イーロン・マスクがウクライナ戦争が始まって通信が繋がらなくなったときに自前の通信網を提供したことに驚きました。
と言うか、そんな通信網があることも知りませんでした。その中身を宮崎さんが取り上げてくれています。
どうやらウクライナの副首相がそのカギを握っていたようです。それに比べて、日本のデジタル庁なんて平和ボケスパイがやっているのじゃないかと思えてしまいます。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)6月17日(金曜日) 通巻第7371号
ウクライナ副首相(兼デジタル改革大臣)、おおいに語る
イーロン・マスクは即座にウクライナ通信網再建を承諾してくれた
ゼレンスキー大統領の次に有名なウクライナ人は、この人。まだ31歳の副首相は史上初めてだが、デジタル改革大臣を兼 務す る。名前はミハイロ・フェドロフ(ウクライナ安全保障会議のメンバーでもある。デジタル通信が国防の要だからだ)。
ミハイロ・フェドロフは何をしたか?
ウクライナに「デジタルシティ」と構築しようとキエフにモデルを建設中だった。それゆえにスペースXのEU支社とは弐 年前 から交渉を始めていた。国会ではデジタル改革に保守側からの反発も強かったが,パスポートのデジタル化から公共サービスのあ らゆる部門をIT化するのが、目的である。「戦争以前の状態の93%まで通信網は恢復した」とフェドロフ副首相は語っ た。
「ロシアの侵攻が始まって、デジタル通信網が寸断されたとき、私はイーロン・マスク氏と連絡を取った。かれは即座にス ター リンクを提供してくれたのです」(キエフポスト、6月16日の独占インタビュー)。
フェドロフ副首相は意外な裏面を語った。「ロシアの侵攻に怒ったロシア、ベラルーシのIT関係者はおよそ10万が西側 に移 動し、またウクライナ東部のIT産業もほとんどがキエフ以西に移動した。戦争には(ドローン操作などに)ITワーカーが大量 にボランティアで参戦している」。またウクライナのIT改革に協力的なのはポーランド、スロバキア、スロベニアだ」とも 語っ た。
戦争の意外な側面、若者たちとIT、そして「デジタル・ボランティア」だ。
これは驚きでした。ウクライナの抵抗が成功したのもこの提供があったからかもしれません。
それに比べて、何の危機感も持ってない平和ボケ日本は攻められたら一瞬で終わりそうな気がします。
それで、日本の為に戦ってくれた先人に会わす顔がありますか。