次期英首相争いが面白いことになっているようです。対Chinaの路線が票にお起きな影響があるようです。
今、親中派と取られると候補になれないようです。
宮崎さんが報告してくれています。嫌中でないと候補になれないというのは良いですね。早く、日本も世界もそうなって欲しいものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)7月27日(水曜日) 通巻第7415号
次期英国首相最強候補のスナク前財務相は親中派か、反中派か
在英『孔子学院』30校はただちに廃校とすると反中路線を鮮明に
ジョンソン首相の辞意表明に伴い、英国保守党は、熾烈な候補者選定レースの最中。
党内選挙で二人に絞り込まれ、スヌク財務相とトラス国防相の一騎打ちの様相である。争点はロシアへの強硬路線継続と中国への 評価となった。
トラスはジョンソン首相の外交路線に近い。トラス政権誕生となればサッチャー、メイに続き三人目の女性宰相となる。
英国の大衆紙はスナク財務相がプラダの高級靴や高価な服を着用、『庶民感覚から遠い』と皮肉な姿勢で報じている。ところ が、意外な応援団が中国のメディアである。たとえば、『環球時報』は「中国と英国との前向きな関係を熟知している政治家」と 褒めあげた
驚いたのはスナク陣営で、早速、「中国は今世紀最大の脅威であり、英国に対してサイバー攻撃、ハイテク企業の買収など、英 国の安全保障上、最悪な脅威を見逃せない。わたしは首相官邸にはいったら第一日目に在英30校の孔子学院の閉鎖を命じる」と 強気の姿勢を示した。
英国メディアによれば、スナクの岳父がインド大手企業インフォシス社の共同創設者であり、フォーブスのインド財閥五十一 位。同社は北京、杭州、東莞、南京、広州、武漢、大連、香港などに支社があり、中国とは切っても切れないビジネスの絆がある と指摘している。
もっとも同社は日本にも支社があり、パナソニック、パソナなどと提携して幅広いネットサービスを展開しており、英国の首相 指名選挙とは無関係である。
英国ではやはり貴族階級のようなものが幅を利かせているのでしょうか。何となく、嫌な感じですね。
やはり、世界は金持ちの天下のようです。