明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



齢のせいか睡眠時間が短くなったが、自分がどのくらい寝たのか気にしないようにしている。暗いうちに目が覚めてしまうと、どうにも腹が減り、T屋に鮭に卵と海苔の朝定食を食べに行く。6時頃にはタクシーの運転手が飲み始めており、9時も過ぎると全員ろれつが回っていない。この中で飲まないでいるというのは、ヌーディストビーチで、一人服を着ているようなもので、つい焼酎のお湯割りなど飲ってしまうが、睡眠時間を気にしないようにしているのは、例えば2時間しか寝ていないことに気付けば、がっかりするからなのだが、この2杯でそんなことも忘れ、今日はあれを作ろう、あそこをどうしようという気分が沸いてきて、早く家に帰りたくなるので、一日の始めに良いリズムが生まれているのではないだろうか。幸い体質的に二日酔いをせず、検査をしても、そちら方面はAが並んでいるので、お医者様には、たいしてアルコールを好まない男という顔をしているのである。 T屋では早朝から奥さんが定食を作ったり酒を注いだりしているが、10時を過ぎると、亭主のHさんが交代のため、殺人を目撃して、呆然としているような顔をしてゴソゴソと上から降りてくるのである。そしてしばしば、ついさっきまで一緒に飲んでたよなあ、と思うのである。

01/07~06/10の雑記
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