明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



今日は粘土を買いに行こうと思ったが、腹の具合があいかわらず良くないので一日パソコンの前。それでも夕方になり、このくらいだったらアルコールで消毒した方が良いかも、という気がしたのでK本に出かける。ところが最近、小学生の子供を連れてくる馬鹿親父がいて、また来ていた。私には酒場に子供を連れてくる神経が理解できない。子供にも良くないが、客が迷惑である。いたいけな子供に見られながら酒を飲んで美味いわけがない。K本の女将さんは、本来酒場は男の場所と考えていて、女性が何人かで来たりすると機嫌が悪い。ひどいのになると、三人で来てビール一本で居続けるような非常識な女性客がいて、そうなると次回の入店は難しい。しかしそんな女将さんも子供には甘く、楽しそうにしている。女将さんが許しているのだから客の私がどうのということはない。本日の常連の馬鹿話も、子供に聞かせてよい話など一つもなかった。私は二十年以上K本に通っているが、子供がいるところで飲むくらいなら私は行かない。  母の昔からの友人が亡くなった。先月の末には元気で食事していたのに癌だったらしい。 昔東京にはトニー谷のギャグではなく、“ざあます”言葉というものが確かにあった。そのKさんがまさにその使い手で、キラキラして先がとんがったCat Eyeタイプの眼鏡をかけていた。もっと線が細くて綺麗でお上品であったが、まさに昔の塩沢トキがやっていた、PTA会長のイメージである。妹さんが上原謙の家の隣だか近所に住んでいて、我儘なドラ息子のエピソードを訊いていたので、TVで息子を見るたび可笑しい。Kさんというと、お土産のエクレアとモロゾフのクッキーである。子供の頃私は甘い物があまり好きではなかったが、生て初めて食べた生クリームは衝撃的で、まさに“雷”に打たれたのであった。

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