台湾を取るという習皇帝の考えはどんどん本物になっているようです。台湾海峡は思ってた以上に危機が近いようです。
宮崎さんが状況を詳しく解説してくれています。それにしても、習はどうあっても最後の皇帝になるつもりなのでしょうか。
本当に世界制覇を目指しているのでしょうか。それ程のバカとは。果たして、世界は奴を止めることが出来るのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)4月22日(木曜日) 通巻第6874号 <前日発行>
台湾海峡の戦雲、急を告げ始めた
中国の軍事威嚇ますますエスカレート、習近平は何を考えているのか
「2022年以降、台湾にとって最大の危機を迎える」とマクマスター元大統領補佐官(トランプ政権前期)が発言したことが ある。
バイデン政権は就任式にワシントンの台湾駐米代表の粛美琴を「大使」と扱って招待したうえ、「国際秩序の挑戦する唯一の競 争相手」が中国であり、「民主主義と専制主義の戦い」であると鮮明にしたうえ、トランプ政権が「ウィグルにおける中国の人権 弾圧はジェノサイドだ」とする方針を継続するとした。台湾政策に関してはトランプの残したパラダイムのなかで行動している。
したがって日米2+2をわざわざ国務、国防両長官を日本に派遣して地ならしし、4月16日の日米首脳会談では「台湾海峡の 平和と安全の重要性生」を銘記した。米国はまた、「尖閣諸島が攻撃された場合は日米安保条約第五条が適用される」と言明した
守備範囲に含まれるとの解釈は、オバマ政権以来、変更はない。つまりバイデン外交に新味はない。
その後、米軍トップの発言はもっと具体的である。
インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン前司令官は、「中国が今後6年以内に台湾を侵攻して支配下に置く可能性があ る」とした。
新しくインド太平洋軍司令官になったジョン・アキリーノ(海軍大将)は3月23日、上院で「中国による台湾侵攻の脅威は深 刻であり、多くの人が理解しているよりも差し迫っている」と指名公聴会で発言した。同大将は続けて、「中国は台湾の支配権を 「最優先課題」と位置付けているからだ」とした。
台湾は米国に対して中距離巡航ミサイルの供与を要請している。
呉台湾外交部長は「中国の軍事的威嚇がますます激化しており、特に最近は軍用機の侵入が目立つ。台湾は自らの身を守るため に最後まで闘う」。
米下院小委員会は「中国が台湾を侵攻した場合、経済対応を如何にするか」具体的な検討を始めている。この小委員会は立法、 予算に権限を持つため、台湾政策に強い法的な発言力がある。
アミ・ベラ小委員長は「中国がより攻撃的な姿勢で軍事活動を続けており、新しい立法を準備する必要がある」と発言し、現行 の台湾関係法、TAIPEI法等ではカバーできない経済制裁、武器の追加供与などを検討している。
台湾周辺では中国の軍事的な威嚇、示威活動がますますエスカレートしており、戦闘機が連続的に台湾領空を侵犯している。
米国のミサイル駆逐艦「ジョン・マケイン」が台湾海峡を通過、また空母「セオドア・ルーズベルト」は南シナ海を遊弋した。 同海域では日米豪印の海上共同訓練「ラペルーズ」も開始され、中国軍を牽制している。
戦雲が急を告げ始めた。
さて、習皇帝は本当に戦端を開く度胸があるのでしょうか。受ける世界もそんな度胸のあるリーダーは見当たらないのじゃないでしょうか。
いずれにしても、最後の皇帝習の決断次第ですね。どうせなら生きている間にChinaの崩壊を見たい。