明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



夕方、青木画廊に顔を出すと、義太夫三味線の鶴沢“人間椅子佳子”寛也師匠に、お稽古帰りに寄っていただく。私の作品の前で記念写真。入れ替わるように、そもそも寛也さんを紹介いただいた蕃茄山人氏が娘さんを伴いみえる。中学生だったと思うが、171センチの私より背が高い。演芸は息子さんと、美術は娘さんとでかけるそうである。 芳名帖を見ると『K本』『K越屋』の名前。常連も来てくれている。木場に着き、K本から流れた常連が、蔭で第2サティアンと呼ぶ『T屋』によどんでいるのではないかと寄る。暖簾はしまっていたが、隙間からYさんの顔が見えるので、こじ開けて入ると全員すでにヘロヘロ。聞くと、これまた常連で、定年退職後、益々いい味のGさんが、27、8の息子を初めて連れて来て、さっきまで飲んでいたという。それを、そこまで喜ぶこともないと思うのだが、余韻覚めやらずという皆さんであった。いかにも下町であるが、合流したのが遅く、ノリそこなった私である。

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