団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★ポーランド、ウクライナ軍事支援の拠点化

2022年06月28日 | 国際

  

ウクライナ戦争に対する西側の足並みも思惑があって色々のようです。とは言え、痛い目にあってきたポーランドやバルト三国などの危機感は切実なものがあるようです。
  ロシアに対する警戒感がウクライナ支援に力が入るのも当然なのでしょう。

  宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、同じような酷い目にあった東隣の日本の危機感の無さには驚くしかないですね。  
  日本人の平和ボケは想像を絶するものがあるようです。やはり、世界一洗脳に掛かり易い国のようです。
  これこそがシラス国で育った最大の弊害なのでしょう。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和四年(2022)6月24日(金曜日) 弐  通巻第7380号 

 ポーランド、ウクライナ軍事支援の拠点化
   単独でも16億ドルの武器をウクライナへ送った

 ポーランドのモラウィッキ首相に拠れば、ウクライナへの軍事支援は合計16億ドル(邦貨換算2160億円)に上るという。 T72戦車を200両(代わりに米国からエイブラムズ戦車250両)、自走榴弾砲、ドローン、携帯式防空システム 「MANPADS」、ライフル、マシンガンなどである。

 くわえて西側からの武器支援は殆どがポーランドを経由するため、北のバルト海に面するグダニスク港にはベルギーやデンマー クなどからも戦車、装甲車が大量に陸揚げされ、大型トレーラーに積み込まれている。また東側のジェシュク市には飛行場もある ので輸送機が頻々に到着している。

 ポーランドは16世紀にリトアニアと共立の王国、その後のポーランド王国は、ベラルーシ、ウクライナを従えたほどの大国 だった。
 このためウクライナには近親観と反発心が同居しており、カソリック信者の難民がポーランドを目指した。ロシア正教信者は、 ロシアへ非難した。

 ポーランドと言えば、古都クラコウには日本文化センターがあり、その南西がアウシェビッツである。グダニスクは東西冷戦末 期に組織化された『連帯』発祥の地であり、ワレサ初代大統領の地盤でもあった。ちなみに現地ではグダニスクはグダンスク。ワ レサはヴァレンツァと発音する。

 当時、西側はポーランド支援に熱心で、欧米の投資が続き、証券取引所も開設された。ポーランド政府の招待で、日経、共同、 産経記者等とワルシャワに一週間滞在したことがある。
 夜が明けるのが午前十時頃、午後二時には暗くなる。町のネオンやセーター、看板が赤、黄色、緑の原色が好まれるのは、その 反作用だろう。Tシャツ工場で紫色の見本を一枚買ったが、洗濯したら染料がはげ落ちた。すさまじい安物を造っていたのが90 年代後半のポーランドだった。

 ワレサとの会見はできず、ヤルゼルスキー元大統領がインタビューに応じた。その二年前にも西ベルリンから列車でワルシャワ に入り、タクシーでグダニスクへ行った。当時、日本食堂は一軒だけ、中国人労働者が餃子をたべにきていた。

 五年ほど前にワルシャワへ行ってみたが、様変わり。ワルシャワ駅周辺は大都会、高層ビル、寿司屋が数軒。日本風の居酒屋も あった。
駅前のマリオットホテルは安倍首相訪問時に宿舎となった。ロビーにはフランクフルトで印刷、空輸された日本経済新聞があっ た。
ワルシャワ進出の日本企業は数百社に及び、1500人前後の駐在日本人がいる。現地の緊張感を聞きたいものである。

  この欧米と日本の違いはどうしようもないのかも。何といっても、シラス国で育った我々はお上を信じる気持ちが身に染み込んでいる。一方ウシハクの腹黒い世界に育った人達のお上を疑いの目で見る違いはどうにもならないのじゃないでしょうか。
  やはり、シラス国の素晴らしさを世界が知るのは不可能かもしれません。地球滅亡との競争でしょうか。


★桃泥棒はやはり奴等

2022年06月28日 | 中国

 毎日Chinaの情報をアップしてくれている妙佛 DEEP MAXさんが、珍しく日本の桃泥棒について書いてくれています。
  どうやら、その裏に奴等の習性が見事に現れているようです。外国人を特に特亜3国の奴等を無制限に受け入れるとこうなるという見事な例でしょう。

  何から何まで、特亜3国の奴等と付き合うと日本にとって良い事は何も無い。それが分からずに自分達の目先の利益で奴等を受け入れる経済界には呆れるしかない。
  こんな経営者達には奴等と付き合ってはならないという発想は無いのでしょう。まさに、売国奴です。  

 

 


  特亜3国と付き合うことを止めない奴等は、奴等と同じ思考を持つほどに劣化していると考えた方が良いのかも。


★ロシアから海外へでた人々は20万人

2022年06月28日 | 国際

 

ロシアから海外へ出た人が20万人以上だそうです。思ったより少ないような気もしますがどうなんでしょう。
  ウクライナの復興に67兆円も掛かるのだそうです。やはり、戦争の破壊力は想像以上のものがありそうです。

  宮崎さんが報告してくれています。もし停戦が出来ても、ウクライナの復興は出来るとは思えないものがあります。いずれにしても、大変でしょう。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和四年(2022)6月24日(金曜日)
 通巻第7379号  <前日発行>

 ロシアから海外へでた人々は20万人
  難民ではなく、雇用をもとめ、逃亡先に落ち着く傾向

 ウクライナ難民は合計で800万人、このうちの414万人をポーランドが引き受けた。ウクライナ西部はポーランド人や、 ポーランドに親族がいる人が多く、嘗てはポーランド領土だった。
 他方、ウクライナからロシアへのがれた難民は130万人である。主として東部在住。親露派でロシア語が母国語の地域から だ。

 ウクライナ戦争勃発以後、ロシアから外国へ移住した、所謂『経済難民』は、およそ20万人とされる。
西側諸国へはロシア人の入国が厳しいため、ヴィザの要らない国へ。特にカフカスへ逃れたロシア人が多い。行き先はテルアビ ブ、アルマトイ、トビリシ、ビシケク、エレバンなど、なかにはバルト三国への渡航も目立った。

 ジョージア(旧グルジア)へは2・5万、アルメニアに2万人が「移住」した。「難民」ではなく、移住である。というより、 殆どは帰還である。とくにアルメニアへはユダや人が集中して移住しているために注目を集めている。

 アルメニアはトルコとアララット山の帰属をめぐって対立してきたが、東方正教会をモスクワやウクライナより早く取り入れ、 またキリル文字の原型となったアルメニア文字発祥の地でもあり、文化的な矜持が高い。
アルメニアはトルコとは犬猿の中だが、韓国とイスラエルが嫌いだ。後者は対立するアゼルバイジャンに武器を売っているから だ。アルメニアとアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ紛争で戦争を繰り返した。

 産業、経済的には恵まれず、ソ連時代から建設労働者として、出稼ぎが盛んだった。ロシアへ出稼ぎに出たアルメニア人の仕送 りはGDPの5%を占めたほどで、季節労働者として8万人から30万人が働きにでていた。もともとアルメニア人はディアスポ ラでアルメニア共和国に暮らすのは四割。残りはロシアなどにコミュニティを造っている。

 このため、国内空洞化はとくに農業の衰退につながった。エレバンには細々としたユダヤ人コミュニティがある。ここへおよそ 800名のユダヤ人が入植した(「モスクワニュース」、6月21日)。

 ▲ウクライナ復興に67兆円!

 シュルツ独首相は「ウクライナ復興のために『マーシャルプラン』が必要だ」と言い出した。それもEUのみならずG7を主体 に復興資金を構想しているらしい。
ゼレンスキー大統領は「復興には5000億ドルが必要」と金額まで提示している。67兆5000億円とは、日本の国家予算の 三分の二である。

 ウクライナの鉱業は鉄鋼、武器、造船であり、殆どの工場は空爆破壊されたから、ゼロからの出発となる。

 イタリア政治は超党派政権である(「五つ星運動」「民主党」「同盟」「フォルツァ・イタリア」「自由と平等」「イタリア・ ヴィーヴァ」)
 ドラギ伊首相は少数政党乱立連合という綱渡り政権の舵を取るが、ウクライナ復興に言及し「ともに未来を歩もう」と演説する と、議会の多数が賛成した。抽象的な提示に過ぎないから賛成しやすかったとも言える。

 EU諸国のウクライナ支援にはかなりの温度差がでた。モルドバは次にやられるかもしれないと身構え、ハンガリーは相変わら ずEU主流に批判的。チェコ、ハンガリー、ポーランドはEUにはくわわったものの、通貨同盟ユーロとは距離を置き、通貨発行 は主権の問題だとしている。

 ユーロに加盟しないのは英国のほか、デンマーク、スウェーデン、ノルウェイ、オーストリア、スイスがある。いずれも底流に 「独仏主導にうっかり乗せられるか」という潜在意識があるからかもしれない。

  西側の腹の中もいろいろありそうですね。やはり復興は相当な苦労がありそうです。何と言っても世界は腹黒いだけに何を考えているかわかりません。
  バカみたいに簡単に金を出すのは優柔不断総理の日本じゃないでしょうか。何と言っても、国民より外国人大好きな総理だけにありそうな気がします。


★防衛次官人事に隠された財務省の防衛費2%潰し

2022年06月28日 | 財務省

 防衛次官の交代が騒がれているようですが、高橋洋一さんが見事にその意図を指摘してくれています。
  やはり、財務省に首根っこを抑えられている優柔不断総理では仕方ないのでしょうが、国より財務省が大事な奴等が日本を抑えているのではどうにもならないようです。
 
  やはり、正しい国家観も歴史観も無い奴等に国のたずなを委ねるとこうなるしかないのでしょう。 


  詰まり、このままでは防衛費の2%は完全に潰されそうです。流石、日本人の命より他国の人達の命と自分達の利益を考えている財務省の売国振りは完全に狂っている。


★全米108の大學にあった『孔子学院』の、104校が廃止された。

2022年06月28日 | 中国

 

アメリカの孔子学院の廃止が進んでいるようです。とは言え、Chinaもしぶとい。何と、28校がゾンビ復活し ているのだそうです。

  宮崎さんが報告してくれています。アメリカの劣化やバカさ加減も酷いが、未だに一校も廃止しない卑怯者日本よりましなのじゃないでしょうか。
  それにしても、Chinaのしぶとさにも驚かされます。この期に及んでも諦めなずにゾンビ復活とは。やはり、平和ボケ・卑怯者日本人が奴等に対抗するのは無理なのかも。   

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和四年(2022)6月23日(木曜日) 通巻第7378号 

 全米108の大學にあった『孔子学院』の、104校が廃止された。
  28校でゾンビ復活。「米中姉妹校交換プログラム」などと改称していた

 ゾンビは復活する。
共産主義は「グローバリズム」と名前を変え、二段構えで国家破壊を狙っている。日本で言えば、皇室伝統廃止を狙う共産主 義者 等が、当面『女性天皇』、つぎに女系天皇論を推進する長期策謀に似ている。

 中国共産党のプロパガンダ機関として、中国のスパイの巣窟と認定された「孔子学院」はトランプ政権の下で、査察が行わ れ、 米国教育省の予算管理下にあるところは徐々に廃校となった。

 米国アカデミズム世界は、決断のあるリーダーが出れば劇的改編が可能だ。
日本は左翼学者の巣窟「日本学術会議」への予算を止めれば、売国奴的学者の一斉追放が可能だが、岸田じゃねぇ。
日本の十五の大學にある孔子学院は廃絶の議論さえなく、やりたい放題の中国共産党の第五列として機能し続けている。

 「米国学者アッソシエーション」が照査した、228ページの報告書に拠れば、全米108の大學にあった『孔子学院』の う ち、104校が廃止された。
ところが28校でゾンビは復活していた事実が判明した。

 「米中姉妹校交換プログラム」「言語研究センター」が等と組織名を改称していたことを保守系メディアの『ワシントン・ タイ ムズ』の花形記者ビル・ガーツがすっぱ抜いた(同紙、22年6月21日)。

  それにしてもこのゾンビ復活は凄い。これを受けるアメリカの学校の劣化にも驚かされます。
  やはり、日本が一校も廃坑していない裏にはChinaの工作が働いているのじゃないでしょうか。
  Chinaにとっては日本は一番扱いやすいバカなのでしょう。


★祖国遥か

2022年06月28日 | 日本再生

 この話もねずさんが何度も取り上げてくれていますが何度読んでも涙しかないですね。
  こんな悲惨な目に合わせて助けてもらった現代人の冷淡さにはがっかりさせられますが、これも教育やマスメディアの所為であることは間違いないでしょう。
  それが分かっているのか分かっていないのか靖国参拝もしない日本人の劣化はもう恥でしかない。こんな日本人が世界に受け入れられるのはおかしい。

  何時ものように全文をリンク元で読んで下さい。

  ねずさんの学ぼう日本より     2022/06/20

  祖国遥か

  ・・・略

 この物語は、何度ご紹介しても長春駅前での三人の女性の死のところでは、不覚にも涙でパソコンの画面が見えなくなってしま います。
お地蔵さんが建立されている青葉園は、さいたま市にあって、その中央に「青葉慈蔵尊」があります。
何度か献花に行かせていただきました。
また村田春樹先生をはじめ、いまも毎年、ゆかりの人たちが集って慰霊祭を行っています。

 美しい公園墓地です。
牛島中将のお墓もあり、敷地内には戦争の祈念館もあります。
お近くの方は一度お出かけになってみられたらいかがでしょうか。

 国家が崩壊したとき、どのようなことが起こるのか。
国というものが、いかに国民にとって大切なものなのか。
本稿を経由して、少しでもお感じいただけたら幸いに思います。

 それと最後に一点だけ。
この事件が起きたときのロシアは、ソ連だった時代です。
よくごっちゃにする方がおいでになりますが、ソ連とロシアは違います。

 ソ連は共産主義国です。
そして共産主義は、支配層を絶対視させます。
すると上の命令次第で、下はいくらでも残酷になる。
このことは、国民性とか歴史伝統文化とはまったく関係ありません。
共産主義という狂気の持つ本質が虐殺主義でしかないという現実を、まず注視すべきです。

 ですから共産主義になる前の帝政ロシア、ソ連崩壊後に成立したロシア共和国は、ソ連とは異なります。
いまの帝政ロシアは虐殺主義の国ではなかったし、いまのロシアもまた同じです。
ソ連時代のソ連兵、あるいは同時代の共産パルチザンの悪質さは、人類史的にも、まさに異常行動です。

 ちなみに共産パルチザンは、ロシア人だけにあったものではなく、チャイニーズにもいたし、コリアンにもいました。
そして戦後の焼け野原の日本に大量に入り込んだのが、コリアン系の共産パルチザンです。
彼らは、単なる破壊主義です。
自分さえ良ければ、自分以外のすべてに破壊活動を繰り広げます。
集団だけではありません。
個人についても、個人を破壊しようとします。

 そしてそういう連中が天下をとったとき、民衆の側に何が起こるのかというお話が、今回のこの「祖国遥か」のお話です。

  その情けない日本人以上におかしなのがロシアと特亜3国だという恐ろしさにもいい加減に日本人は気がつくべきでしょう。
  きっと、目覚めることなく滅びるのじゃないでしょうか。そうは思いたくない。


★韓国新政権がスワップ懇願!

2022年06月28日 | 韓国

 Koreaの新政権が相変わらずスワップに必死のようです。まさか日本が答えるとは思えませんが優柔不断総理だけに不安は残ります。
  それにしても、恥をしらない国には呆れるしかない。特に、日本に対してどんなことをしてきたかという自覚も無いようです。
  やはり、こんな国とのお付き合いは一日も早く止めるしかないでしょう。


  それにしても、特亜3国は何時になったら滅びるのでしょうか。もう一押しだと思うのですが、本当にしぶとい。
  と言うか、そんな国から撤退しない企業があるのが信じられない。金に目が眩むとこうなるのでしょう。人間とは哀れですね。


★自らを守らない日本をアメリカが死守する義務はない

2022年06月28日 | 政治の崩壊

 今回のウクライナ戦争で明らかになったのがアメリカの脆弱さでしょう。何といっても、プーチンに核で脅されて参戦せずに武器の供与で誤魔化したことです。

  詰まりは、アメリカは日本や台湾がChinaに襲われても助けてくれることはないということがはっきりしたのです。

  エル土リッチさんがそんな日米同盟の危機をかいてくれたようです。宮崎さんが書評で取り上げてくれています。
  それでも動かない日本の政治は完全に狂っているようです。今、優柔不断総理を選んだ自民党の罪は余りにも重い。
  日本人は甘んじてChinaの侵攻を許すのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和四年(2022)6月17日(金曜日) 通巻第7371号

  書評

 日本と台湾侵攻を露骨に狙う中国の軍事的脅威は目の前にある
   自らを守らない日本をアメリカが死守する義務はない

 ロバート・D・エルドリッヂ篇、鈴木その子他訳
『中国の脅威に向けた新日米同盟』(青林堂)

 国家安全保障議論、とくに欧米著作の翻訳の場合、国際政治、地政学の専門家が訳すとどうしても難解になり、また素人が 翻訳 するとチンプンカンプンとなる。その点で本書の翻訳はこなれている。しかし、たとえば「係争宇宙」などの訳語は「宇宙戦場」 でよいのではないか。
 表題が端的に物語るように本書は、日米同盟の新バージョンを模索し、情勢変化の第一は中国の軍事的脅威にいかに有効に 対応 できるか、それぞれが米海兵隊出身のベテラン、そして全米ジャーナリズムにおいて外交と安全保障の第一人者といわれるビル・ ガーツが加わって多角的かつ重奏的な、喫緊の論考になった。

 編者のエルドリッヂとガーツに加えた執筆陣に、ガーシャネック(元海兵隊中佐)、ファネル(同大佐)、ニューシャム (同大 佐)。かれらは現場で戦ってきた経験から得た教訓が活かされているので説得力に富み、ほかの学術論考と臨場感がまったく異な る。
 ウクライナは国民が銃をとって、侵略者に立ち向かったから、欧米は支援したのだ。
 親露派のドイツまでが反ロシアの姿勢に転換しウクライナへの武器供与に応じた。欧州政治の地殻変動である。バイデンは 直前 までゼレンスキー大統領に海外への移動を勧めていた。

 はたして日本が侵攻されても、日本人が戦わなければ米軍は支援しない。明らかなことで、橋本某がいうように「降伏」し てシ ナ人の奴隷となる道を選ぶのだろう。台湾も同様である。したがって「台湾有事は日本有事」(安倍晋三前首相)という危機の認 識が希薄な日本の雰囲気こそ内部の敵、それも甚大かつ深刻な「敵」なのである。
 本書の執筆陣が力説するように、立ち上がらない国民の国家防衛に、アメリカが支援することはないのだ。
 提言の骨格は、煎じ詰めると日米安保条約の改定である。60年安保は、より対等な内容に改訂された。岸信介が政治生命 をか けた。幾分対等になったとはいえ、しかし条文は不備だらけである。条約とは主権国家同士が締結するのだから、片務生は排除さ れなければならない。

 私事ながら、1980年に「日米安保20周年」を記念して日米シンポジウムが東京で開催され、米国からはフォード元大 統 領、日本側代表は岸信介元首相だったおり、評者(宮崎)は会場のホテルに泊まり込んで内外記者団への広報担当を担った。
 このとき既に日米安保条約の再改定が提議された(記録は『日米安保の二十年』、自由社)。それから42年の歳月がまた たく まに流れてしまった。安保条約が不平等に満ちている事態は、ようやくにして目の前の中国軍の脅威、ウクライナ問題で、これは 緊急を要する政治課題だと気がつくのである。
 ガーシャネックは「危機は二年以内」だと指摘する。なぜなら中国は「アメリカの相次ぐ失敗を冷笑している」からであり 「ロ シアと中国は、信じがたいほど弱い米国大統領を見ている。彼らは二軍より下の国家安全保障チームが舵取りしているのを見てい る」(216p)。
 だからウクライナはサリバン(大統領安全保障担当補佐官)を止めさせろ、と言った。
ガーシャネックのいうようにバイデンのチームは「二軍より下」であるらしい。
 エルドリッヂは「台湾危機は一年以内かもしれないが、アメリカの対応の鈍さに加えて「岸田総理は何の力もリーダーシッ プも 発揮していません」と断言する。(219p)
 ゼレンスキー大統領のように岸田首相は機関銃をもって戦線に立つのか?
 本書でいまひとつ重要な指摘がある。
 日本の核武装に関して、反対の立場ではないし、また日本においては日本の核武装を認めたトランプ前大統領への好意的見 方が 多いことを意外と捉えている。
 問題は日本の自衛隊が統合的システムになく、たとえ核武装しても、それを体系的、統合的に維持管理できない脆弱性があ る。
「日本はそれらを管理するための指揮統制能力をもっていません」(238p、ガーシャネック発言)。
 となると、当面はドイツ方式で「核シェア」(日本国内に配備はしても最終ボタンは米国が持つ)ということになるのだろ う か。
 いろいろと日本の安全保障を熟慮するに有益な本である。

  それにしても、日本の平和ボケは余りにも異常です。長い間築き上げてきた素晴らしい日本も、教育やマスメディアの嘘でここまで劣化するのですから何とも恐ろしい。
  それに気付きながらも職が大事で動こうとしない政治家達。そんな政治家を選ぶ国民。やはり、日本は消滅しかないのかも。

さて、目覚めるか日本人!