会)
実は櫨は、たくさんの用途を持つ有益な木。そんな櫨の有益性を伝え、幻の和ろうそくを復活させるために、福岡県久留 米市で「ちくご松山櫨復活委員会」を立ち上 げたのが矢野眞由美さんです。
今回は矢野さんに、和ろうそくの魅力や和ろうそくとの出会い、櫨の活かし方についてお話を伺ってきました。
日本人の美意識と櫨蝋の希少性
心身の癒しにつながるアロマキャンドル、自然志向の蜜蝋キャンドルなど、キャンドルの種類は実に豊富です。その温か くて癒される炎のゆらめきは、「1/fゆらぎ」といわれる自然のリズムなのだとか。
たいていのキャンドルは蝋がとけて外側に垂れていきますが、和ろうそくにおいては、垂れないことが重要なのだそう。 その理由は、日本人が持つ高い美意識と関係していました。
仏壇でお経をあげる時、灯りは仏様を迎えるおもてなしの光になります。灯している間、だらだらと蝋が垂れるのは非常 にみっともないと思われていて、「和ろうそくたるもの、一滴も垂れずに燃えるべし!」と。
ただ、こうした日本人ならではのこだわりは、和ろうそくの衰退とともにいつの間にか忘れられてしまいました。それは 少し、残念なことだと思います。
日本人の美意識がつまった和ろうそくは、手間と熟練が必要な「手がけ」という、蝋垂れを防ぐ技術を用いてつくられていま す。櫨の和ろうそくの上品で優しい炎の色を、ある手がけろうそくの職人は「地球上で一番美しい炎だ」と断言するほど。
03
左:炎 が大きくススが少ない和ろうそく、右:石油系パラフィン蝋の「洋ろうそく」(出典 ちくご松山櫨復活委員会)
櫨蝋には、結晶が小さく粘り気のある「日本酸(Japan Acid)」と呼ばれる成分が多く含まれています。櫨蝋が“Japan Wax”、櫨の木が“Japan Wax Tree”と英訳される所以です。その名の通り、世界でも日本にしかみられず、粘りと離れのよいその特性は、日本よりも欧米で高く評価されています。
例えば、あるドイツの商社マンが、櫨蝋の輸出を増やしてほしいとやってきたときのこと。矢野さんが「何に使うのか」 と聞くと、歯の治療に欠かせない咬合紙(こうごうし)への使用を検討していたのでした。
櫨蝋にはふたつの段階があって。一つは櫨の実から抽出されたばかりの「生蝋(しょうろう)」。これが主に和ろうそく の原料ですね。もう一つは、その生蝋を2ヶ月間天日で晒し、不純物を取り除いた「白蝋」です。
400種もの蝋取引をしているというアメリカの商社マンも、化粧品の原料として白蝋が一番よいと言っていました。… 以下略
全文は、是非、リンク元で読んでください。これも、目から鱗です。
もう一度、素晴らしい伝統を見直し、活かせるものは活かして、日本独自の経済活動を作り上げることも必要な気がしま す。
それにしても、先人は凄かったですね。
韓国の程度の低さは限りないですね。外国で議 員になってまで、日本攻撃に精を出すのですから、他にやる事ないのかと呆れるばかりです。
それだけ、韓国の移民が海外に増えていると言うことなのでしょうが、それにしても、折角移住て国籍まで取っているの だから、その国の為に働くべきと思うのですが、韓国人にはそんな発想は無いようです。
それにしても、世界で、それだけの勢力を持つだけに増加していると言うのも驚きます。余程、自分の国が嫌いなので しょうか。それなら、折角脱出できたのだから、故国の為に働く必要はないと思うのですが、ここが分からないところです ね。
その勢力拡大で選ばれた各国の議員が、慰安婦問題で日本を叩くために動きだしたようです。その中には、あのホンダも 参加しているそうです。
産経ニュースより 2015.11.24
【歴史戦】 慰 安婦問題の国際議会連合、創設メンバーの多くが韓国系議員
【ニューヨーク=黒沢潤】カナダのマーティン上院議員率いる各国横断の議員らが、慰安婦問題を含む、女性の「性奴 隷」問題解決を目指す議会連合を立 ち上げた。議連は23日に発表した声明で、パリ同時多発テロを実行し、シリアなどで女性への虐待や殺害を繰り広げるイス ラム教スンニ派過激組織「イスラム 国」まで引用。慰安婦問題とからめた主張には批判も出ている。
創設メンバーのうち、マーティン議員は韓国出身。韓国の李ジャスミン議員に加え、ニュージーランドのメリッサ・リー 議員も韓国出身で、“韓国色”の強い組織となっている。
議連が創設をアピールするため、「(世界で)最も適当な場所」(マーティン議員)として選んだ国連本部の記者会見場 は、使用申請権を有する在ニューヨークの韓国政府国連代表部による「力添え」(同議員)で使用が実現した。
一方、ホンダ米下院議員も参加していることから、同議員と関係が深く米国で反日キャンペーンを展開する中国系の「世 界抗日戦争史実維護連合会(抗日連合会)」などが背後で関わっているとの見方もある。
安倍晋三首相と韓国の朴槿恵大統領は今月2日の会談で、将来世代の障害にしないため、慰安婦問題の早期妥結を目指し 交渉を加速化させることで一致した。
だが、議連が発表した声明は、イスラム国に加え、ナイジェリアなどで自爆テロに関与していると指摘されるイスラム過 激派、ボコ・ハラムの蛮行にも言及 した上で、女性の人権問題解決を目指すと強調。このため、「慰安婦問題解決が主眼のはずなのに、凄惨(せいさん)な事件 を引き起こして世界を震撼(しんか ん)させているテログループを引き合いに出すのは、どうみても行き過ぎ」との批判も出ている。
議連は「女性暴力追放のための国際デー」にあたる25日から、「世界人権デー」にあたる来月10日までの16日間、 世界で人権問題をめぐるさまざまな活動が行われるのに先立って創設された。
又、腐り切った国連を利用するつもりですね。こんなバカげた動きは、放って於けば良いようなものですが、その軟弱な 対応が、何時の間にか、世界に広 まってきてしまったのが今までのことなのですから、ここは、やはり、日本政府・外務省が、本気で、きちんと反論して叩き 潰すべきでしょう。もう日本人は辛 抱できません。
昨日に続いて、又しても、VWの不正が明らかになったようです。何だか、次から次と悪事が暴露されてきますが、何処まで行くのでしょうか。
こういうのを弱り目に祟り目と言うのでしょうね。と言うか、それだけ、やり放題で売り上げアップで世界一を目指していたのじゃないでしょうか。これで、会社ぐるみじゃないなんて言っても、もう通りませんね。
ブルームバーグより 2015/11/25
フォルクスワーゲンに新たな捜査、不当に軽減税率適用の疑い-独検察
排ガス試験の不正に揺れるドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)が新たな刑事捜査に直面した。今回は二酸化炭素(CO2)排出量の表示を操作することで一部の自動車購入者に軽減税制を不当に適用した疑いが持たれている。
すでにVWのディーゼルエンジン車について捜査を進めているドイツ北部ブラウンシュバイクの検察は、CO2排出量の表示に関連する税制上 の問題で正式な調査に入った。同検察のクラウス・ツィーヘ報道官が24日、電話で明らかにした。この件では関わった車種や人間が違うため、別の捜査とする 必要があったという。ツィーヘ報道官は5人が捜査対象になっていると述べたが、具体的な氏名を明かさなかった。
VWはこれまで、追加的な税負担が生じる場合でも購入者が支払うことにはならないと説明している。税負担の差額は、リコール(無料の回収・修理)費用や当局による罰金などVWが背負う膨大な支出に加わることになる。
ここまで来ると、アメリカの陰謀があったとしても、自業自得としか言いようがないですね。果たして、生き残れるのでしょうか。
いずれにしても、かなりの打撃になるのは間違いないでしょうし、再び世界一を目指すのはどう考えても不可能でしょうし、許してはいけないですね。
さて、いよいよ、VWの不正が、他のメーカーへの不正追及が始まったようです。果たして、EUのメーカーは大丈夫なのでしょうと思っていたら、やはり、危なそうです。
まずはルノーが、明るみに出たようです。
ロイターより 2015年 11月 24日
仏ルノー「エスパス」、最大で基準の25倍の排ガス=独環境団体
[ベルリン 24日 ロイター] - 非政府組織のドイツ環境支援協会(DUH)は、仏ルノー(RENA.PA)のディーゼル車「エスパス1.6dCi」について、最大で現在の欧州基準(ユーロ6)の25倍の窒素酸化物の排出が明らかになったと発表した。
試験はスイスの応用科学大学により新方式で5回実施された。
ルノーのコメントは得られていない。
欧州では、試験をめぐり当局とメーカーの関係が近すぎるとの批判があり、DUHは改革を求めている。
DUHの発表文の中で国際クリーン交通委員会(ICCT)の共同創設者のアクセル・フリードリヒ氏は「このようなかたちでわれわれが呼吸する空気を 損っているディーゼル車が走行しているとは信じられない。承認手続きのシステムを根本的に変更する必要がある」と主張している。
これは、もしかしたら、EUのメーカーは全滅まで行くのじゃないでしょうか。これは、マツダなど日本メーカーのクリーンが明らかになって、風が吹けば いいのですが、最悪の場合は、ディーゼルが生き残れるかどうかの問題にもなりそうです。果たして、どこまで行くのでしょう。